「一周まわって、年齢を重ねた今こそスカーフ適齢期ですよ」と語るのは、マダム戸野塚こと、スタイリストの戸野塚かおるさん。華やぎもつややかさも補いたい大人にとってのエッセンシャルアイテム"今どきスカーフ"の魅力を、身につけ方のワンポイントとともにマダムが伝授!
①ブレスレット以上の活躍「リボンスカーフ」
優雅に一点。リボンスカーフがブレスレット以上の活躍をしてくれる
「シルクツイルの張りのあるつやめきと美しい発色が、ノースリーブの日のパーフェクトなコーディネートスパイスに。シンプルなシャツやTシャツに合わせても素敵ですが、せっかくなら袖なしのほうがよりクールでしゃれた印象に。新鮮なワンポイントが手首に視線を集めてくれるので、腕をより長く印象づけてくれるのもうれしいメリット」。バングルとはひと味異なる、柔和でフレッシュなあしらいで、カジュアルスタイルがワンランク上のものに。
スカーフ¥23,100・リング¥88,000/エルメスジャポン(エルメス) ニット¥44,000/ブラミンク
ツイリー《ブリッド・ドゥ・クール》(5×86)¥23,100/エルメスジャポン(エルメス)
バングル感覚でシルクのつやめきを手首に
鮮やかなオレンジが目をひくシルクツイル素材に描かれているのは、メゾンのルーツを物語る馬具柄。「巻き始めを5cmほど残しながら巻きつけ、最後のひと巻きはひねりながらロープ状に。残しておいた先端部分とキュッと結んで、整えて」。
②コーデが華やぐミラノ巻「大判ストール」
吹き抜ける春風と戯れ、華やかに。無地以上に素敵に、柄以上に取り入れやすく
上品なグレー地に大胆なスカーフ柄の縁取りが施された大判のカシミヤシルクストールが、無難になりがちなネイビーの装いを、いきいきと、個性的に。「重ね合わせるだけでも、まるで空気がクッションになったように美しい立体感をつくってくれ、全方位をぐっとドラマチックに引き立ててくれます。さらに鮮明カラーの縁取りを顔まわりに集めたので、メイクアップ効果も期待できますよ」。
ストール¥163,900・バッグ¥706,200・ブレスレット¥437,800/エルメスジャポン(エルメス) トップス¥31,900・パンツ¥36,300/エイトン青山(エイトン)
カシミヤシルクストール《アマゾンの祭典》(140×140)¥163,900/エルメスジャポン(エルメス)
ミラノ巻きで豊かなカシミヤシルクの立体感を
鮮やかな縁取りを顔まわりに集めるようにマフラーのミラノ巻きをアレンジ。「三角に折り、後ろで交差。右端を正面の内側に入れ込みながら、そのすき間に滑り込ませて。コツをつかむと簡単ですよ」。
③上級カジュアルスタイルコーデ「絵画的モチーフのスカーフ」
アートピースのような一枚がカジュアルな装いを小粋に洗練
シルクスカーフを大きく取り入れるだけで、何げないカジュアルスタイルが上級者の着こなしに。「カーキやベージュ系のスカーフは、素肌にもなじみやすく大人向き。男女が踊っているユニークな柄を目立たせましたが、こんなひねりも品よく落ち着くのはまさに配色の妙。ワントーンコーデで色をつなぐのがコツです。コサージュの花の色や縁かがりのオレンジが絶妙!」。
スカーフ¥44,000・バッグ¥789,800・ブレスレット¥171,600/エルメスジャポン(エルメス) Tシャツ¥49,500/コロネット(ムーレー) パンツ¥34,100/プレインピープル青山
カレ《スウィンギング・サンジェルマン》(70×70)¥44,000/エルメスジャポン(エルメス)
ヴィンテージシルクで絵画的モチーフを小粋に
「エルメスのカレは75,000色もの色見本から配色が決められるのだとか! 巻き方によって柄の出方が異なるので、見せたい柄を決めて、ふんわりと斜めに三角に折り首もとで結びます。結び目を中心からずらし、正面内側の生地をつまみ上げて立体感を調整して」。
④初心者にもおすすめの「シルクバンダナ」
つややかなバンダナが、ニットを心ときめくものにしてくれる
「トライしやすく、入門アイテムとしておすすめなのはこのシルクバンダナ。バンダナならではのちょっとした遊び心とシルクのつやめきが相まって、今こそ目ざしたいカジュアルでリッチな大人のムードをかなえてくれます。ざっくりとした風合いのニットやカットソーをまとったときに、素肌のくすみを感じたときにも、このカジュアルなシルクの光沢感は有効。つやっぽさは気持ちにもダイレクトに作用するから心もきっとときめくはず」。
シルクバンダナ¥28,600・帽子¥97,900/エルメスジャポン(エルメス) ニット¥53,900/コロネット(エアロン)
シルクバンダナ《ブリッド・ドゥ・ガラ》(55×55)¥28,600/エルメスジャポン(エルメス)
優美でエッジーなシルクツイルバンダナ
式典用馬具のモチーフをモダンなバンダナ柄に昇華。「最初に対角線上の2つの角を結び、きゅっと引っぱる」
「余った2つの角を結び目の中に折り込み棒状にする。そのまま首に巻いて後ろで結んで完成」
⑤長く垂らしてモダンに「菱形スカーフ」
ふわふわのシフォンが柔和なムードを呼び込んで
「ふんわりとエアリーな極薄のシルクモスリンの一枚を、左右アンバランスな長さで無造作に固結びするだけ。とてもシンプルなあしらいですが、このワンアクセントが白シャツの着こなしをよりモダンで特別なものに」。ふわふわで繊細なスカーフとシャツの張り感のコントラストが、しなやかさと、凛とした意思をもちあわせた大人の女性像を美しく描き出して。
スカーフ¥57,200・リング¥151,800/エルメスジャポン(エルメス) コート¥64,900/プレインピープル青山 シャツ¥82,500/ストラスブルゴ(フライ) デニム¥37,400/コロネット(エージー)
繊細さとシャープさをあわせもつ菱形スカーフ
当時レディスプレタポルテのデザインを手がけていたマルタン・マルジェラによって発案された菱形スカーフ。
ロザンジュ《リスト・オ・フィル》(48×114)¥57,200/エルメスジャポン(エルメス)
「横長の状態で置き、上下を手繰り寄せて固結び。左右の長さを変えてより表情豊かに」
⑥[動画]」スカーフの達人になれる!「巻き方講座」
とのつか かおる●雑誌やカタログのみならず、ハイブランドの買い付けなどにも指名されるなど幅広く活躍。個人向けにスタイリング提案を行うパーソナルスタイリングも大好評。 Instagram:kaoru.tonotsuka
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