アラフィー世代御用達ブランドのディレクターやデザイナー、エクラにかかわる人気スタイリストとエディター、総勢7人の「これから欲しいもの」「欲しすぎて購入したもの」をリサーチ。達人たちのおしゃれの磨き方をぜひ参考に!
①Chaos ディレクター 櫛部美佐子さん
プロフィール
オーバーサイズだったり、古着っぽさが感じられるものだったり。本当に好きなものを追求しています
’20年の軽井沢移住と、新型コロナウイルスの影響による“新しい生活様式”へのシフトが重なったこともあり、ここ最近の私は、洋服や小物の買い方がガラリと変わりました。
今は、数多く手に入れるのではなく、とにかく心地いいものや心から好きなものだけをとことん厳選しています。そんな私がワードローブに加えたいものは、ずっと昔から好きだった形やデザインだったり、欲しいと思い続けていたものばかり。
例えば、ムートンライダースや今回着用したカシミヤのレタードニットなどは、昔から大好きな古着からインスパイアされたもの。
男っぽいものを、オーバーサイズで女性が着るのが素敵だと思います。ザ・ロウの「マルゴー」は、上質なバッグとして憧れていたもの。黒でも茶でもなく……と悩んで、服と合わせやすい理想のエレファントカラーを見つけてついに購入しました。
思い焦がれて手に入れたものと過ごす時間は格別です!
【Chaos】カシミヤ ジップアップニット
きれいな畝(うね)が立ったしっかりした編み地は、スマートでメンズライクな雰囲気。「軽さを求めず、カシミヤ本来の素材感を残したもの。ジップの開け閉めで雰囲気が変えられ、今冬はこれさえあればいいくらい」。
ニット¥95,700(カオス)
【CINQUANTA×Chaos】ムートンライダースジャケット
着込むほど風合いが増し、経年変化も楽しめる。
ライダースジャケット¥374,000(チンクワンタ×カオス)/以上カオス丸の内
【Apple】「アップルウォッチ シリーズ7」
趣味は水泳という櫛部さん。「ガジェットはアップデートしたい派。スイミングのデータもとれるこちらは絶対買い!」。
時計「Apple Watch Series 7」¥48,800〜/Apple Storeコールセンター(Apple)
【MONAKA】「ロック」ピアス
自分だけの一点を見つけるのが楽しい天然石のピアス。
ピアス(ゴールデンルチル/片耳)¥66,000/モナカジュエリー
【THE ROW】「マルゴー」
櫛部さんは、どんな色とも相性のいいエレファントカラーの「マルゴー15」を愛用。写真は小さめでショルダーストラップつきの「マルゴー10」。
バッグ¥391,600/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)
②Room no.8 デザイナー 小島直子さん
ただ快適なだけだと気持ちまでだらけてしまうから、どこか凛としたものを意識して選んでいます
昔から私のスタイルは「NOT かわいい」。リボンやレースも甘く見えないのが好き。自分自身も、凛としたものやどこか芯が通ったものを意識的に着るようにしています。
生活スタイルが変わってしまったここ2年、当初はリラックスすることを心地よく感じていましたが、ここまで続くと気持ちもだらけてしまうような気が。だから、今はあえて仕事中にヒールのある靴を履いたり、きちんとした下着をつけるようにしたりと、どこかで気持ちが引き締まったり、背すじが伸びるものを身につけるよう心がけています。
名品にもそういう力がありますね。デルヴォーの「ブリヨン ミニ」はこれみよがしではないけれど上質で、装いの格も自分の気持ちも上がります。好きなものを買い続けるタイプの私にとって、真夏以外ははけるフェイクレザーのキュロットは、新定番の有力候補。トップスがカジュアルならヒール靴、逆にきれいめなら足もとはスニーカーというふうに楽しみたいですね。
【Room no.8】フェイクレザーキュロットパンツ
ストレッチ感ときりっとした光沢で人気のルームエイトのフェイクレザーシリーズから、キュロットタイプが今季は大活躍。
キュロットパンツ¥35,200/オットデザイン(ルームエイト)
