齋藤 薫×石井美保 スペシャル対談「齋藤さん、“50代は楽しい”って本当ですか?」

ビューティのみならず、世相や女性たちの心のありようまで、常に本質を見つめ続ける齋藤薫さん。その齋藤さんと、齋藤さんを敬愛してやまない美容家の石井美保さんがスペシャル対談! 50歳を目前にしてとまどう石井さんに齋藤さんが贈る、美の指針とは?

たとえ今、不安を感じていても、心も体も必ず上向いていきます

Kaoru Saito

美容ジャーナリスト  齋藤薫

健康、体型、心。悩み多き時期はどうのりきるのが正解?

齋藤さん(以下・齋藤) 50歳になられるんですね。美しい50歳!

石井さん(以下・石井) いえいえ。30代や40代は若いときの延長線上だったのが、50歳はそれらと訣別して、何かをあきらめる覚悟を決める年代だという気がしています。実際、年齢による変化も感じていて、実は一昨年、重度の五十肩になってしまったんです。痛みで体を動かすことができずにいたら、見事に脂肪がついて、落ち込みました。

齋藤 実は私も50歳過ぎのころ、人生で一番太っていましたね。

石井 体に厚みが出てくると、何を着ても似合わない! 解決法やリカバリー法ってありますか。

齋藤 髪型を変えるのも手ですね。体型が変わると、髪型との折り合いがつかなくなることもありますから。私はその年代から髪をまとめはじめて、以来“服が決まらない日”はまとめ髪。とはいえ、自分が着たい服が着られないのは、精神衛生上ものすごくよくない。これはやっぱりやせるしかないと思いいたりまして。

石井 どうされたんですか?

齋藤 ある専門家に、この年齢になったらドラスティックなことをしないとダメといわれて、食生活をガラッと変えたんです。油もの大好き、甘いものも大好きなので二者択一。食事を貧弱にするのはいやだったので、甘いものをいっさいやめたら、1カ月ちょっとで5、6キロやせました。

石井 今、運動もされているとか。

齋藤 骨密度が低く、なんとかしなくちゃと思って行きついたのが体を動かすこと。最近、年齢的にも脳の働きが……と思うことがあるんですが、現在は研究が進んで、脳下垂体の機能低下は運動不足からくるとわかってきたそう。運動といってもジムに行かなくてもいいんです。家でお湯を沸かしている間にスクワットをするとかね。筋肉をつけると意欲にもつながる。筋肉って大事です。

齋藤薫 石井美保 対談風景

健康に生きることが一番。「体ファースト」を思い知りました

Miho Ishii

美容家 石井美保

ピアス¥82,500・リング(右)¥198,000・(左)¥158,400/ヒロタカ 表参道ヒルズ トップス・スカート/スタイリスト私物

石井 肩を痛めたとき、健康に生きることが一番大切だと思い知りました。“体ファースト”です。が、そういいつつ、仕事柄、肌に手をかけてここまできたけれど、自分の肌は今がピークで、閉経を迎えたらあとは落ちていくだけなんじゃないかと不安になったりもして……。

齋藤 絶対そんなことはない! 私は逆でしたよ。女性ホルモンって悪い面もあって、バランスがくずれれば暴れるから、40代は肌にいろいろなトラブルが起こりましたけど、閉経後、毒が抜けたようによくなりました。また「塗るより飲む」と切り替えて、インナーケアを始めてからは調子がよくて、体も今が一番元気です。

石井 それは希望がもてます!

齋藤 確かに私も50代が見えてきたころは、更年期で不安感もあって最悪でした。でもそのあと、ちゃんと上昇したので、それはお伝えしたいな、と。これからも楽しいことはいっぱいありますよ。

石井 上昇してから次の人生がある。

齋藤 なんか本当にね、目下2回目の人生を生きているという感じです。人生100年時代といわれますが、以前は100歳まで生きても仕方ないんじゃないかと思っていました。けれど最近、意識が変わって、未来を見たくなったんですよ。今、AIの進化に加速度がついていて、たぶん10年後には想像もつかない景色が広がっていると思うんです。ロボットがあたりまえのようにそばにいるかもしれないし、エイジングの研究が進んで、人間が40歳くらいから年をとらなくなるかもしれない。その未来を見たくなったし、生きてみたくなった。

石井 そう考えると楽しみ。お話をうかがっていると元気が出てきました。

齋藤 美保さんたち50代はそういう“革命”が起きるタイミングに間に合って、しかも主役になれる世代。だって100年生きるとしたら、50歳ってちょうど真ん中ですからね。そして変革の中で生きていく美保さんをずっと見ていたいです。

石井 見守ってくださっていると思うと裏切れない。がんばります!

齋藤薫 石井美保 スペシャル対談 更年期 50歳

「これから先の未来を見るのが楽しみ」(齋藤 薫)
「お話を聞いて元気が出ました!」(石井美保)

齋藤 薫
齋藤 薫

さいとう かおる●ご存じ、美容ジャーナリストの草分けにして業界のご意見番。シャープな視線で物事をとらえながら、女性に寄り添い、力づけるエッセーが、幅広い世代の支持を集めている。『年齢革命 閉経からが人生だ!』(文藝春秋)など著書多数。

石井美保
石井美保

いしい みほ●美容家。麻布十番のサロン「Riche(リッシュ)」を主宰しながら、美容家として独自のケアメソッドを提唱し、さまざまな媒体で引っぱりだこの日々。著書に『こすらなければ、美肌』(講談社)などがある。

撮影/中村和孝 ヘア&メイク/永田紫織(aosora/齋藤さん) ヘア/大野朋香(air/石井さん) スタイリスト/青木宏予(石井さん) 取材・原文/入江信子 ※エクラ2026年4月号掲載

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