冬の足もとのおしゃれとあたたかさはロングブーツで完成。流行に左右されないストレートシルエットはフラットヒールを選べば安定感があり歩きやすい。上品な女らしさならヒールタイプのものを選んで。
2024年
①フラットヒールの「王道ロングブーツ」
いつまでも新鮮な印象を失わない、ストレートシルエット&フラットヒールの王道ロングブーツ。ロングスカートはもちろん、今季多く見られる短めボトムやタイトスカートにも合わせやすい信頼性が魅力だ。すとんとしたフォルムは脚をきれいに見せてくれる効果が絶大。華やかさが欲しいなら素材を吟味して、つややかな光沢感のあるものを。
2004年に誕生した、エルメスの代表的なブーツ「ジャンピング」が新しくなって、今季再登場。アイコニックな“ケリー”バックルにスタッズが施され、さらに魅力的に。
靴(2)¥680,900・バッグ¥1,010,000/エルメスジャポン(エルメス) コート¥429,000/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ニット¥33,000/トゥモローランド(トゥモローランド コレクション) スカート¥117,700/サン・フレール(パロッシュ) リング¥75,900/ホアキン・ベラオ
〈左から〉クラシックでタイムレスなキャバルリー(騎兵隊)スタイルのデザイン。ブランドのアイコンを再解釈したロゴつきストラップがアクセントに。歩きやすいラバーソール。
靴(3.5)¥129,800/ジョルジオ アルマーニ ジャパン(エンポリオ アルマーニ)
グッチと乗馬の世界のつながりを象徴する代表的なアイテムである乗馬ブーツ。光沢のあるダークレッドのレザーに細身のホースビット ハードウェアが映える。
靴(2)※片足のみ撮影 ¥349,800/グッチ クライアントサービス(グッチ)
上品なラウンドトゥのフラットチューブブーツ。マスキュリンなフォルムにフェミニンなグレーズドレザー(ツヤのあるカーフ)の組み合わせが、サンローランらしい二面性を物語る。
靴(2.5)¥286,000/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)
シンプルを極めた逸品ブーツならモードなボトムの着こなしも上品になる
装飾を排除したシンプルなデザインが美しいフラットロングブーツ。すべての工程を手縫いで行うハンドソーンウェルト製法や、革の表面を研磨してなめらかな質感を醸し出すバフ仕上げなど、こめられたこだわりが快適な履き心地の秘密。足もとからラグジュアリーな雰囲気を感じさせる上品な光沢感もあ大きな魅力。
靴(4)¥275,000/アオイ(ファビアナフィリッピ) アウター¥99,000・ニット¥49,500/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) パンツ¥90,200/ポステレガント バッグ¥567,600/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
②太めヒールの「レディなロングブーツ」
ロングブーツの中でも、よりレディな印象へと導いてくれるのがヒールタイプ。太めヒールを選べば安定感とともに、上品な女らしさを堪能できる。さらにヒールブーツは重心が上がり、スタイルアップもかなうからぜひとも味方に! 落ち着きと美しさをあわせもつ、“横顔”のきれいなミドルヒールが全身を華やかに盛り上げてくれる。
〈左から〉装飾を省いたシンプルなデザインが上質感たっぷりの一足。台形ヒールがアクセントに。
靴(5.5)¥286,000(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)
まるでブーツにパンツをレイヤードしたようなデザインの個性派ミドルヒールブーツ。メゾンのレガシーでもある“セレリア”のハンドステッチもスタイリッシュ。
靴(5.5)※片足のみ撮影 ¥327,800/フェンディ ジャパン(フェンディ)
パテントカーフとブロックヒールが’60年代らしさを漂わせる、華やかなホワイトブーツ。前面には、ブランドを象徴する“トリオンフ”がエンボス加工であしらわれている。
靴(5)¥253,000(予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
太ヒールのロングブーツで、エレガントなスカートも都会的な華やぎを帯びて
新クリエイティブ・ディレクターとなったマッテオ・タンブリーニによるデビューコレクションで注目された新作ブーツ。上部のベルト使いなど、バイカーブーツからインスパイアされて誕生。ツヤのあるカーフがアクティブな中にもエレガントな印象をプラスしている。
靴(8.5)¥289,300・バッグ¥413,600/トッズ・ジャパン(トッズ) ジレ¥92,400・スカート¥82,500/ポステレガント シャツ¥68,200/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) ネックレス(太)¥165,000/ショールーム セッション(アサミフジカワ) (細)¥118,800/エスケーパーズオンライン(ノアーク)
2023年
①おしゃれプロが選んだ「イチ押しブーツ」8選
今年はどんなブーツを選べばいい?そんなお悩みにおしゃれプロが選んだ“本当に使える本命ブーツ”を教えてもらった。
福田亜矢子さん愛用の「シルエットがきれいなロングブーツ」
NEBULONI E.(ネブローニ)
キレのいい直線シルエットでデニムスタイルを更新します――スタイリスト 福田亜矢子さん
仕事では使うのに、自分用を買うにはいたらなかったロングブーツをやっと手に入れました。その理由は、膝下をスッと見せるこのブーツならその昔、ケイト・モスに憧れてデニムにブーツインしてオーバーサイズのジャケットをはおっていたころの着こなしを刷新できると思えたから(笑)。ジャケットをニットに替え、デニムにチュールスカートを重ねて着映えをねらいます!