【GUCCI】レザーホースビットローファー
「グッチのローファーはこれで3代目。細長いタイプがマニッシュで好き」。
靴/小島さん私物
【Étoilight】カーブパイプネックレス
常につけているイエローゴールドとアコヤ真珠のネックレス。「髪色を明るくしてから、ジュエリーはあえて柔らかい印象のものにしています。ゴールドの色が美しく、真珠の優しい雰囲気が表情もやわらげてくれます」。
ネックレス¥97,900/エトワライト
【DELVAUX】「ブリヨン ミニ」
ベルギー王室御用達のデルヴォーは、小島さんが長年愛するブランド。今季、アイコニックな「ブリヨン」の小さいサイズを購入。「上品なサイズ感とミルクティーのような優雅な色にひと目惚れです」。
バッグ「ブリヨン ミニ」/小島さん私物
③スタイリスト 伊藤 美佐季さん
仕事柄、洋服はほぼ黒。だからジュエリーや小物でツヤや華をプラスすることを心がけています
以前は重かったり着疲れしても、デザインが好みのアイテムは我慢して身につけていましたが、ここ数年はとにかくストレスがないことがマストに。とはいえ、年齢を重ねるほど、ただ楽なだけではだらしない印象になってしまうので、どこかツヤ感やしゃれたデザインのあるアイテムを選ぶようにしています。
仕事柄、撮影現場では黒がほとんどなので、ジュエリーで華やかさをプラスすることも大切。今季購入したソフィー ブハイのバロックパールネックレスは、日々の撮影現場はもちろん華やかな場面にも活躍してくれて、購入してよかったなと思うものの筆頭! ひと粒ひと粒のパールの自然が生み出したパワーのある形から、元気ももらえます。
足もとは最近はフラット一辺倒。だからこそデザインにはこだわっています。オーラリーのムートンサンダルは、ストラップ裏に暖かなムートンを使用した意外性のあるデザイン。低反発クッション入りのインソールもとても快適です。
【SOPHIE BUHAI】バロックパールネックレス
「オニキスのあるとめ具側を前にもってきても、モダンで素敵」。
ネックレス¥179,300/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ)
【AURALEE】ムートンサンダル
軽量で堅牢なビブラムソールで快適な履き心地。フルハンドメイド。
靴¥83,600/オーラリー(オーラリー メイドバイ フットザコーチャー)
【MIKIMOTO】「パッショノワール」イヤカフ
「イニシャルモチーフが大好き。このブラックロジウム加工のシルバーのイヤカフは、今季の耳もとの定番です」。
イヤカフ「PASSIONOIR/M Collection」¥27,500/ミキモト カスタマーズ・サービスセンター(ミキモト)
【JIL SANDER】ショルダーバッグ
磁気ボタンどめのボックス型。「上からカードを差し込むように、iPhoneや財布、カード入れなどを入れられる私の理想のバッグ」。
バッグ¥173,800/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
【JIL SANDER】フレアパンツ
光沢が美しいビスコース100%のワイドパンツ。「伸縮性のあるハイライズで、ウエストはリブニット。きれいめなのにノンストレス」。
パンツ¥179,300/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
④スタイリスト 戸野塚かおるさん
自分の中の“定番”を効果的にアップデートすることを心がけています
私は、好きなアイテムはあまりコロコロと変わるほうではないと思っています。自分らしく装える“マイ定番”を、その時々のトレンドに上手に合わせてアップデートしていくことを大切にしています。
5年前と現在では、例えば、同じように見えるサイドゴアブーツでも、シルエットもディテールも確かに変化しているはず。古さを感じさせず、常に新鮮な印象を醸し出すためにも、今のエッセンスを上手に取り入れることが大切だと思っています。
