缶クッキーに、カヌレ、マドレーヌ……手土産上手さんからの至福の焼き菓子8選【ウェブエクラ編集長シオヤの「あら、素敵☆ 手帖」#44】

目に可愛らしく、口にして美味しく、幸せな手土産の代表といえば、焼き菓子。最近いただいてアガった、素敵な焼き菓子をご紹介します!
ウェブエクラ編集長 シオヤ

ウェブエクラ編集長 シオヤ

50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。
 以前こちらのコラムで、素敵な「手土産上手」の皆さまからいただいた、美味しいお菓子をいくつかご紹介したところ、なかなかの反響をいただきました。そう、美味しくて気の利いた手土産って、秘密のMY黒革の手帖にメモしておきたいほど、知っておいて損はないもの。あれから半年。またそのメモが増えてきたので、こちらでご報告させていただきます。今回は「焼き菓子」にしぼってみました。
1. 「村上開進堂」のロシアケーキ by ドクター Tさん
村上開進堂の箱
箱を見ただけで「……きゃあ♡」と心アガるお菓子があります。京都・村上開進堂のお菓子も、間違いなくその一つ。
「村上開進堂」のロシアケーキ
お会いするときに、いつも素敵な手土産をご用意くださるのは、ドクターのTさん。情報通な上に、フットワークが軽くて、お忙しいのに素敵なお心づかいをくださいます。
そんなTさんが先日手渡してくださったのが、こちらのお菓子。シオヤも大好きな村上開進堂のロシアケーキです! うれしい! サクッと軽くて、上品な甘さのクッキー生地の間に、アプリコットや柚子など様々な味のジャムやチョコが挟まれていて、ティータイムにぴったりなんですよね。かつて京都旅行の折にお店を訪ねても、定休日だったり売り切れていたり……といった経験もあるシオヤ、その貴重さは重々承知しております。なんでもTさん、京都旅行に行ったわけでもなく、わざわざ取り寄せてくださったのだとか。確かお取り寄せも、いつでも誰でもできるわけではなかったはず……とそのありがたさを感じながら、大事に大事にいただきました。
2. 「銀座 虓(コウ)」のカヌレ・ド・ボルドー by クリエイター Nさん
「銀座 虓(コウ)」のカヌレ・ド・ボルドー
入手困難なお菓子、といえばこちらもそうでした。紹介制のカヌレ専門店「銀座 虓(コウ)」のカヌレ・ド・ボルドーです。不勉強ながら、初めて耳にしたこちらのカヌレをくださったのは、クリエイターのNさん。美味しいものをよくご存知のNさんが選ばれたお菓子、というだけでもう興味津々だったのですが、口にしてみるとこれがもう絶品のカヌレ! 外側はカリっと重厚感もありながら、中はしっとり、そしてバニラや蜂蜜を感じるカヌレの香りに、ラム酒の風味が麗しく、小ぶりながら一ついただけば、幸せな満足感でいっぱいに。美しい箱に入ったカヌレは10個入りで、ギフトにすれば絶対喜ばれるだろうなあ……という安心感もあります。住所・電話番号非公開、予約制とのこと。そのヒミツ感もまた、いただいた時の驚きとうれしさを倍増してくれるものであります。
3.「EN VEDETTE」の焼き菓子 by 友人Hさん
「EN VEDETTE」の焼き菓子
おしゃれで美味しいカフェにビストロ……東京の新たなグルメタウンとして注目をあびる「清澄白河」。シオヤにはこちらに住む友人がおりまして、ちょくちょく地元の美味しいお裾分けをしてくれます。「EN VEDETTE(アンヴデット)」も、そんな彼女に教えてもらったお店の一つ。今は清澄白河のほか、渋谷スクランブルスクエアにもお店があります。
生菓子にチョコに……とお店には様々なお菓子が並んでいるのですが、ギフトにはやはり日持ちもする、焼き菓子の詰め合わせが手堅いです。フィナンシェやマドレーヌ、ショコラやピスタチオのパウンドケーキのスライスなどを詰め合わせたセットをいただきましたが、仕事の合間にコーヒーと共にちょこっとつまむ幸せといったら……! 個包装の上、一つ一つが小さめで罪悪感がないサイズなのもうれしいところ。シオヤの推しはマドレーヌですが、まだまだ食べてみたいお菓子がたくさんあるので、今度またじっくりお店を訪ねてみようと思います。
4. 「シヅカ洋菓子店」の焼き菓子 by 某ファッションブランド様
シヅカ洋菓子店の焼き菓子
ファッションの次シーズンのコレクションを見せていただく「展示会」というものがありまして、伺うと帰りにお土産をいただくことがあります。各ブランドさん、趣向をこらした素敵なお土産をご用意くださることが多く、恐縮しながらも嬉しくいただいて帰るのですが、確実に「流行り」もありまして、そんな多くのブランドさんが選ぶ手土産の一つが、この「シヅカ洋菓子店」のお菓子です。整然と並ぶ様子も美しいクッキー缶も人気なのですが、この時はクッキーのほかジャムサンドやフロランタンなどのプチセットをいただきました。「シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所」というお店の名前にあるように、厳選された原料を使い、SDGSに配慮されたものづくりをされているとのことで、どなたに差し上げても安心、というところも人気の理由かと思います。そして何より、美味しいんですよね。上品で優しい味で。といって決して物足りない、というわけではなく。仕事に疲れた体を、ふんわり癒してくれるお菓子でした。
