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初のソロコンサートの夢を叶える、iKON・JAYさんにインタビュー「年齢は関係ない。自分らしい姿が一番かっこいいと思います」

兵役を経て、再始動を果たしたしたiKONのJAY（ジナン）さん。8月には、ソロアーティストとしてリリースしたばかりのフルアルバム「207」の曲も披露する「JAY 207 2025 JAPAN TOUR」を開催予定。ステージで見せるカリスマとは異なる、ジェントルなJAYさんの魅力あふれるインタビューをお届け。流暢な日本語でこれからの活動への思いなどを語ってくれました。
iKONのJAYさん
──除隊して約2週間後、5月に開催された2年ぶりとなる大阪、東京、ソウルでの「BLUE MOON JAY FANMEETING TOUR 2025」も大盛況でした。あらためてファンと触れて感じたことは？
最初の曲を歌うとき、思いがこみ上げてきて……、実は泣きました。軍隊に行く前に、本当はファンミーティングをする予定だったのですが、いきなり入隊することになり、中止になった経緯もあったので、「やっと会えたなあ」という気持ちでした。ファンの皆さんの顔を見たら、グッときて、みんな泣いてくれたり、「おかえり～」と言ってくれたので幸せでした。
──7月31日にアルバム「207」をリリースされましたが、今回のアルバムのテーマや思い入れについて聞かせてください。
今回は、9曲入ったフルアルバムです。僕が長い間、どの曲を入れようか、ずっと悩んで、ようやく決めた曲ばかりです。タイトル名の「207」は、僕の誕生日なのですが、あらためて皆さんに、自分のことをちゃんとお見せしたいなという気持ちでつけました。さまざまなジャンルの曲が入っているので、いろいろな角度から僕の魅力を感じてもらえると思います。
──8/29、31の日本でのソロ公演「JAY 207 2025 JAPAN TOUR」はどんな公演になりそうですか？　
僕はずっと、僕の曲だけでコンサートをやりたいと思っていたんです。一人だから寂しい気持ちもあるんですが、一人でカッコよくステージを披露したい。メンバーの空席を感じさせないくらいしっかり準備して、“ソロアーティスト”として魅せたい気持ちでいっぱいです。そして、メンバーのJU-NE（ジュネ）が、スペシャルゲストとして参加してくれることになったので、さらに期待してほしいです。
iKONのJAYさん
──デビューして10年。大人になったな、アーティストとして成長したなと思うのはどんな時ですか？
以前は、自分をよりかっこよく見せたくて、焦ったり緊張したりしていたと思います。でも、今10年経って、余裕ができたというか……。ファンの皆さんも言ってくださってますよね、「存在していてくれるだけでありがとう」みたいな。それを聞いたら、ちょっと焦ることはなくなりました。ちゃんと自分をそのまま見せたい。そんなふうに気持ちが変わったと思います。
──兵役時、障害を持つ子供たちの施設に勤務されたそうですが、心に残っていることはありますか？
たくさんあります。普段はなかなか会えない子達に会って、僕ももっと温かい目線と関心を持っていきたいと思うようになりました。子供達も僕が誰だか知らなかったのですが、最後にお別れする時に、泣いてくれたり、一生懸命手紙を書いてくれたりしたので心が温かくなりました。
──兵役中は、規則正しい生活に、初めは戸惑ったそうですね。
そうですね、歌手ってそんなに規則正しい生活ではないじゃないですか。それで初めて会社員のかたの気持ちがわかって、尊敬に値するほどかっこいいと思いました。
──今は、何をしている時が一番リラックスできますか？
僕、軍隊の時に毎朝起きてお茶を飲みながらジャズを聴く、その時が一番リラックスできたんです。今でもそれは続けていて、お茶は結構、種類もストックしています。ウーロン茶とかジャスミン茶とか。ティータイムは欠かせないですね。
──今一番、幸せに感じることは？
今はアルバムを早くお見せしたくてドキドキしています。そして、やっぱりソロコンサートをすることを考えると幸せになりますね。楽しみですし。
──一番ハマっていることは？
ランニングです。週に3、４回くらい、5キロから10キロ走っています。走ると悩みがなくなったり、気分もよくなるので。昼に走っていますが、今は暑くなってきて……。それはそれで汗をかくから健康的で気持ちいいんですけど、これからもっと暑くなったら走れないですね（笑）。