セルジオ ロッシのサイドゴアブーツは、ふくらはぎに届く高さがとても新鮮。ニュアンスのあるシボありレザーも上品なカジュアルに欠かせません。
アウターでは、気軽にはおれるニットアウターやジレが好き。今季は、ブルネロ クチネリの毛足の長いカシミヤムートンのファージレが気になりました。肌なじみのいいピンクがかった美しいキャメルカラーとその軽やかな着心地に、はおるだけで癒されますね。
【TASAKI】「コメット」イヤカフ
「かわいいモチーフでも、エッジーな印象なので取り入れやすいです」。
(右から)イヤカフ「コメット プラス ネオ」(片耳)¥242,000・「コメット プラス ダイヤモンド パヴェ」(片耳/左耳用)¥264,000/TASAKI
【HERMÈS】「カレジェアン」ストール
「エルメスのアイテムは、たとえ数年前のものでも古びず、漂うオーラが違います。カシミヤシルクのストールは何枚か持っていますが、今年はこれを」。
ストール「カレジェアン」¥163,900/エルメスジャポン(エルメス)
【BRUNELLO CUCINELLI】ファージレ
カシミヤムートンのふわふわの長い毛足が心地いい。
ジレ¥1,342,000/ブルネロ クチネリ ジャパン(ブルネロ クチネリ)
【Sergio Rossi】サイドゴアブーツ
厚底のラグソールで履き心地よく、後ろのシルバーの飾りがしゃれたアクセントに。「長めの筒にサイドゴアがすっきり入ったデザインがとても新鮮です」。
靴¥133,100/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
⑤スタイリスト 村山佳世子さん
よりこだわるようになったのは素材選び。サステイナブルなものづくりへの姿勢も意識しています
もともと選ぶのはシンプルで飽きのこないベーシックアイテムが多いのですが、ここ1〜2年は、大げさなお出かけシーンやドレスアップシーンが減りましたし、自分自身の年齢や心境の変化もあって、豪華すぎたり派手なアイテムは必要ないと思うように。
今、洋服やジュエリーはとにかく心地がいいもの、身につけていて気分がいいものだけを選びたい。基準としては、仕事の日も休みの日も身につけられるかどうかが重要ですね。
そんな視点で今欲しいのは、上質なカシミヤ素材のポステレガントのジレ。きれいめのデザインと袖なしの抜け感で、使い勝手がよさそう。
また最近は、アイテムができあがるまでに極力むだを出さず、地球に対して優しくあるかどうかというつくり手の姿勢にも注目しています。ジュエリーブランドのキウナのサステイナブルな姿勢には共感します。こまやかに仕上げたチェーンを主体としたジェンダーニュートラルなデザインで、長く愛用できそうですね。
【kiuna】バングル&ブレスレット
再生素材を使用するなどサーキュラーエコノミーなものづくりを目ざす、ジェンダーニュートラルなブランドのゴールドジュエリー。マシンメイドと熟練工の技術が融合する。「こんなシンプルな重ねづけが理想です」。
バングル¥896,500・ブレスレット¥310,200/エスケーパーズオンライン(キウナ)
【MOGA】ウールドレスシャツ&ジョガーパンツ
村山さんとMOGAのコラボアイテム。「私はオールインワン風に着るのが好き」。
シャツ¥28,600・ジョガーパンツ¥26,400/MOGA
【POSTELEGANT】カシミヤジレ
「ラフな格好でもこれをはおれば様になるんです」。カシミヤの老舗メーカーの貴重なデッドストック生地を使用。
ジレ¥192,500/エスケーパーズオンライン(ポステレガント)
【THE STORE by C’】リサイクルカシミヤニット
リサイクルカシミヤの糸を使用したワイドリブプルオーバーは村山さんの企画。「オフホワイトが冬のさし色に」。
ニット¥52,800/ザ ストア バイシー 代官山店(コキュカ)
⑥スタイリスト 徳原文子さん
スカート中心のスタイルは変わりませんが、今季はレトロな雰囲気を効果的に取り入れたいです
プライベートでは、年中スカートが中心のコーディネートです。
秋冬ならボトムはほとんどマキシ丈のスカートで、それにタイツ&スニーカー。だから、買い足すもののほとんどはこのコーディネートに合わせやすいものですね。