つま先から膝に向かって膨らみをもたせながら細くなる独特のシルエットは、エレガントからモードまで幅広いコーデに対応。「バランスがとりやすくなるのもロングブーツの長所。足もとにすっきりしたボリュームが加わるので、オーバーサイズも無理なく楽しめます」。靴(6.5)¥99,000/ネブローニ その他/私物
坪田あさみさん愛用の「こなれたショートブーツ」
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)
クセが強くてパンチのあるシルバーはチラッと見せ限定で――エディター 坪田あさみさん
おしゃれがますますミニマルに向かい、黒やグレーを着る機会が増えたことで、地味に見えない工夫をより意識するように。そこで今季買い足したのが「タビ」のシルバーブーツ。「タビ」はこの“ひとクセ”が着こなしの偏差値を上げてくれる私にとってのパワーシューズ。形違いで何足も持っていますが、今季は信頼感に色のインパクトが加わったこのショートブーツに頼りっぱなしです。
メゾン マルジェラの「タビ」は、足袋に着想を得たブランドのアイコン。「エイジング感のあるミラー仕上げはシルバーのアクセサリー同様、案外合わせやすいんです。ただブーツ全体が見える着丈に合わせるのではなく、スカートやパンツのすそからチラッとのぞく使い方と決めています」。靴(3)・その他/すべて私物
東原妙子さん愛用の「モダンなロングブーツ」
THE ROW(ザ・ロウ)
足首がきゅっと締まったふくらはぎ丈で新鮮なバランスに――エディター 東原妙子さん
「今までスカートやワンピースにはショートブーツやローファーとタイツを合わせていましたが、今年は長め丈のブーツを選択。足首がきゅっとシェイプされているのでブーツ全体が見えなくてもルーズにならず、すっきりモダンで新鮮な印象にまとまります」。カーフスキンをセミシャインに仕上げたなめらかなふくらはぎ丈。
靴(2.5)¥357,500/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ) ワンピース¥29,920・ニット¥13,970/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) バッグ¥146,300/ピエールアルディ 東京(ピエール アルディ)
向井真樹さん愛用の「抜け感ショートブーツ」
Sergio Rossi(セルジオ ロッシ)
アイボリーのショートブーツでクリーンな抜け感を意識します――エディター 向井真樹さん
「ブーツは黒派でしたが、ダークな装いが多くなるため思いきってアイボリーを選んでみました。パンツとなら奇をてらわずに履ける、ニュートラルな色だから定番色との相性もよくて合わせやすさにも感動しています」。
靴(4.5)¥146,300/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) コート¥154,000・ニット¥64,900・パンツ¥50,600/エイトン青山(エイトン) バッグ¥137,500/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) ブレスレット¥77,000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス)
松井陽子さん愛用の「エッジの効いたショートブーツ」
PIERRE HARDY(ピエール アルディ)
ブーツでエッジを効かせてトラッドをブラッシュアップ!――エディター 松井陽子さん
「マスキュリンにもフェミニンにも似合う、計算された重厚感のあるデザインが気に入りました。今日はトラッドな着こなしに合わせましたが、ニットのワンピースなどシンプルなスタイルにも。テイストを問わずにマッチしてアップデート感が出せるところがとにかく優秀」。マーロンという名のブーツは、映画の中のバイクに乗るマーロン・ブランドをオマージュしてデザインされている。
★靴(5)¥201,300/エクラプレミアム通販(ピエール アルディ) ニット¥101,200・シャツ¥60,500・スカート¥127,600 /マディソンブルー
徳原文子さん愛用の「パールとスタッズが目をひくショートブーツ」
JIMMY CHOO(ジミー チュウ)
存在感のあるディテールをプレーンなスカートに合わせて――スタイリスト 徳原文子さん
フロントジップのコンバットブーツにパールとスタッズを配した目をひくデザイン。「カジュアル感がありながら、印象的な装飾のリュクスさと遊び心の絶妙さが気に入りました。ブーツとロングスカートがうまくつながり全体のバランスも整います」。
靴(3.5)¥196,900/ジミー チュウ ダウンベスト¥60,500/サードマガジン(ニア バイ ミー) ニット¥90,200/ピセア スカート¥74,800/ポステレガント サングラス¥67,100/アイヴァン 7285 トウキョウ(アイヴァン 7285) バッグ¥184,800/八木通商(ザンケッティ)
