美意識の高いアラフィー世代。悩み解決ヘアもよりナチュラル志向にシフトしてきているとのこと。今回、アラフィー女性たちからの信頼も厚い美髪のプロ3名に、アラフィー世代のお悩み解決のヒントを語っていただきました。
うえだ たかし●美しさと髪のボリューム悩みの解消を同時にかなえてくれる敏腕美容師。エクラスタッフも多くが通い、「植田さんがカットすると、人から髪をほめられる」と大評判!
【S.HAIR SALON】
東京都港区南青山5の4の3 南青山イズミビル2F
☎03・6419・3567
https://www.s-tokyo.net
㊡月曜
さかきはら あきてつ●15年以上前のひし形ヘアの流行を牽引(けんいん)していた大人気美容師。ひし形理論を現在のヘアトレンドにも紐づけ、エクラ世代の女性のお悩み解消にも応用する理論派。
【Garland】
東京都渋谷区神宮前5の16の3
☎ 03・5778・3800
http://garland-tokyo.jp
㊡月曜
ちえ●同性ならではの鋭い視点と確実な理論で、女性の美しさを引き出すカット技術に定評が! 前髪の似合わせも得意で、以前のヘアBOOKでも前髪をカットするヘアチェン技を披露。
【PearL】
東京都渋谷区恵比寿西1の32の3トラッドゴード代官山C
☎03・6455・3038
http://www.pearl-salon.com/
㊡水曜、第1・3火曜
美意識の高いエクラ世代。悩み解決ヘアもよりナチュラル志向に
植田さん(以下、植田) 以前に比べて、エクラ世代の髪質がぐんとよくなっていると感じているんです。
榊原さん(以下、榊原) ヘアサロンの薬剤もよくなっているし、皆さんホームケアをきちんとされていて、髪が扱いやすくなっていますよね。
CHIEさん(以下、CHIE) 同感です。5年前とアラフィー世代の髪も志向も、全然変わっています。
榊原 よりナチュラルな傾向になってきていると僕は感じています。求めるヘアもゴージャスすぎず、さりげない華やかさが好みだったり。
植田 30代後半から40代前半で顕著になってきた髪悩みが、アラフィーになってさらに強くなったぶん、ご自身では「髪が細くなった、うねりがひどくなった」と感じるかもしれませんが、我々からすると、以前のアラフィーと比べるとすごく髪質がよいので、できるヘアスタイルも多いし、提案できることが増えたのがうれしい。
CHIE 皆さん、エクラなどを読んで、大人のヘアケアについてすごく熱心に勉強されている印象です。お客さまがよくおっしゃるのが「顔や肌は美容医療があるじゃない? でも髪にはそれがないから、どれだけ大切かすごく実感している」と。
植田 おもしろいね!
CHIE お客さまに知識があるぶん、美容師としてもきちんとアドバイスしたいし、間違った思い込みは正していきたいなぁって。
ヘアチェン成功の近道は、勝手な思い込みを捨てること!
榊原 僕は今回「ひし形フォルムで顔だち悩みを解消」のページを担当しているんですけれど、ひし形っていうだけで、昔のスカスカなフォルムをイメージされて、敬遠される人も。
植田 そうですよね。僕が担当する「ボリュームアップヘア」も、パーマしか方法がないと思い込んでいるお客さまもいらっしゃる。もちろん、髪質によってはパーマも必要ですけれど、フォルム調整でできることも多々。
榊原 そうそう! 今どきな厚みを残したカット(①)でもひし形フォルムはつくれますし、顔型に合わせたり、髪質に合わせて、いろんな方法があります。
CHIE 前髪をつくることに抵抗のある女性も。どうしても“ぱっつん”なイメージがあるみたいで、若づくりにならない?と質問されるんです。でもアラフィーの前髪づくりは、バング単体ではなくトップも含めたフロント全体で考えると(②)、お悩み解消にすごく使えるヘアチェンジだったりしますよ。
植田 ボリュームアップならば縦幅ではなく、横幅を調整するほう(③④)が今っぽいシルエットになるんですよね。そういった知識の上書きも、この一冊でできたらいいなと思っています。
より似合う髪型に出会うためにもっと美容師を活用して!
榊原 ホームケアの相談を受けることが増えましたよね。それはすごくうれしいこと。サロン通いも大事だけど、家でのアフターケアのほうが大事! おうちでヘアケアをきちんとしていると、サロンワークでの幅が広がるし、いろんな提案がしやすくなります。
CHIE 皆さん髪に対する意識がすごく高い! 分析力があるからこそ、一方ではご自身でヘアスタイルの限界を決めてしまっているなぁと思うことも。“私の髪は前髪をつくらないほうがいい、ミディアムじゃないとまとまらない”など、大人はできないことを増やしがち。でも今は本当に、いろんな方法があるんです。前髪をちょこっとチェンジするだけでも、イメージが一新できることだって!
植田 確かに。女性ってメイクもそうだけど、ついバストアップで自分を見るでしょ? 髪もそうなんだよね。実はアラフィーって、髪、肌、骨格の変化、そしてライフスタイルの蓄積が相まって、ご自身がもっている印象が変わってくる世代。それを客観的にアドバイスできるのも美容師の仕事なんです。例えばロングヘアなら妖艶になりすぎないよう、ショートならスポーティになりすぎないよう、髪型でバランスをとる。イメージコンサルタント的な役割も担っているなぁって。
榊原 だからこそ髪も顔だちも、悩みを素直に教えてほしい。そのほうが女性をもっときれいに見せるための技術を、惜しまずお伝えできるんです!