「エクラ世代の体は、たとえると“築50年の家”。メンテナンスをして、リフォームが必要」と柔道整復師の萩原健史さん。ゆがんでたるみやすくなった下半顔を、顔の整体ストレッチ「カオレッチ」でリフトアップ。今回は、準備運動から。
教えてくれたのは
姿勢とゆがみを正して鍛え、“あごメタボ”を解消すべし
そもそも、あごはなぜ失われるの?
「姿勢の悪さ、ゆがみ、むくみによるもの。なかでも姿勢がカギ。皆さんは、丸まった姿勢や巻き肩になっていませんか? 背中が丸まって顔が前に出るとゆがみやすくなったり、首肩がガチガチに凝ることであごも固まりやすく。あごまわりに老廃物がたまって、もたつきやすくなるんです」。エクラ世代は支える力が弱ってくるため、姿勢が悪い人がほとんど。さらに昨今は、マスク生活による筋力低下も追い打ちをかけているそう。
「マスク下で表情筋をあまり使わなくなっているため、極度の運動不足状態になり、下半顔がメタボ傾向に。その証拠に、口角を上げてうまく笑えなくなっている人が多いはずです」
それらを踏まえ、あごが失われやすくなったエクラ世代のために萩原さんが考案するのが、姿勢を正す→あごをゆるめる→下半顔の筋肉を鍛える顔用の整体ストレッチ“カオレッチ”。
「もちろんこの全プロセスを行うのが効果的ですが、例えば、料理を作っている最中や、電車の移動中にマスクの下でひとつのメソッドを行うだけでも効果は十分。みるみるシュッとして、あごが掘り起こされますよ」
【準備運動のカオレッチ】みぞおちから上が顔! まずは“あごを動かすため”に姿勢を正す
姿勢が悪いと顔が前に出てしまうため、ボウリングのボールに匹敵する頭の重さが肩や首にぐっとかかり、ゆがみや滞りによるむくみを招き、悪循環に。まずは、みぞおちから上の姿勢を正しい位置に戻すことから。おすすめは、縮こまった肩や胸を開いて伸ばす、上半身のストレッチを。体の芯がすっと通り、可動域もぐっと広がるはずです。(萩原さん)
《1》肘を開いて手を後ろに組み、胸を伸ばすように広げて
椅子に浅く座り、両脚を軽く開いてまっすぐ正面を見る。背すじを伸ばして肘を開き、両手を頭の後ろで組むような姿勢に。
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《2》上半身を顔ごと回し、可動域を広げていく
呼吸を止めずに、目線を肘へ向けながら上半身を右後方へ回す。止まったところで10秒キープ後、さらに10回軽く右へひねる。
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《3》呼吸をしながら上体をそらし、みぞおちから上を開く
反対側も同様に回転させたら、上体を正面に。真上を見るように上体をそらし、止まったところで10秒キープ後、10回軽く後ろへ倒す。