京都からJR湖西線で移動することおよそ1時間。琵琶湖の景色を楽しみながら、旅気分を味わい、目ざすは西近江路(じ)と湖上交通の拠点として栄えた宿場町・海津の『湖里庵』。
湖の自然や食文化を体感する一日1組の和のオーベルジュ
湖里庵(滋賀・奥琵琶湖)
琵琶湖の絶景と美食を洗練の空間で味わいつくす
ここを訪れる誰もが目を見張り、息をのむのが、窓一面に広がる琵琶湖の絶景。穏やかな湖面を客室、ダイニングのいずれからも一望でき、その景色は刻一刻と移り変わる。さらに湖の幸を深く掘り下げた美食が体験できるのも魅力。「海津は琵琶湖の中で最も水のいい漁場。以前は海の魚も使っていましたが今は湖魚に絞り、鮒寿しや山の幸とともにお楽しみいただきます」と語る7代目主人の左嵜謙祐(さざきけんすけ)さん。初夏に向けては鮎の稚魚の氷魚や天然鰻、琵琶マスが登場し、名物の鮒寿しは2年熟成の自家製で、お酒も同じ空気と水で育ったもの。自然と時間が醸す美味美酒が心と体にしみ渡る。
鰻の脂をまとわせながら、皮はカリッと、身はしっとり焼いた天然鰻の白焼き。くさみはなく、鰻のおいしさがダイレクトに味わえる。
氷のように透き通った鮎の稚魚の氷魚の釜揚げ。きれいな苦味がこの地で仕込まれたお酒を誘う。
おだしでいただく鮒寿しのお茶漬。鮒寿しをくずしながら食すとコクのある独特の酸味がより感じられる
「京都吉兆」で修行したご主人の左嵜謙祐さん。洗練の技と生まれ育った土地の記憶を融合させながら、奥琵琶湖に息づく伝統の味と鮒寿しパスタなどの新味を提供している
湯ぶねにつかりながら神秘的な琵琶湖を楽しめる。
宿泊は2階を貸し切り。和のリビングのほかに、ベッドルームや和室もある。江戸時代から続く鮒寿しと川魚を扱う『魚治』が建物を再建し、2021年に一日1組の和のオーベルジュとして再スタート
和モダンな空間で四季折々の琵琶湖の幸と景色を堪能。湖水の香りをまとい、うま味を蓄えた湖魚を地元の銘酒とともにいただけるのが魅力。湖景の移ろいを楽しめるように夕食は17時スタート
DATA
滋賀県高島市マキノ町海津2307
☎0740・28・1010
㊡火曜、第1・第3水曜
料金/ 1泊2食つき¥50,000(1名料金、税・サ・宿泊税別)
客室/1室(2〜6名、1名不可)
IN15:00 OUT10:30
食事/食事のみの利用可。昼、夜とも¥15,000(税・サ別)、要予約
アクセス/JR湖西線マキノ駅より徒歩約20分。駅より送迎あり