【萬田久子さんの「ドレスアップの極意」】"おめかし”で、私たちはもっと輝ける！

ハンサムなドレスアップも萬田さんの好きなスタイル。メンズのワードローブから取り入れられた、コットン地のテイルコートとベストがドッキングされた一着は、凹凸（おうとつ）のある素材に、織りで表現された立体的な草花のモチーフが美しい陰影を生み出す。ラグジュアリーなヘアスタイルとオールホワイトの着こなしが、持ち前の華やかさをよりいっそう引き立てる。

ジャケット¥1,050,000（参考価格）・パンツ¥420,000・イヤリング¥68,000・バッグ¥430,000／クリスチャン ディオール（ディオール）

"エクラ世代のころは、ファッションも恋愛も
経験値は上がったけれど失敗もしたわ。
でも素敵におもしろかった！
大切なのは冒険すること、挑戦すること。
失敗から得た免疫力のおかげで、
これからもっともっとポジティブに
自分らしいおしゃれができるはず！”

そのときの気分やシーンに合わせて、型にはまらずさまざまなドレスアップを楽しんでいる萬田さん。なかでも特に好きなのが、黒やグレーなどのモノトーンの服だという。今回は、シルクリネン地の総レースブラックドレスを見事に着こなしてくれた。精緻なライオンの彫刻を施したリングが優雅なアクセントに！
ドレス￥1,250,000・イヤリング￥63,000・リング（左手）￥75,000・（右手）￥61,000／クリスチャン ディオール（ディオール）

"ドレスアップにルールなんてない。

コサージュをつけるだけでも

赤い口紅をつけるだけでも、

気持ちが上がれば

それはもうドレスアップ！”

「幼いころから、“おめかし”が大好き。母が洋裁の仕事をしていて、美しい生地がたくさんある環境で育ったからかもしれません。母が縫ってくれた洋服に合わせる帽子や靴を見に、百貨店に行くのが楽しみでした」と萬田さん。お母さまは、萬田さんの大切にしていたバービー人形と同じ生地で洋服を作ってくれたそう。「バービーには大人っぽいタイトスカート、私にはワンピース。大人になったらバービーみたいなかっこいい服を着て毎日おめかししたい、子供心にそう思っていました」。

　洋服が大好きな大人に成長した萬田さんは、19歳でミス・ユニバース日本代表に選ばれてから現在まで、常におしゃれのトップランナーとして輝き続けている。今も、毎日筋トレ、ヨガなど運動を欠かさずスレンダーな体型を維持。「洋服も食べることも大好き。だとしたら、好きな洋服をきれいに着るためには体を整えるしかない。今は運動しないと落ち着かないくらい。深呼吸も大切よ。数年前にはお酒もいったんストップ！」。

　そんな萬田さんにとっての特別な場所は、マイクロゼット＆メイキャップルーム。気分がダウンしてしまった日も、“おめかし”のことを考えているうちに自然に笑顔になるのだそう。「ドレスアップはまずは自分を喜ばせるため。そして、その日会う相手を笑顔にするため。自分もみんなも“ごきげん”にしてくれる“おめかし”が大好き！　幼いころから変わっていないなと思います」。