iKONのJAYさん
──好きな香水は、ココナッツ系だとか？　甘い香りや食べ物が好き？
甘い系の香りが好きですが、特に決めている香水はなく、定期的に変わりますね。でも、スイーツはあまり好きじゃなくて、お酒のほうが好きです（笑）。
──ファッションで目指しているスタイルはありますか？　30代になって、着てみたい服は変わりましたか。ファッションの参考にしている人やメディアはありますか？
目指しているスタイルや、ファッションの参考にしている人は特にいないです。普段は、ニットやシャツ系を着ることが多く、ちょっと楽な格好が好きですね。僕は日本に来たら絶対に服の買い物に行きます。日本のブランドが好きで、メゾン ミハラヤスヒロなどがお気に入りです。
──活動の思い出が詰まっているアイテム、メンバーとのお揃いのアクセサリーなど、特に大事にしているファッション小物は？
最近は、僕がデザインして作ったMD（グッズ）の指輪をいつもつけています。（指輪を外して見せながら）内側にJAYって書いてあって、誕生日も入っていて好きなアイテムです。メンバーとデビューの時に一緒に作った指輪もあって、それもたまにつけています。
──苦手だけれど、いずれは克服したいなと思っていることはありますか？
今はないです（笑）。苦手だったりできないことはたくさんあると思うんですが、それを無理やりにやろうとしていないんです。それはそれでいいと思っています。人間には得意なことと、得意じゃないことがあると思うから、得意なことに集中したほうがいいと思うんです。
──なにかに迷ったとき、最後の決め手になるのはどんなことですか？
僕は他の人に意見を聞くこともあるのですが、結局、最後に決めるのは自分だから、自分の直感を信じるスタイルです。以前は、迷い始めると、いろいろと気持ちが変わって、おかしな方向に進んでしまったことも。だから今は、最初の直感を大切にしています。
iKONのJAYさん
──座右の銘は何ですか？
難しいですね。「すべては自分に戻ってくる」でしょうか。自分がとった態度や行動は、結局は自分に戻ってくると思うので、何に対しても優しく生きていきたいなと思っています。デビューの時からそう思ってやってきたように思います。
──JAYさんが考える、10年後になっていたい理想の大人の男性像とは？
僕は年齢は関係ないと思っています。50歳になっても20代みたいにいられると思うし、自分らしい姿が一番かっこいいと思います。かっこつける人ではなくて、ありのままの自分でいることがかっこいい。僕も、昔はかっこつけていた部分もあったけど、いつからか、自分は自分ができることをやっていこうという気持ちになりました。
──最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いいたします！
長い期間、僕を忘れないで離れずに待っていてくださってありがたい気持ちでいっぱいです。今回のアルバムは自分のすべてを表現しているので楽しみにしていてほしいです。これからも皆さんの期待に応えられるよう努力していきます！愛してます！

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初のソロコンサートの夢を叶える、iKON・JAYさんにインタビュー「年齢は関係ない。自分らしい姿が一番かっこいいと思います」_1_5
JAY ●1994年2月7日生まれ。韓国の6人組ヒップホップアイドルグループ、iKONのリーダー。愛称は本名のジナン。iKONは2015年に韓国でデビュー、翌16年1月には日本でもデビューを果たし、その年に32万人以上を動員するコンサートツアーを開催するなど、日本でも高い人気を誇る。'21年にはサバイバル番組「KINGDOM」にも出演し注目を集めた。現在はソロ活動中で、2ndソロアルバム「207」を7/31に発売。除隊後初となるソロコンサート「JAY 207 2025 JAPAN TOUR」を8/29に横浜、8/31に大阪で開催予定。
撮影／島袋智子　ヘア＆メイク／KANA FUJIHARA　スタイリスト／CHANHEE KWON　取材・文／桂まり
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