【韓国ドラマアワード2023】韓ドラ班が勝手に表彰!’23年の最優秀男優賞は誰?

’23年も日本を沸かせた韓国ドラマ。今回は、エクラ韓ドラ班が最優秀男優賞を3人選出! 大人気の若手俳優からエクラ世代の“イケおじ”まで演技力に脱帽!

最優秀男優賞

名脇役から名主役へ。近年、主演作が続々の大ベテラン! イ・ソンミン

イ・ソンミン
写真/スポーツコリア/アフロ

『財閥家〜』では韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれる百想芸術大賞の男性最優秀演技賞を受賞。名脇役として高い表現力を発揮してきた彼が今年は2作品とも主役を演じ大ヒットに。

『 財閥家の末息子 ~Reborn Rich~ 』
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『財閥家の末息子~Reborn Rich~』
財閥の創業一族につくしてきた主人公(ソン・ジュンギ)が殺害され’80年代にタイムスリップ、その財閥一家の末息子として生まれ変わる復讐劇。イ・ソンミンは、財閥の創業者役に扮する。
■Leminoにて日本独占配信中

『 刑事ロク 最後の心理戦 』 シーズン2
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『刑事ロク 最後の心理戦』シーズン2
イ・ソンミンが老刑事に扮し、定年間近にして現場主義を貫きながら、事件の影に潜む巨悪と対決するヒューマンサスペンス劇。シーズン2では、熟練した刑事の老巧さ、悔恨、哀感ものぞかせる。
■ディズニープラス スターにて全話独占配信中

モデル出身の高身長と抜群の演技力で“ロマンス職人”の異名も キム・ヨングァン

キム・ヨングァン
写真/アフロ

ただそこにいるだけで寂しさを漂わせる『愛だと〜』の精妙な演技に魅せられる女性が続出。広い背中から放たれる孤独感には上品なセンシュアルさも。

『 愛だと言って 』
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『愛だと言って』
■ディズニープラス スターにて全話独占配信中

演劇出身の遅咲き俳優。うまさも味わい深さも天下一品 リュ・スンリョン&元祖韓流スターの貫禄。そこにいるだけで華がある! チョ・インソン

リュ・スンリョン
写真/アフロ
チョ・インソン
写真/REX/アフロ

世界的なヒット作となった『ムービング』。8話目からは親世代の話が展開され、無骨なロマンチストを演じるリュ・スンリョン、心優しい無敵なエリートを演じるチョ・インソンのベテラン主演男優の愛のストーリーに号泣必至。ふたりの愉快な関係性も楽しい。

ムービング1
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ムービング2
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『ムービング』
■ディズニープラス スターにて全話独占配信中

50代の"イケおじ"が大活躍!ベテランの底力に脱帽

私たちが語ります! エクラ韓ドラ班

ライター 小田 香
『韓流ぴあ』の創刊時からブレーンライターとして携わる。取材した俳優・ドラマは数知れず。韓流ドラマの生き字引とはまさにこの人。

ライター 山崎敦子
Web éclatやSPUR.JPで韓流ドラマのレビュー連載を執筆。K-POPやKミュージカルにも沼り中。多いときは1年に4回ほど渡韓も。

編集H
『冬ソナ』からのファン。猟奇や殺人鬼などノアールなダークものが大好物。

編集K
ドラマもK-POPも韓流沼どっぷり。好きが高じて、1年間の韓国語学留学まで。

山崎 やっぱり’23年はイ・ソンミンの年。『財閥家の末息子』の会長役は圧巻でした。

K 語り継がれる名作『ミセン』のオ・カジャン(オ課長)ですよね。大好き!

小田 うまい、とにかくうまい。動の演技も静の演技も絶品です。

山崎 『刑事ロク』の老刑事役も、体を酷使しながら、すぐに心臓止まっちゃうのでは?とハラハラさせつつ、走り続ける姿が壮絶。

H イケおじですね。今いくつなのかしら?

山崎 55歳。今年は50代のイケおじがけっこう、がんばったんですよね。『ムービング』の回復能力者ジュウォンを演じたリュ・スンリョンも強くてかわいいイケおじでした。

K めちゃくちゃ腕っぷしが強いのに、方向音痴で宿に戻れなくて泣いちゃう。そして、無骨なのにロマンチスト。

H 『賢い医師生活』の女優クァク・ソニョンとの夫婦の物語に泣きました。

一同 うんうん。

小田 個人的には飛行能力をもつキム・ドゥシク役のチョ・インソンも推したい!

山崎 ハン・ヒョジュとのロマンスは、さすがの存在感でしたね。やっぱり華がある。

小田 昔は、今のチャウヌみたいな存在だったから、愛嬌があるし、性格もかわいいの。愛されるために生まれてきたよね、みたいな。

K 『バリでの出来事』『その冬、風が吹く』など、昔のドラマでも輝いていた。

山崎 『ムービング』でも闘いぶりはスマートで、上司に対しては強く、なのに妻(ハン・ヒョジュ)や息子に優しい。圧倒的な主演オーラを感じました。彼が主軸になると予想するシーズン2も楽しみでなりません。

小田 『愛だと言って』のキム・ヨングァンも主人公ドンジン役の繊細な演技が光っていたと思う。

山崎 ’22年の『サムバディ』の猟奇的な連続殺人犯役もすごかったんだけど、それとはまったく違うまじめで優しい男。180度異なるそれぞれの愛を続けて演じるのは大変だっただろうけど、どちらもリアルだったなあ。

H 個人的には『D.P.』のシーズン2や『カジノ』のソン・ソックにも賞をあげたい。

K シーズン1よりも物語の中核を担っていたし、『カジノ』の自然体な演技もよかった。でも、’22年の『私の解放日誌』があまりにも印象的だったので今年は助演賞に。

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