昨今、美容クリニックで痛みが少なく気軽にハイレベルなケアが可能に。しわ用と思いがちなヒアルロン酸は、顔の“しぼみ感”改善にこそ有効。進化したたるみ治療を、美容ジャーナリストの近藤須雅子さんが徹底取材! 編集Kが実際に体験した様子も併せて紹介。
【お悩み】頰骨下の凹みやほうれい線が深くなってきた
A. ヒアルロン酸はしわ用と思いがちですが、顔の“しぼみ感”改善にこそ有効です
今泉スキンクリニックの今泉明子先生によると、「膝や腰の骨などと同様、顔の骨も年齢とともに減ります。さらに脂肪も減ってボリュームがなくなると、皮膚が余ってしまう。それでたるむ場合もあるんです」という。
加齢でしぼむとは、このこと……。「骨の萎縮で眼窩(がんか)が大きくなると目の下がたるんとしますし、あご先の骨が減ると、エラが張って見え、顔が将棋形になってきます。こうしたケースでは、皮膚を引き締めるより、まず減った中身をヒアルロン酸で補うほうが効果的ですね」
へたったクッションにパンヤを補うといったイメージ。即効でふっくらした量感とハリが蘇ってくる。
「ポニーテールにすると顔が若返るといったタイプは、下垂をピンでとめつけるように硬めのヒアルロン酸を打つ方法もあります。一時、話題になった“金の糸”と似た考え方ですが、負担もずっと少ないですね」
いずれも皮膚の下垂を抑えることで、たるみの進行を遅らせる効果が。
「少しずつ進行を遅らせれば、数年後には大きな差になると思います」
今泉明子先生
施術MENU
今泉式®ヒアルロン酸注射/加齢が目立つ部位や悩みのポイントを相談のうえ、数種類あるヒアルロン酸の薬剤の中から部位に適したものを少量ずつ注入。ナチュラルにたるみを改善し、同時に進行を予防。
施術時間/麻酔を含め約1時間。
料金/今泉式®ヒアルロン酸注射1本¥77,000
痛み/ちょっと腫れた感じで赤くなる程度。
ダウンタイム/ 2~3日腫れた感じがある。
効果の持続期間/ 2~3カ月後がピーク。年1~2回の施術がおすすめ。
編集Kが実際に体験!
ここ数年、頰がこけてほうれい線がハの字からリの字になりロバ顔が悩みに。そんな私の顔を見て今泉先生は「加齢で骨が小さくなり、皮膚や脂肪を骨に固定する支持靭帯が伸びた状態。ヒアルロン酸を数カ所入れればきれいになりますよ。顔を“変える”のではなく、数年前の顔に“戻す”と思ってください」と。実は、薬剤の注入に抵抗があり、やるなら“照射系”と思っていたが、そこはやはりエステではなく医療。自分が受けたい施術が必ずしも自分の悩みに適しているわけではないと知る。薬剤や施術に関する十分な説明と「カウンセリングだけでもOKですし、不安に思ったらなんでも聞いてください」という言葉も安心材料に。施術後の経過観察をしっかりしてくれるのもうれしい。
顔の構造を知りつくした先生が適切な注入場所をデザイン。「ほうれい線の原因は人それぞれ。Kさんは頰骨に沿って注入するのが効果的」。
通常の量は50代で6本(1本1ml)。今回は3本を計10カ所ほどに少量ずつ注入。麻酔クリームを塗るので痛みはチクッとする程度。
施術直後からほうれい線のくぼみがなくなりびっくり! 2週間後には薬剤が顔全体になじんでふっくら、より自然なハリのある顔に!
直後の様子は?
顔に腫れた感じと注射あと(内出血)、少しの痛みが残る。
2~3日後の肌は?
触ると多少違和感はあるが、腫れや内出血のあとが消える。
1週間以上たつと?
見た目にもなじんできて、多少の痛みや違和感もほぼゼロ。
すぐにメイクできる?
施術直後から可能。注射あとにかゆみが残るなら控えて。
【DATA】
今泉スキンクリニック
東京都港区六本木7の18の8 第III大栄ビル6F
☎03・3401・6762(予約制)
月~金曜10:00~19:00、土・日曜、祝日10:00~18:00 ㊡第1・3日曜