【ミナペルホネン】「つぐ minä perhonen」展に行ってきました♪

世田谷美術館で2026年2月1日まで開催中の「つぐ minä perhonen」。待望の企画展へ、初日に行ってきました。
仕事の関係で、デザイナー兼ミナペルホネンの創設者である
皆川 明さんを知ったのは、今から15年以上前になります。

ファストファッション全盛の時代に
「せめて100年続くブランド」をめざす
宮川さんのものづくりに、感銘を受けたことを
今でもよく覚えています。
紅葉が美しい世田谷美術館
ブランド誕生から30周年を迎える2025年。
世田谷美術館で企画展があると知り
初日に訪れることにしました。

オープンすぐは混雑するだろうと思い
15時くらいに行ってみると、比較的ゆっくり展示を楽しむことができました。

大人気のテキスタイル柄がずらり

人気のテキスタイルがずらりと並ぶ「つぐ minä perhonen」展
ミナ ペルホネンは北欧雑貨やテキスタイル好きに大人気なブランド。
代表柄である「tambourine(タンバリン)」や
「choucho(ちょうちょう)」などが特に有名です。

私も、わずかながら
ロングセラーの「タンバリンタイル」やバッグを愛用しております♪

受付を済ませて会場に進むと、
ストーリー性のある数々の刺繍柄がずらりと並ぶエリアへ。
早速テンションが上がります!
タンバリン柄など、人気のテキスタイルがずらりと並ぶ「つぐ minä perhonen」展
壁一面に人気のテキスタイルが並ぶ「つぐ minä perhonen」展

作品が生まれるアイデアを公開

ミナペルホネンのものづくりの柱といえば
オリジナルのテキスタイルを中心とした、
人の手を介して生まれる、素材からのデザインに他なりません。

テキスタイルは、ブランド設立以来ずっと、
デザイナーによる手作業での図案作りを続けているそうです。

今回の企画展では、作品が生まれるアイデアを
間近で見ることができます。
デザイナーによる手作業での図案作りをする、ミナペルホネンのテキスタイル
例えば、こちらのテキスタイルには
消しゴムはんこが使われているんです。

生活の中にある、身近なアイテムを使って
こんなに素敵なデザインができるとは!

その発想力に驚きです。
企画展ではオリジナルの図案も展示されている
企画展ではオリジナルの図案も展示されている
山羊をモチーフにしたミナペルホネンのテキスタイル
手書きのデザインと完成形が同時に見られるのも
この企画展ならではの魅力です。
ヤギがモチーフのテキスタイルで作られた青のワンピース

洋服は自己表現! 自分らしくいられるものを

会場を歩くだけで
大量生産されるファストファッションとは
一線を画す、個性的で唯一無二の世界観を堪能できます。
  • ミナペルホネンのワンピースとジャケット、スカートスタイル

  • 個性馬具積んのミナペルホネンのコートは唯一無二

ミナペルホネンのお洋服は
「身に纏うことで、誰もがより自分らしく過ごせる服であるように」
との願いを込めて作られています。
  • カラフルなもこもこのテキスタイル

  • もこもこのテキスタイルを使って作られたコートは個性的でクールな印象。着ていることで事故を開放できる魅力も

作り手の想いに共感して
この服を選んだ人が、着ることで自分を解放して
幸せな気持ちになれる。

「つぐ」に込められた意味を
私なりの解釈で感じることができました。

会場には「かわいい」がいっぱい

ピンクやブラウン、グレーなどカラフルなタンバリン柄のシューズ
わくわくする展示がそこかしこに!
宮川さんの世界観、やっぱり好きです。
もこもこ素材で作った可愛い小物
もこもこ素材で作った可愛い小物

デザインがテキスタイルになる過程を大画面で鑑賞

デザインがテキスタイルになる過程を大画面で鑑賞できるコーナー
デザインがテキスタイルとして息を吹き込まれるまでの
過程を見ることもできます。
切り抜かれた紙片から、偶然生まれた色彩豊かなテキスタイル
このデザインは、切り抜かれた紙片から偶然生まれたという。
例えば、この細かい柄や何色もの色を使用した
複雑なデザインが、天然素材の布地に
どのように刻まれていくのか。

最初から最後まで、夢中になって見ました。
途中で人がいなくなる中、最後まで見るCHIKAO(笑)
テキスタイル製作に使用される、デザインを施した版
版画の仕組みを活用し、細工を施した何枚もの版を使って
少しずつ、ずらしながら
何度も何度も色を重ねて出来上がる行程は
本当に骨の折れる作業です。

こうした、丁寧な職人技が
他ではマネできない、唯一無二の世界観を生む秘密だったのです。

職人のインタビューにも注目を

ミナペルホネンのパートナーである職人のインタビュー動画のコーナー
2階展示室では、ミナペルホネンのテキスタイル製作に関わる
職人へのインタビュー動画のコーナーが。

ミナのモノづくりは、デザイナーの想いを具現化する
職人の技が欠かせません。

互いのプロ意識の高さ、
使う人を喜ばせたいという、ものづくりへの熱い想い。

デザイナーと職人の固い信頼関係を知り感動しました。

リメイクで輝くミナの洋服

  • リメイクされたスカート

  • 購入者がどのようにリメイクを楽しんでいるかが分かるコーナー

私はまだミナのお洋服は1枚も持っていないのですが…。
リメイクして長く楽しむことができるそうです。
  • リメイク前の、刺繡が美しいスカート

  • ベルト部分を黒から白の布地にリメイクし、生まれ変わったスカート

依頼者の要望に沿って
素敵に生まれ変わった洋服が多数展示され、注目を集めていました。

迷うこと必至のグッズ売り場も充実

テキスタイルが並ぶ全体写真
充実した内容の企画展は
グッズ売り場も大盛況!

どれも可愛すぎて、迷う・迷う!
なかなか選び切ることができないCHIKAOでした。
世田谷美術館の入り口
閉館時間が迫る中、「あれも、買えばよかったかな?」と少し後ろ髪を引かれているので
またゆっくり、グッズを選びに来ようと思います。

企画展は26年2月1日まで開催されています。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみられてはいかがでしょうか?

いつもついつい長いブログになってしまい恐縮です(汗)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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CHIKAO

東京都在住。ライター兼ディレクター。夫と社会人の息子の3人家族です。旅、食、インテリア、コーヒー、映画、神社巡りに興味津々!自分の楽しみや新しい挑戦、日々の気づきなどを楽しく発信していきたいです。

Instagram:chikachika_i

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