オランダ時代の避暑地 マランの老舗ホテル トゥグ マラン【インドネシアのお薦めホテル】

夏は晴天のインドネシアへ、増島 実が迷わず選んだホテル15選ー④

ジャワ・アンティークリゾートの頂点
ジャワ島東部、海抜約800メートルの高原地帯に位置するマランは、オランダ統治時代に避暑地として栄えた歴史を持つ。政府の高官たちがこぞってしゃれた別荘を建て「東南アジアのパリ」と謳われた。小高い丘に囲まれた小さな街には今でもコロニアルな建築物が点在し、麗しい景色を見せてくれる。トゥグ マランが立つのはそんな旧市街の中心部だ。

ホテル トゥグ マラン

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長い赤壁の通路を行くと、いきなり菩薩の首が置かれたレセプションへ出る。ここから先のインテリアはインドネシア随一と言って良いほど、珍しい趣向のプラナカン スパへ続く。
トゥグ マランは、インドネシア有数のアンティーク収集家によって創業されたトゥグ グループの記念すべき第1作目。敷地内にも室内にも素晴らしい芸術コレクションが惜しげも無く散りばめられている。全44室の客室は、睡蓮が咲き誇る池とオールドタウンの景色を臨むスーペリア・デラックスから、プラナカンスタイルの装飾が凝らされたババー・スイートまで8種類のカテゴリーを持つ。敷地内に溢れるノスタルジックな風情が異世界へと誘ってくれる、珠玉のミュージアムリゾートだ。
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1930年代の中華系移民(海峡中国人)の写真や骨董を展示したババ ルーム。メインダイニング(メラティ レストラン)の奥にあり、もはや博物館的な様相。ジャワ アンティーク好きには垂涎の的。
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    アンティークなドアをくぐると、オランダ時代を彷彿とさせるバン ラン ワインショップ & バー。ワイン ストックは豊富だ。

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    熱帯の木々に囲まれたプールはマランの街中とは思えぬ静けさ。市街地のホテルにしては最高の雰囲気。

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    ジャワアンティークに囲まれたアプサラスパ。正面の部屋は60年前の美容院。

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    ジャワ王族の血筋を持つ著名画家の名を冠したラデン・サレ・スイート。アンティークな家具が素敵。

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レストラン ]ムラテイでビュッフェ形式の朝食を楽しめる。郷土料理の知識がなくても、スタッフがいろいろと教えてくれるので安心だ。

朝食ビュッフェは品数が多く、料理のクオリティも高いので大満足。アラカルト料理も注文できる。

毎夕4時からゲストに無料で供されるインドネシアン ハイティー。さまざまな郷土菓子が並び、どれも洗練された味わいで人気が高い。

オランダ植民地時代のメニューも味わえるダイニングは、料理の質、雰囲気ともに東部ジャワでベストクラスと言っても過言ではない。ワインリストも豊富。


Tugu Malang

Jl. Tugu No.3, Malang, Jawa Timur
全44室 ¥12,630~(料金は最安値の一例です)
マランのブドゥル ラフマン サレ空港より車で40分
www.tuguhotels.com

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