この春のおしゃれの印象はボトムがすべて!トップスがいたってベーシックでシンプルな形でも「ボトムに華をもたせれば、それで十分!」という雰囲気になるから、このトレンドを見逃す手はない。一転投入するだけでコーディネートを優雅に演出し、気持ちを一気にぐっと高めてくれる「華やぎスカート」。大人の装いに旬を宿しながら全体をランクアップして見せるアイテムを、タイプ別にお届け!
教えてくれたのは…
①人気スタイリスト徳原文子が指南「3タイプの華やぎスカート」
カジュアルに着ても女っぽい。だから頼れる!
「もともとの持ち味で、着飾らなくても華やかになる――それがロング丈のスカートの一番の魅力です。この春は素材のバリエーションがうんと増えて、表情もぐっと豊かに。季節もシーンも問わず着られるお気に入りの一着が見つかります。おしゃれをもっと自由に発展させて!」
ふんわりと優しげなティアードのスカートは、遠目には無地にも見えるほどのさりげない柄が都会の趣(おもむき)に。ホワイトのジャケットが光を呼び込み、全身を一段トーンアップ。
スタイリストが伝授!
「3タイプの華やぎスカート」で大人の装いをランクアップ
今春のファッションの顕著な傾向は、ボトムにパワーがあふれていること。今、大人をランクアップして見せるのはこの3タイプ!「スカート」の先生として、スタイリスト・徳原文子さんが注目の“スカート3タイプ”をお教えします。
1.ドレッシーに華やぎを足す「ツヤ感」のあるスカート
ツヤだけでカジュアルスタイルが見違える
光のもとでつやめくドレスライクなスカートは、体を入れたときの美しさもひときわ。「シルクやラメ、レザーなど、この春はツヤ素材も実に豊富。むずかしそうと思われるかもしれませんが、ベーシックカラーを選べば、見た目以上に取り入れやすいので気軽に活用できますし、ちょっと派手なくらいのほうが着映えするので、おしゃれが簡単なんです」。
2.軽やかさと女らしさを両立「透け感」のあるスカート
女っぽさがシンプルスタイルを活性化
レースやシフォンといった透け感のあるスカートも今シーズンの注目株。「このスカートのようにニットの透かし編みなら、フェミニンさを保ちつつ、軽やかで甘さも控えめです。だから、カジュアルに取り入れてもハードルはうんと低め。スカートが大豊作のこの春は、気負いなく取り入れられる透け素材のバリエーションもとっても豊富。お気に入りを見つけやすいと思いますよ」。
3.着こなしに奥行きをプラス「無地見え」する柄スカート
さりげない柄が装いを表情豊かに
遠目に見ると無地に見えるようなこまやかな柄のスカートも、今シーズン見逃せない。「細かい柄が生み出す立体感は、装いに奥行き感を与えてくれます。面積が多いロング丈のスカートはともするとボリューム感に負けて重たくなってしまうのですが、細かい柄はバランスよく着こなせます。シンプルなトップスでもコーディネートが完成するから、着回しもしやすいんです」。
②光を集めて美しく着映える「ツヤ感」スカート
光を集め、美しくつやめくスカートは街でも着映え感がひときわ。格別の華やぎがおしゃれを後押ししてくれます。
美しくつやめくシルクのビターなブラウンに視線集中
「シルクならではのツヤを贅沢にロング丈で楽しめるのは大人の特権」。ほろ苦いブラウンとベージュの洗練配色をゴールドでさらにクラスアップ。
レザーのリッチなツヤが大人の着映えにひと役
「レザーの強さを、ほんのり甘めな着こなしで印象的に」。
きらりと光るラメ感がシンプルスタイルを底上げ
「派手!と思われるかもしれませんが、きらきらしたシルバーのプリーツスカートは、意外なほど装いになじむから、合わせやすくとても便利。軽さのある素材だから春夏はもちろん、秋冬になってもハズしのアイテムとして使えます」。
張り素材の光沢感がカジュアルを洗練
「つやめくスカートがジャケットスタイルに知的な華やぎを添えてくれます」。
サテンのマットなつやめきが全身にリズムを加える
とろんと落ち感のあるサテンのスカートは、動くたびに体のラインが浮かび上がって、ほのかに妖艶なムードを演出。「あえてTシャツやスウェットのようなカジュアルアイテムと合わせたときの、こなれ感が大人にぴったり」。縦のIラインを強調してくれるから、スタイルアップにも効果を発揮してくれる。
③一点投入で女っぽさをプラスするレース系「透け感」スカート
レースやシフォンは、身につけるだけで女っぽさを足してくれる、心強い味方。落ち着いた色を品よく着るのが大人の正解。
繊細でゴージャスなレースをスポーティに小気味よく
「特別な日にもまとえる、ごく繊細でリッチなレーススカートをスポーティミックスでうんとカジュアルに。甘さがあるからこそ、意外性のある着こなしも楽しめるんです」。
レース系スカート
クラシカルなムードをたたえた大柄のカットワークレーススカート。「ツヤのないコットン素材で甘さもうんと控えめ。デイリーからよそ行きの日まで活躍してくれる秀逸さも魅力です」。
レース系スカート
「こまやかな透かし編みがコーディネートのアクセントに。絶妙なグレーが大人の着こなしにマッチ」。
④一枚で着映え感も格別!ふんわり系「透け感」スカート
淡く儚げなシフォンにざっくりニットが新鮮!