例えば、アウターなら長めのスカートとバランスがとりやすい丈感やシルエットのもの。カオス別注のレミレリーフのダウンブルゾンはまさに理想形なので注目しています。
また、家時間が中心の生活スタイルも2年目ということもあって、今季は少しムードを新しくしたい。心地よさは求めつつもほっこりしすぎず、今季のトレンドでもあるレトロモードなテイストも取り入れています。
ピエール ルイ マシアのストールは、地味めなコーデのときにプラスするのにぴったり。アイヴァンのサングラスも、クラシックな形でクリアフレームなところに惹かれました。
【EYEVAN】サングラス
「マスクのときのサングラスは透けるレンズとクリアセルフレームが重宝」。
サングラス¥33,000/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン)
【Pierre-Louis Mascia】シルクストール
レトロな雰囲気のシルクストール。花柄や豹柄、グリーンやゴールドなど、意外性のある組み合わせ。「地味見えしがちなスカートコーデが華やぎます」。
ストール¥41,800/エクラプレミアム通販(ピエール ルイ マシア)
【REMI RELIEF×Chaos】ダウンブルゾン
「超軽量で身幅があって、全体的に丸みのあるシルエットがスカートに好相性」。モカはカオスの完全オリジナルカラー。
ダウンブルゾン¥54,450/カオス丸の内(レミレリーフ×カオス)
【Drawer】クルーネックニット
ベロア素材のような編み立てが特徴のクルーネックニットは、どこか懐かしい素材感。「スウェットライクなデザインなのに大人っぽさがあります」。
ニット¥63,800/ドゥロワー 六本木店(ドゥロワー)
⑦エディター 坪田あさみさん
自分のスタイルのベースであるモノトーンに効果的に色を合わせるのが、今のテーマです
基本的にモノトーンコーデの私は、気がつくと“黒ずくめ”ということがたびたび。あまりにも黒が多いと地味すぎて、年齢的にももたなくなってきたなと感じることが多くなってきました。だから今は、“モノトーンに効果的に色を合わせる”ことを意識しています。
今季でいうと、エブールのニットの明るめのグレー、ペリーコ×カオスのブーツのちょっとグレイッシュなベージュを取り入れたい気分です。
マリアブラックのフープピアスは、コーディネートの中でちゃんと“色”になってくれる大きめサイズに惹かれて購入しました。
色でいうと、ここ数年は“甘くなりすぎない大人のピンク”がテーマですね。今回着用したカオスのカシミヤタートルニットもそのひとつ。
ボトムに合わせたのはロエフのボンタンパンツ。去年ならオーバーサイズのニットにはテーパードパンツでしたが、このゆるっとした個性的な形が今年はとてもしっくりきています。靴で引き締めるのがポイントです。
【MARIA BLACK】フープピアス
内径約5cmと大ぶりで存在感あり。素材はイエローゴールドプレーテッドのシルバー。
ピアス¥19,800/ショールーム セッション(マリア ブラック)
【A VACATION】「PICK ゼブラ」
「インパクトのあるゼブラ柄。ア ヴァケーションのバッグは毎シーズン買いたいくらい好き」。膨らみがあって個性的な形もコーディネートの効かせ役に最適。
バッグ「PICK ゼブラ」¥59,400/アマン(ア ヴァケーション)
【ebure】シャギーニット
モノトーンを明るく見せてくれるライトグレーのカシミヤニット。「肌を効果的に見せるのも、地味見え回避につながります。広めでゆるいVのあき具合が理想的で、肌ざわりも最高です」。
ニット¥39,600/ebure GINZA SIX店(ebure)
【PELLICO×Chaos】ロングブーツ
「このブーツはベージュの色出しとまっすぐな筒の形が印象的。太めのヒールだから、8.5cm高でも歩きやすいんです」。
靴¥94,600/カオス丸の内(ペリーコ×カオス)
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