パリの美しい街並みを眺めて過ごす休日のリラックススタイル【富岡佳子「私のパリ、そしてこれから」】

人気メゾンの最新ピースに身を包み、気の赴くまま街を歩き、地元の人々と触れ合い、手に入れたのは“感性を研ぎすます”自分のための時間。パリの街並みを訪れた富岡佳子さんの日曜の休日スタイルを拝見。

日曜日、パッシー駅を行き交う人々からつながる笑顔の連鎖

日曜日、パッシー駅を行き交う 人々からつながる笑顔の連鎖

ビラケム橋とエッフェル塔を眼下に見る、美しい住宅街、パッシー。富岡さんが優しく見つめるのは、穏やかな日曜日の昼下がり、駅周辺には犬を散歩させる親子、家族のために買ったバゲットを抱えて家に戻る男性、ベンチに座ってエッフェル塔を眺める老夫婦……。リラックスした雰囲気の中、すれ違えば皆、笑顔であいさつを交わす。それもまたパリの美しい光景。心が解かれるそんな日には、たっぷりシルエットのローゲージニットをパートナーに迎えて。

ニット¥319,000・パンツ¥308,000・ピアス¥174,900・スカーフバッグ¥467,500(ピアス、バッグは予定価格)・靴¥148,500/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

今、心を動かされる美しさはその背景にある、過程

パリは20代のときに半年ほど住んだ、特別な場所。今回エクラのカバー卒業にあたり、“自分のためのインプットの旅”をしたいと訪れました。変わらない風景に癒される一方、数年ぶりに訪れた今回は暮らす人々の揺るぎないスタイルやプライド、そしてさまざまな進化を遂げている街全体のエナジーにも触れ、とてもよい刺激がありました。

東京は生活の場でもあるので日々アウトプットする比重のほうが増え、頭や心の枯渇から時に冷静な判断がむずかしくなったり、気持ちがブレてしまいそうになることも。でも、こうしてパリに来ると、仕事なり生活なりを俯瞰することができ、礼儀や感謝、誠意など、自分の中で大切にしている本質が何かを再確認できるんです。

もともと表に出ることが得意ではなく、モデルのキャリアスタートも積極的とはいえなかったものの、読者やスタッフのかたがたから反響や応援をいただけるたびにうれしくて、次もがんばろうという気持ちが私を動かしてきました。

そして、そのひとつひとつが今につながっています。美しいって“過程”だと思うんです。

例えば絵画でも建築でもバッグでも、何か惹かれるものの背景には物語があって、それによって魅力が増す。だから美しさとは“静”ではなく、流れている=“動”なのかな、って。人生でいえば、歩みの途中にある大変さや葛藤も含めて美しい。振り返ったときに私自身もそう思えるストーリーを描いていきたいですし、これからも常に自分の心をかき回しながら、新しい景色を見たいと思うのです。今後については、流れに身をゆだねたい、と穏やかな気持ちです。最終目的地はまだまだ先。私の冒険は続いていきます。

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撮影/荒井俊哉(YARD) ヘア&メイク/美舟(SIGNO) スタイリスト/谷藤知可子 モデル/富岡佳子 取材・原文/杉山ゆり 現地コーディネーター/大塚博美 ※エクラ2025年2・3月合併号掲載

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