上質なシルクシフォンを贅沢に重ねたスカートはそれだけで着映え感も格別。「ドレス風のスカートをあえてざっくりとしたニットでカジュアルダウン。この空気感が今年っぽさにつながります」。
ふんわり系スカート
ふんわりと美しいシルエットを描くロング丈のラップスカート。「女性の美しさを引き立ててくれる、シルクならではの透け感のあるバニラカラーは、優雅で、二度見されそう!」。
ふんわり系スカート
「黒ならではのモード感がチュールの甘さを抑えつつ、ぐっと軽やかに。大人こそ、こんな絵になる存在感を取り入れてほしい」。
⑤ロング丈×柄スカート「無地見え」華スカート
ロング丈の柄スカートにトライするなら、まずは無地に見えるくらいの小柄を。極小の花柄や、白で抜いたタイプなら特に簡単!
ベージュをレイヤードして品よく、センシュアルに
繊細なシルクの生地に、ほんのりと浮かび上がる絵画的な小花柄が美しい余韻を生んで。「ベージュのワントーンをブラッシュアップできます」。
1.ベージュのベースに、白のアウトラインのグラフィカルなジラフ柄が新鮮。「無地のトップスと合わせるだけで着こなしにリズム感が生まれます」。
2.「流れるように描かれたこまやかな白の花柄とドット柄が、クリアで繊細なライトブルーに溶け込んで、さりげないアクセントに」。
3.「白い小花柄と、動きに合わせて揺れる柔らかな素材感が、ベースの赤の強さを引き算」。
4.コントラストのある白と黒のボタニカル柄が大人顔。「シックな色みで出すぎない存在感なのに、確実にフェミニン度を上げてくれます」。
3.スカート¥26,000/アストラット 新宿店(アストラット)4.スカート¥53,000/エストネーション(ロレッタ カポーニ)
⑥「華やぎスカートQ&A」もっとこなれて見せるには?
ロングスカートと相性のいいアウターは?
Q.「長め丈のスカートと合わせるアウターに悩んでしまいます。バランスよく着こなすにはどんなタイプがいいですか?」
A.「腰骨までのブルゾンか、サファリジャケットがおすすめ。ウエスト位置を強調することがポイントです」
バランスが悪くなるのは、腰位置があいまいに見えてしまうことが原因。着丈が“ジャスト腰骨”のブルゾンや、ベルトなどでウエストマークされたサファリジャケットが◎」
ウエストのギャザーで「くびれ」を強調。
腰骨丈のジャケットなら着るだけで簡単にグッドバランスをつくってくれる。
スカートと靴の間の素肌を自然に見せるには?
Q.「まだ肌寒い日に素足は無理。でもタイツやソックスは合わせたくない。そんな日のスカートと靴の間の素肌を自然に見せるには?」
A.「肌色よりワントーン暗めの膝丈のストッキングを使うのも手」
短めのごく薄手のストッキングが便利。ツヤのないタイプで、素肌よりワントーン濃いめだと肌に溶け込み自然に。白浮きすると、途端に老けるので要注意!
(下)インポートブランドの逸品なら、気分までエレガントに。ハイソックス¥1,800/ステッラ ピエールマントゥー事業部(ピエールマントゥー)
きれいめカジュアルにぴったりのシューズは?
Q.「ふだんはスニーカー合わせが好きなのですが、カジュアルすぎてしまうことも。きれいめに見せたい日など、どんな靴を合わせればいいですか?」
A.「レザーの“男靴”を一足用意してあるととっても便利です」
私も活用しているのが、レザーのレースアップシューズ。いわゆる「おじ靴」です。スニーカーと同じバランスで合わせられるうえ、確実にきちんとした印象が手に入りますよ。
長めバランスを、レザーの白でより軽やかに洒脱に。
(右)上質なレザーのブラウンは強さも控えめ。足もとに品格も添えてくれる。
(左)リッチな光沢感のパテントの黒が、女性らしさと華やかさを呼び込んで。
(左)靴¥159,000/ドゥロワー 六本木店(エドワード・グリーン)