2025新作から、50代が選ぶべき時計は……?大人の女性にふさわしい腕時計ウィッシュリスト6

今年の新作情報が出揃った夏こそ、いつかは手にしたいと思っていた憧れブランドの腕時計をマークすべき時。世界的に知られる6ブランドの新作時計から、大人の女性にふさわしい1本を厳選してお届けしよう。

今季はブランドならではの名作時計を現代にアップデートしたモデルが充実。いずれもマニュファクチュール(自社一貫生産)で製作され、確かなクォリティに裏着けられたものばかり。セレクトの基準は、着けた時に心地よくなれるかどうか。その時計をどんな場面で着けたいかをイメージできたら、自分にジャストフィットする新作に出会えるはず!

カルティエ

バロン ブルー ドゥ カルティエ

バロン ブルー ドゥ カルティエ

時計を見るのが楽しみになる、ロマンティックなデイ/ナイト表示
2007年のデビュー以来、青い風船を意味するネーミングとリューズに配された象徴的なブルーのカボションで知られ、快適な装着感で愛されているモデル。ラウンドケースの両面に膨らみを持たせたマカロンのようなフォルムと、3時位置に配されたリュウズプロテクターが、円どうしの美しいバランスを描き出す。スモールサイズの新作には、さらにもうひとつの円、デイ/ナイト表示が添えられている。数々の新しいデザインの時計を生みだしてきた、カルティエならではの1本だ。その表示には、ムーブメントと連動するディスクによって、昼と夜の移り変わりがわかるワクワク感がある。この仕組みを活用して、時には心を天空に遊ばせよう。ケースを取り巻くダイヤモンドの輝きにも癒される。

「バロン ブルー ドゥ カルティエ」ウォッチ(36mm/K18WG×D0.79ct、サファイアカボション、自動巻き、デイ/ナイト表示、アリゲーターストラップ)4,804,800(予定価格)202511月発売予定〕/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
問い合わせ先/カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00

パテック フィリップ

ノーチラス 7010

ノーチラス 7010G

スポ―ティ&エレガンスを体現する時計を携えて旅に出る

アズールブルーと名づけられた鮮やかなカラーが、今年の新色。ラック技法を施された波型模様の文字盤とファブリック柄のストラップが配され、サテンのように艶やかなホワイトゴールドのケースにマッチする。1976年に発表された「ノーチラス」は、舷窓をモチーフにした8角形のベゼルや独創的な構造のケースで知られ、スポーティでありながら洗練された佇まいが絶大な人気を誇る。カジュアルなパンツスタイルからエレガントなドレスまで幅広く対応できるモデルだから、旅のさまざまなシーンで楽しみたい。お洒落なレストランでのディナーには、選びぬかれたダイヤモンドの煌めきが華やかさを添える。どんな場面でも、大人の女性の品格と自信を与えてくれる1本だ。

「ノーチラス 7010(32mm(10-4時方向)/K18WG×D0.8ct、クォーツ、複合素材ストラップ)6,700,000/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター(パテック フィリップ)
問い合わせ先/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
03-3255-8109

ロレックス

オイスター パーぺチュアル デイトジャスト 31

オイスター パーぺチュアル デイトジャスト 31

炎のような赤の明暗で魅せるダイヤルが、パーティの主役
新作のレッドオンブレダイヤルは、夕暮れに地平線から放たれる太陽の最後の輝きのように、光と影のコントラストを表現する。中央の炎のような色味から縁の深い赤へとの繊細な変化を、ベゼルとダイヤルにセットされたダイヤモンドが引き立てる。この繊細なカラーを可能にしたのは、ロレックスのダイヤル製造技術。そこに熟練のジェムセッターのスキルを融合して生まれたダイヤルは、昼は光を反射し、夜は影によって輝きを増す。この神秘的な赤が見る人を魅了し、パーティの話題のまとになりそうだ。細やかなリンクがしなやかなつけ心地を生むオリジナルのプレジデント ブレスレットが、優雅な魅力を演出する。華やかな表情に加えて、伝統の防水ケース「オイスター」を備えている点も見逃せない。美しさと機能性を兼ね備えたソリッドゴールドモデルがここにある。

