【井川遥さんインタビュー】女優、母、そしてブランドディレクターとして。進化する日々に思うこととは?

女優として輝き続ける傍ら、母として、そして自身のブランドディレクターとしてもご活躍の井川遥さん。ふわっと優しい美しさの中にも芯の強さが垣間見える。いったい何が彼女を強くして、何がさらに輝かせているのだろう。
井川 遥さん
ジレ¥71,500・シャツ¥39,600(ともにヘルト)・イヤカフ¥71,500(ロワン)/以上ロワン

女優としてディレクターとして。毎日が全力疾走

ますます輝きを増す井川遥さん。最近も『半沢直樹』や『おちょやん』など、話題のドラマで主要キャストを務めてきた。けれどご本人としては、
「まだまだです。役者はオファーがあって初めて現場に立てる仕事ですし、いざ作品に入っても、自分なりに想像して演じたことが、役柄を具現化できているのか、監督のつくり上げていく世界の中で生ききることができたのか。そこに十分応えていると実感できることは、まだ少ないです」

女優として発展途上。だからこの先も演じ続ける自分に期待している。
「私が、荒削りでも女優の仕事を続けているのは、ひとつずつ時間をかけて向きあってきた自分の成長を感じたい、もっとまっしぐらになりたいと思っているからかもしれません。この仕事は年を重ねるにつれ、役どころが変わっていくのもおもしろい。ならばどんどん人間くさい役ができるようになっていけたら、と思っています」

デビュー当時は癒し系と呼ばれたが、40代半ばを迎えた今、その美しさには優しさとたくましさが、加わったようだ。
「今はまだ、子供主体の生活です。親として育てているつもりが、日々、自分の足りないところを思い知ることが多いですね。おおらかに育てたいのに、ついついうるさく口出ししてしまう。このコロナ禍の子育ては体力を持て余す子供たちと向き合い、もがきながら、オンライン授業も導入され……新たな変革期にさしかかってアップアップです。あれが足りない、これが壊れたって、閉店時間ぎりぎりでお店に飛び込んだり(笑)」

そんな彼女がブランドを立ち上げたのは、5年前のこと。自立した女性をイメージした『Herato』(ヘルト)と、リラックスタイムを彩る『looin』(ロワン)のディレクションに今、真剣にかかわっている。
「仕事と家庭と子育てと……忙しく過ごしてきた30代後半。洋服に求めることが変化していました。欲しい服は、汎用性とデザイン性を兼ね備えた、動きやすく、着れば一日をとおして過ごせるような大人の女性が楽しめる服。昔から形あるものに興味が強かった自分が今、同世代のかたに届けたい、という気持ちが高まって」

洋服づくりはアイテム決めから始まって、素材を選び、仮縫いも自分で着用してパタンナーと修整を重ねている。
「アトリエに足を運ぶのは週に数日ですが、毎日テレワークでやりとりしているので、実際のところ、洋服にかかわっていない日はないですね。オリジナルを大切にしたいのでどの工程も目で見て触れて、選択の連続。よい服の正解を模索しながら自分の好きがカタチになっていくことはこの仕事の喜びです」

井川 遥

井川 遥

いがわ はるか●’76年生まれ、東京都出身。女優としてドラマ、映画などキャリアを重ねる。その一方自身のブランドloin.とHeratoも手がける。2児の母でもある。https://loin-loin.jp/も要チェック。

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