50歳の声を聞いた途端、シワが深く、長くなった気がするという人は多いはず。特に低温・低湿で肌体力が低下しやすい冬は、シワが加速しやすい危険な季節。そんなシワの原因について3名の専門家が解説。
アラフィーのシワは真皮と筋力のケアで跳ね返す
そもそもシワってなぜできるの?「加齢で真皮の構造が変化し『土台』が弱くなるのが原因。そして、真皮の下にある脂肪や筋肉のボリュームが落ち、真皮、脂肪、筋肉の層にズレが出て、たるみからシワにつながります。乾燥で肌に柔軟性がなくなることも引き金に」(髙瀬聡子先生)。「最も大きな要因は、紫外線による肌のダメージですが、表情グセも見逃せないファクター。表情で肌の同じ個所が何回も折り曲げられて線が入り、やがて定着してシワに。若いころは、表情で線が入っても回復する力がありますが、年齢にしたがってその力が弱まり、シワとして定着しやすくなります」(楊 一幸さん)。パーツ別に見ると、目じり、眉間のシワは表情や乾燥、ほうれい線は加齢や紫外線によるたるみの影響が大。そして最近は「コロナ禍でシワに悩む人も増加傾向。長時間PCを見て目もとのシワが深くなったり、話す頻度が減って筋肉を使わず、ほうれい線が目立つように」(髙瀬聡子先生)。さらに寒さと乾燥で肌体力が落ちる冬環境では「肌はより硬くなり、衰えてゆるみ、シワが加速されます」(三島宏美さん)というから要注意だ。
では、どうすれば? 「アラフィーは全顔のハリケア、ピンポイントのシワケア、保湿をセットで」(髙瀬聡子先生)。全顔のハリケアとポイントケアの合わせ技が必要なのは、肌の土台が厚みを増し、弾力が蘇れば、表情で力がかかってもシワが深くなりにくいから。乾燥を防ぐ保湿も柔軟性を増すためにマストだ。そして「土台ケアとポイントケアの美容液なら肌に押し込む、保湿クリームなら引き上げてフィックスするというように、ケア効果を最大限に高める工夫を。シワの記憶を消すための表情筋のエクササイズも効果大です」(三島宏美さん)。
「50代でも的確なケアをすれば、シワは改善します」(楊 一幸さん)。その言葉を胸に、今あるシワに積極アプローチ。これ以上深くしないお手入れを、今日からスタート!
読者197人に聞いたアラフィーの“今、気になるシワ”!
ほうれい線:139人、眉間のシワ:76人、目じりのシワ:70人、下まぶたのたるみジワ:64人、額の横ジワ:40人、ゴルゴジワ(頬の斜めジワ):27人
ダントツ1位は、目立ちやすいほうれい線。不機嫌そうに見える眉間ジワだけでなく、幸せジワといわれる目じりのシワも上位に。※複数回答、エクラ調べ
結論!アラフィーの“シワ”をより深くする原因はこの3つ
原因1
加齢・紫外線による、肌組織の「回復力の低下」
肌の弾力に関係する、真皮のコラーゲンやエラスチンは、加齢や紫外線でダメージを受ける。年齢を重ねると、ダメージからの回復力が落ち、シワがより定着しやすくなる。
原因2
脂分低下による肌の「乾燥・硬化」
アラフィーの肌は皮脂の分泌力が低下し、乾燥しがち。すると肌内部の潤いが失われ、しなやかさもなくなり、表面に細かいシワが。その小ジワが進行して大ジワに。
原因3
長年の表情グセによる「シワの形状記憶」
目もとなどの表情筋の動きにつれて肌に折りグセがつき、繰り返すと定着ジワに。40歳ごろから折りグセがもとに戻りづらくなり、肌内部の密度が落ちる50代から深刻化する。