“完璧なTシャツを作る”というプロジェクトから始まった世界的ブランド「ザ・ロウ」。ザ・ロウの服づくりの美学を3つのキーワードで紹介。
裏までも贅沢
ザ・ロウのジャケットの裏地の多くは、最上級のシルク100%。着れば隠れてしまう部分にこだわる理由は、見た目の美しさはもちろん、それ以上に常に妥協なく着心地のよさを求めているから。オーダーメイドと同等のクオリティを目ざすこのブランドは、それぞれのアイテムごとに裏地にいたるまで、糸や生地を厳選。素材によるフィッティングの違いも計算しつくされている。
クリエイティブな縫製
見る人が「なぜか素敵」と思う理由のひとつに縫製の違いがある。オーセンティックな白シャツも、よく見るとステッチがミリ単位で生地の端ギリギリに施されている。これは、高度な技術を要するもの。一見して気づかないこうした小さな違いの積み重ねが、確実にたたずまいをモダンに見せているポイント。機能性ばかり重視されがちな縫製にまで、今までにない新しい発想が生きている。
匿名性
「匿名性」は、ザ・ロウを語るうえで欠かせないキーワード。服につけられたネームタグは、簡単に取りはずせるよう四隅をしつけ糸でとめられているだけ。バッグに刻印されたブランド名も、あえて経年で消えていくよう薄くつけているとか。控えめなエレガンスが、一見どこのブランドだかわからない匿名性のあるデザインに表れている。
メアリー=ケイト・オルセンとアシュリー・オルセンが2006年に設立。ブランド名は、テイラーの聖地として知られるロンドンの「サヴィル・ロウ」に敬意を表して名づけられた。“完璧なTシャツを作る”というプロジェクトから始まったが、またたく間に人気となりフルコレクションを展開。今や世界中が注目するラグジュアリーブランドへと進化中。
▼こちらの記事もおすすめ!