5.「パティシエ・シマ」のクッキー by 化粧品ブランド PR Tさん
「パティシエ・シマ」のクッキー
長年、ラグジュアリーな化粧品のPRをされているTさん。シオヤも20代のころからお世話になっているので、もう〇十年のお付き合い……なのですが、楽しいこと、美味しいものをよくご存知の人気者。そして久しぶりの会合でお渡しくださったのが、こちら「パティシエ・シマ」のクッキーなのでした。麹町にあるお店の名前は伺ったことがあるものの、お菓子をいただくのは初めて。一見オーソドックスな焼き菓子の詰め合わせですが、オーソドックス万歳! とっても美味しかったんです。とくに写真右下のクッキーがバターの風味たっぷりで、すぐに無くなってしまうのが寂しくて、ちまちまと数日(でも数日)かけていただきました。缶クッキーって流行りだし人気だけれど、案外自分ではあまり買わないものですよね。追って「わざわざ麹町まで買いに行ってくださったのでは……?」と美味しいクッキーのお礼を言うと「自分の分も買いたかったから!」とまた笑顔で笑い飛ばしてくれる優しさも、Tさんの人気者たるゆえんなのでした。
6. 泉屋のクッキー by 某ファッションブランド様
泉屋の箱
クッキーといえば。はい、こちらの包装紙の安心感たるや。
泉屋のクッキー
泉屋のクッキーはギフトの定番ですが、シオヤは仕事で撮影時にスタッフがつまむおやつに、紙箱入りのカジュアルな詰め合わせをよく買っていました。可愛い季節のデザインの箱が登場したり、いろいろな味が楽しめるクッキーの詰め合わせはスタッフみんなで楽しめて、重宝するんですよね。先だって編集部スタッフが展示会のお土産にいただいてきた、こちらのクッキー缶。開けると、クッキーの上にそのブランド様のロゴがプリントされていました。写真には映っておらず恐縮なのですが……! 「こんなデザインのオーダーもできるのね!」と知り、ビックリ。なじみのクッキーが、なんだかまた新鮮に見えました。お味はいつもの、安定の美味しさ。いつかオーダークッキー、作ってみたいものです。
7.「カフェタナカ」のクッキー缶 by エクラ編集部 Kさん
カフェタナカのクッキー缶
エクラ編集部のKさんが、大阪のお土産として買ってきてくれたのが、こちらの可愛い缶入りクッキー。シオヤは存じ上げなかったのですが、「カフェタナカ」は、もともと名古屋にあるお店なのですね。「阪急 うめだ 限定なんだって!」と教えてもらうと、またありがたみがアップします(笑)。一つ一つのお菓子の詳しい説明書きを読むと、京都のお味噌に高知産のベルガモット……と興味深い素材が使われているようで、いただいてみると確かに! お味噌の味がするクッキーが。そして様々な触感、様々な味の焼き菓子がバランスよく入っていて、これは確かに手土産にぴったり……と納得。そしてやっぱり、可愛いデザインのクッキー缶って、それだけで気持ちがアガりますよね! 食べ終わったら、何を入れようかな~と楽しみが続くのも嬉しいです。
8.「LOEWE×Suna Fujita」のクッキーボックス
さて、ちょっと番外編。11/11(土)からリニューアルオープンされる「カサロエベ表参道」の内覧会に伺ったところ、素敵なアイテムをご紹介いただきました。なんとかわいいクッキー缶!
ロエベのクッキー缶
ロエベのクッキーボックスの中身
こちらは、ロエベと京都の陶芸ユニット「スナ・フジタ」とのコラボレーションの一環で、期間限定で発売されるクッキーボックス(26枚入り 税込 6,300円)です。パンダのほか、クマやワオキツネザルのデザインの缶もあり、「か、かわいい……☆」と思わず声がもれました。カサロエベ表参道の隣にオープンする期間限定ショップで、11月11日~12月26日の木金土日・祝日のみの発売だそう。これはまたレアですね……! ちょっと食べるのがもったいない感じ。ショップには、同じくキャラクターがかわいいチョコレートボンボンやアイシングクッキーも。ギフトにしたら、喜ばれること間違いなし! ですが……その前に自分のために買いたい!のが本音かも(笑)。
だんだん温かい飲み物が恋しい季節になってきたので、またコーヒーのお供にピッタリな、焼き菓子を探していきたいと思います!
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