利尻島に106年ぶりにヒグマが現れたという4年前、実は利尻島に行きまして、翌日に稚内へフェリーで渡る予定だったのですが、荒天でフェリーが欠航となり稚内へ行かれませんでした。今回はそのリベンジです。
しかし、今回は台風11号の通過でものすごい強風。飛行機も「稚内空港に着陸できない場合は羽田空港に引き返す」という条件付きフライトとなりました。着陸時はもう揺れる揺れる…。かなり怖くて、必死に足を踏ん張って、手すりを握りしめ…。無事稚内空港に着いてホッとしました。
まず向かったのは宗谷岬。突端に位置する「日本最北端の地の碑」の前で1枚。ただ風速12~13m/sの風が吹き荒れていて、まっすぐ立って写真を撮るのも大変。あまりのんびりできません(笑)
続いて宗谷岬ウインドファームへ。稚内市では年間平均風速7m、風速10m以上の日が90日を超すことから、現在市内で83基の風車があるそう。この宗谷岬ウインドファームには57基の大きな風車が設置され、この強風の中どれも音を立ててグルングルン回っていました。市内83基の風車による発電量は稚内市の電力需要の120%に相当するとのこと、素晴らしいですね。
次に稚内港北防波堤ドーム。年中強風が吹いて波も高い稚内港は、小さな防波堤では波がやすやすと越えてしまうため、このドームが昭和11年に建設されました。半アーチ型の古代ローマ建築を想わせる回廊は世界でも類のない建築物で、2001年に北海道遺産に指定されたそうです。今もイベントや撮影などで人気です。
翌日は稚内駅からスタート。駅前には「日本最北端の線路」がありました。JR宗谷本線「特急サロベツ」に乗って稚内から旭川へ向かいます。稚内駅には鉄道ファンが溢れていて驚きました。人気なんですね~。
さて、これから旭川~札幌と旅は続きます。