「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31(31mm/18ctYG×D1.02ct(ベゼル)、レッドオンブレダイヤル、自動巻き、プレジデント ブレスレット)7,327,100/日本ロレックス(ロレックス)
問い合わせ先/日本ロレックス

0120-929-570

オーデマ ピゲ

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

ふたりでシェアしたい時計と共に、パートナーとアウトドアへ

2019年の発表以来、瞬く間に人気を獲得したコレクションの新作。11.59は新しい一日の始まる1分前の時刻を示唆している。このモデルは、立体的なモダンデザインが新鮮だ。多層構造のケースには、ブランドアイコンの8角形を取り入れるなど、独創的な造形美を表現している。文字盤とストラップは深みのあるグレーで統一され、アイコニックなナイトブルーがアクセントを添えて、ユニセックスな魅力をアピール。スチール素材とテキスタイル調のラバー加工ストラップの組合せは水に強く、真夏の暑さやスポーツにも適している。41mm径のユニセックスなサイズ感は、女性らしい着こなしにあえて合わせてコントラストを楽しめ、パートナーとの共有もおすすめしたい。使いやすさとデザイン性の絶妙なバランスに、時計マニアでなくても心を奪われそうだ。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」(41mm/SS、自動巻き、30m防水、パワーリザーブ約70時間、反射防止加工サファイアクリスタルケースバック、ラバー加工ストラップ)3,795,000/オーデマ ピゲ
問い合わせ先/オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000

ブレゲ

クラシック スースクリプション 2025

クラシック ス―スクリプション 2025

生まれかわった歴史的な時計を腕に、アートと向き合う

現代の時計の基礎を創ったことで知られる天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲ。彼の手によって1796年に誕生した伝説の懐中時計が、創業250周年を記念して腕時計になった。誕生時から変わらない最大の特徴は、針1本で時刻を知る仕組みにある。読み取り方はシンプルで、時間は数字を、分は針の先端が指すレイルウェイトラック(1分刻みの目盛)の位置を見る。新作時計には、2世紀以上前に実現したこのアイディアに想を得て開発されたキャリバーVS00が搭載されている。もうひとつ忘れてならないのは、18世紀の時計職人が使用していたゴールドにインスパイアされて鋳造された、美しい色味と耐久性を兼ね備えたブレゲゴールドが用いられていること。歴史的なクラシック時計好きにおすすめの1本だ。斬新な発想を作品に結実させる手法は、まさにアート。美術館を訪れる日は、作品どうしが共鳴するこの時計と一緒に!

「クラシック スースクリプション 2025(40mm/K18ブレゲゴールド、グラン・フー エナメル文字盤、ブレゲ針、手巻き、パワーリザーブ96時間、サファイアクリスタルケースバック、アリゲーターストラップ)7.359.000/ブレゲ ブティック銀座(ブレゲ)
問い合わせ先/ブレゲ ブティック銀座
03-6254-7211

ヴァシュロン・コンスタンタン

トラディショナル・マニュアルワインディング

トラディショナル・マニュアルワインディング

270年間の歴史を投影するモデルとクラシック演奏会へ

メゾンが得意とする優美でありながら控えめなデザインは、今も伝統的な機械式時計の王道を守る、オンリーワンの存在だ。その代表作のひとつが、18世紀のジュネーブにおける高級時計製造に敬意を表し、独特の美学を高い技術力で表現した「トラディショナル」コレクション。その創立270周年記念モデルに注目したい。最も特徴的なのが、伝統的な技法を再現した「コート・ユニーク」仕上げの極薄自社製ムーブメントと、MOP文字盤に施された、マルタ十字と幾何学模様の周年記念モチーフ。いずれも静かなエレガンスをたたえている。手巻きムーブメントを備えた腕時計の基本にかえる1本は、100年後も残っていくであろうモデル。クラシック音楽と響き合う物創りを通して、世代を超えて受け継がれる時計の意義に思いをはせよう。

「トラディショナル・マニュアルワインディング」(33mm/K18PG、ダイヤモンド計約0.87ctMOP文字盤、手巻き、サファイアクリスタルケースバック、アリゲーターストラップ)[270本限定モデル]¥5,016,000/ヴァシュロン・コンスタンタン
問い合わせ先/ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755

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