【越川慎司さんがお答え】頼まれ事が多くて、自分の仕事が進まない!“身軽になれる”仕事のやり方Q&A

仕事で習慣化しているその“負担”、まだまだスリム化できるかも! Jマダムが日々感じているさまざまな仕事のお悩みを、会社経営者であり、作家として活躍する越川慎司さんが解決。

答えてくれたのは

作家・会社経営者 越川慎司さん

作家・会社経営者 越川慎司さん

こしかわ しんじ●’71年生まれ。大手通信会社、日米でのマイクロソフト社勤務などを経て、’17年に株式会社クロスリバーを設立。45歳で作家デビューし『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)ほかベストセラー多数。

Q1.ミスをすると落ち込みますし、次に取り組むのも怖くなります

仕事にミスはつきものとわかっては

いるのですが、ミスをすると落ち込みますし、

次に取り組むのも怖くなります。

精神的な負担を軽くする方法が知りたいです。(トモコさん)

A.
自己否定は生産性を落としてしまいます。まずは、ミスゼロを目ざさないこと。そのうえで、第三者の目やチェックするITツールを入れるなど策を講じるのはありです。そして、ミスよりも何もしないことのほうがリスクだと、僕は思います。何かをやるときには「実験」だと思ってみてください。そうすれば、失敗もひとつの成果として受け入れられます。エジソンだって、99回の失敗を楽しんでいたと思いますよ。

Q2.確認はどこで止めればよいでしょうか

確認グセがあり、疲れます。

確認はどこで止めればよいでしょうか。(そよ風さん)

A.
「自分の安心のため」のチェックになっているのが問題かもしれません。いつか起こるかもしれ

ないことを心配しすぎていると、いつまでたっても仕事は終わらないので、やはりここでも重要「そうな」を手放すことが大事。上司、評価者の視点に立って、評価者にとって重要な部分だけの確認にとどめましょう。

Q3.頼まれ事で自分の仕事が進まない

誰かが困っていると、自分の仕事以外のことも手伝ってしまいます。それで

頼まれ事が多くなり、自分の仕事が進まないことも。

割り切り方を教えていただきたいです。(さっちゃんさん)

A.
頼まれるのは仕事ができる証拠。そして、仕事ができる人は「断り上手」でもあります。「いいですか?」と声をかけられたら、まず「もちろんです」とYESの返事を。その後「急ぎの件があるので2時間後に」「来週でもいい?」など理由を添えて代替案を提示します。理由をきちんと伝えれば、相手は「自分だから断られたんだ」と感じず、その間に、自分でも考えはじめるはず。

Q4.白黒ハッキリつけたい部下のためのためのムダな時間

私は、仕事にはグレーな領域があってもいいという考えです。

しかし、白黒ハッキリつけたい考えの部下が、

あいまいにしている部分を共有してくださいと問い詰めてきて困っています。

その部下の業務分担としては必要ではない部分であり、その他のメンバーに公開してもあまり意味がないため、共有するための文章・資料作成の時間がムダに思います。(AI-girlさん)

A.
人間が不安になるのは暗闇にいるとき。たぶん相手は、先が見えず心配なのでしょう。こんなときは、まず目ざす山の頂上を見せてあげること。そして、やはり感情共有ができていることが大事です。日ごろからコーヒーを飲んで雑談する間柄であれば、相手はグレーな部分も受け入れやすく感じるようになるはず。阿吽の呼吸で仕事できる関係を目ざしましょう。

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