年齢や“なんとなく使い”で、化粧品が効きにくくなった肌を目覚めさせ、おもしろいほど肌実感が得られるひと工夫とは? 美容家 小林ひろ美とヘア&メイクアップ アーティスト 山本浩未が50代に伝えたい思いを語りつくします。
大人の肌は、柔らかくほぐしてたっぷり入れ込むことが必須!
山本さん(以下、山本) 今日はよろしくね。同い年で同“ひろみ”という名前だから、以前も何回か“コラボ企画”でご一緒したけれど、今回は久しぶりだからますますうれしい。
小林さん(以下、小林) 私も今日、楽しみにしてました。よろしく♡
山本 さてさて、今回のお題は、化粧品の「効かせ方」。エクラ世代くらいから、どんないい化粧品を使っても、肌にガンと響くように「効く」実感が感じられなくて、がっかりしちゃう人、増えてきません?
小林 私も、同年代の人から、「効かない相談」をよくされます。だけど、ではどう使っているの?と聞くと、ほとんどの答えが、「なんとなくつけているだけ」で。それでは効きませんよ、と真剣にレクチャーしたくなっちゃう(笑)。年齢とともに働きが低下していく大人肌に「効かせる」ためには、使うときのひと工夫・ひと手技を取り入れなきゃ。
山本 そう! 私も実感しているけれど、大人肌は血行も悪くなるし、ターンオーバーが乱れて角質がたまりやすくなるでしょう? 油断するとすぐにドライフルーツみたいに肌表面がカチカチになっちゃう。そうなると、化粧品も入っていけないから、十分に効かなくて当然。
小林 化粧品の門前払い状態! せっかくの優秀化粧品も力を発揮できずかわいそう。だから大人肌に化粧品をきちんと“お迎え”するために、まずはカチカチのドライフルーツの表面をやわらげる、下準備が必須。私は入浴後すぐのオイルマッサージで全身を一気にめぐらせることでケアのお迎え態勢を整えています。
山本 私はかれこれ10年ぐらい、クリームパックした上からホットタオルで蒸す“スチームON顔”を実践しているの。肌表面の汚れもとれるうえ、潤ってふかふかになるから、そのあとのケアの入りが断然違う。
小林 そんな“前準備”で肌を開いたあとも「なんとなくづけ」はNGですね。ケアを「効かせる」には、意識的に化粧品を入れ込んで、肌にとどめる“手技”も活用しなくちゃね。
山本 私は、優しくさするようにして、代謝不足の肌を“覚醒”させながらなじませたあと、手のひらを優しく押しつけて「フタ」するように定着。どんどん入るし肌にピタッととどまるから「効く」予感しかない。
小林 私は小刻みに指でトントンと細かな部分まで入れ込むワザを。くまなく満タンになるまで。効かせようとやっきになってぐいぐいとすり込むように塗る人がいますが、それは逆効果。繊細な大人肌には軽いタッチでの入れ込みが正解です。
山本 大人になると、洋服をただ着るだけよりも、少し肩を抜くとか、腕まくりするとか、自分になじませる工夫をするとおしゃれ印象にテキメンに「効く」でしょ。スキンケアもそれと一緒で、なじませる工夫こそ、美しさに「効く」コツなのね。
ひろ美の「効かせ方」基本
使うときの「ひと手間」を惜しんでせっかくの化粧品を「門前払い」しないで!
化粧品が「効かない」のは、年齢や毎日のダメージの蓄積でめぐりが悪くなり、カチカチになることで、せっかくの成分を「門前払い」しているから。そこで、全身からめぐりを高め、受け入れ態勢を整えたところに、一気に顔中、すき間なく化粧品を入れ込み、しっかりと「働かせる」環境をつくる。
浩未の「効かせ方」基本
自分の肌に「なじませる」工夫こそ、化粧品を「効かせる」一番のコツね
摩擦に弱くてデリケートなのに、代謝不足でたまっていく角質のせいで、表面はゴワゴワの大人肌を毎朝の「スチームON顔」でこまめに優しくリセット。角質ケアで柔らかくなった肌表面を穏やかなマッサージで覚醒させながら化粧品を入れ込むことで、おのずと「効きやすい」肌状態へと整えていく。
ひろ美と浩未がダメ出し!「効かせるために、これはNG」
•肌がこわばったままつける
•細部にまで入れ込まない
•ケアの最後に「フタ」をしない
•なんとなくつけるだけ
•ぐいぐいと力任せにこする
•角質をためたままつける
▼こちらの記事もチェック!