年齢とともに増える老化のサインに、焦りを感じ、やみくもに抗(あらが)おうとするスキンケアはもうおしまい。今、大人がすべきは、手のひらで感じる“質感のいい肌”へと育んでいくスキンケア。大人が行うべきクリームでのお手入れ方法を、美容ジャーナリスト・松本千登世さんに教えていただきました。
「毎日毎日手入れをして、大切に育てたレザーは、時を重ねたことでしか生まれない圧倒的な存在感を放つ。肌もそうありたいと思います」
「カシミヤやシルクなどの上質素材も経年劣化はしていくものですが、レザーだけは経年優化がかなうものだなと思っているんです。いたわるように優しくお手入れするほどに、ツルッとしたなめらかさ、ぬめっとしたしなやかなハリが生まれ、新しいときよりも味わいのある質感になっていくものだと。肌の質感もそんなふうに育てていけたら理想的。だからこそ、スキンケアの中で手ざわりを操る役割を担っているクリームを欠かさずに、ていねいに続けてほしい。夜は、幸せと安心に包まれるほどリッチなクリームで、遠慮なくベタつきを楽しんでください。そして朝も、肌をボリューミーに太らせ、夕方まで疲れを寄せつけないクリームを。一日、余裕のある肌で過ごせるから、精神衛生上もきっといいはず」
朝、上向き肌になり、メイクのりもアップするクリーム術
1.スキンケアの恩師だった佐伯チズさんから教わった、とっておき。まず、朝、クリームをいつもよりたっぷりなじませる。
2.その上から、水にぬらし化粧水をなじませたコットンをのせ、肌の上に約3分放置。ベタつかず、クリームの栄養が肌深くまで行き渡る。