斉藤くみさん愛用の「ボリューム感と女らしさが絶秒なショートブーツ」
Gianvito Rossi(ジャンヴィト ロッシ)
ボリュームと女らしさの融合がふくらはぎ丈で新鮮なバランスに冬コーデをアップデート――スタイリスト 斉藤くみさん
「ボリュームのあるポインテッドトゥに、ウエスタンブーツのヒールカットを採用したミックス感のあるデザインに惹かれました。チェスターコートと落ち感のきれいなワイドパンツのノーブルな組み合わせに、このブーツでエッジを効かせて鮮度高く着こなしたいですね」。
靴(6)¥224,400/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ) コート¥59,950・ニット¥16,940/ネイヴ(リネイヴ) パンツ¥50,600/ebure GINZA SIX店(ebure) バッグ¥550,0000/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
大谷玲奈さん愛用の「美脚見えロングブーツ」
Manolo Blahnik(マノロ ブラニク)
スカートのスリットからのぞくロングブーツに惹かれます――スタイリスト 大谷玲奈さん
「足もとはロングブーツの気分。ムートンのジャケットコートとIラインスカートに、膝下をまっすぐきれいに見せてくれるこのブーツを合わせています」。脚のラインを締めつけずストレートに包むシルエットに注目。
靴(9)¥261,800/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク) ジャケット¥154,000・ニット¥20,900/エイチ ビューティー&ユース(ロエフ) スカート¥29,700/アストラット 新宿店(アストラット) 帽子¥33,000/エントワフェイン ピアス¥22,000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス)
②ロングブーツを買うならこの2択!
おしゃれプロのチョイスから見えてきたのがこの2択。ロングならストレートな太筒シルエットのブラックレザー。ショートならアクセントになるポイントつきを。
美脚がかなう「黒のロングブーツ」
❶乗馬ブーツ用の木型を使ったオーセンティックなルックスに、“土星の輪”から着想を得たバックルをさりげなくポイント使い。ソールはレザーライクなラバー素材で履きやすい。
靴(2.5)¥148,500/アマン(ペリーコ)
❷マットな質感のスエードは、写真のように伸ばしてもクシュッとルーズにしても様になる2WAY。スカートの長さに合わせて表情を楽しむのもいい。靴(2)¥107,800/ネブローニ
❸スタックヒールからカーブを描かずに立ち上がるシルエットが美しい膝下をかなえる。アンクルストラップには、ゴールドのブランドロゴが控えめに輝く。
靴(7.5)¥227,700/ラルフ ローレン(ラルフローレン コレクション)
❹ブランドのアイコン、ゴールドの「T」モチーフがノーブルな黒のアクセントに。カジュアルなラバーソールは履き心地もよく軽やか。靴(3.5)¥218,900/トッズ・ジャパン(トッズ)
❺カーブを描くトップが膝にかかる乗馬ブーツタイプは、ダイヤモンドシリーズのシグネチャー、ゴールドチェーンがリッチなアクセントに。ツヤをたたえた黒には品格も漂って。靴(3)¥227,700/ジミー チュウ
色・ディテールが効く「技ありショートブーツ」
❶2バックルのバイカーブーツ。一見ゴツめに見えるが履くと予想以上にエレガント。すっきりとしたノーマルなソールだから、スカートスタイルにも合わせやすい。
靴(1)¥256,300/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク)
❷装飾を省くことでシェイプの効いたフォルムがきわだつ。深みのあるボルドーカラーは服を選ばず、装いの格を上げる。
靴(6)¥163,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
❸クラシカルなレースアップにつややかなカーフレザーが映えるハンサムな一足。返りのよい軽量なラバーソール仕様。
靴(2.5)¥214,500(予定価格)/チャーチ クライアントサービス(チャーチ)
❹足を柔らかく包むアンクル丈ブーツは、マットと半光沢、2種類のレザーを組み合わせた洗練されたデザイン。アイコンのメタルチェーンモチーフが存在感を放つ。
靴(3.5)¥168,300/トッズ・ジャパン(トッズ)
❺沈みがちな冬の着こなしのアクセントになり、明るさを添えるホワイト。モダンなたたずまいながら、大人かわいい丸いトゥに親しみやすさを感じて。
靴(8)¥89,100/アマン(ペリーコ)
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[2023年]撮影/目黒智子 魚地武大 スタイリスト/大谷玲奈 取材・文/向井真樹 ※エクラ2023年12月号掲載
※( )内の数字はヒールの高さを表し、単位は㎝です(編集部調べ)。