板谷由夏さんが語る、私にとっての“心のラグジュアリー”【板谷由夏 エルメスと描く、軽やかなエレガンス】

自然豊かな郊外で暮らすひとりの女性として、多忙なスケジュールをこなす俳優として、暮らしの中で見事にバランスをとりつつも魅力的に年齢を重ねている板谷さん。その心満たされる“ラグジュアリー”を感じる瞬間とは。

自分の時間を、心おきなく自分を愛でるために使う。最高に贅沢な気持ちになれる瞬間です

 板谷さんの魅力は、その圧倒的な美貌と完璧なスタイルはもちろん、それらを超えて内面からにじみ出る豊かな人間性。SNSで発信される、ていねいな暮らしぶりに憧れる人も多いだろう。

「大好きなのは料理を作ること。旬の野菜や地元でとれる新鮮な魚介を、いかにおいしく料理するかを考えることがなにより幸せです。料理って段取り。今の旬はこれ、冷蔵庫にあるものはこれ、今日食べてくれるメンバーはこの人たち……それらを一気に頭の中で段取りしていく。忙しくて心が荒れはじめたら、とにかく集中して料理をすることで、心と脳の整理整頓をしているんだと思います。料理を作ること、食べることは、子供のころから最も大切にしていたこと。旬のものをおいしくいただくことの尊さを教えてくれた両親に感謝しています」。

そしてご両親から学んだもうひとつが、花や自然を愛(め)でること、と板谷さん。
「部屋に花を飾るって、心にゆとりがないとできないこと。水を毎日取り替える、散らかった部屋にお花は似合わないからきちんとお掃除をする、季節の花と出会いにお花屋さんまで出かける、そんな行動のひとつひとつが、日々を彩る大切な要素なんだと、最近特に実感できるようになりました」。

 料理、お花のほか、旅も、板谷さんの心にときめきをくれるもののひとつ。
「海外も国内も、まだ知らない、行きたいところがたくさんあります。旅は料理と違い、事前の段取りはしない自由気まま派。これまでは子供優先の旅が多く、それはそれで楽しく素敵な財産ですが、最近は手が離れて、自分の心のおもむくまま行きたいところに行けるようになりました」。


 いくつもの経験やさまざまな人々とのかかわりを経て、今、板谷さんが心のラグジュアリーを感じるのは、そんなふうに自分の時間を、純粋に自分を愛でるために使えることだという。

「学びや旅など、誰かのためではなく、自分のために時間やお金を使う、それが私にとってのラグジュアリーかもしれません。そういう意味でエルメスも、私にとって“ラグジュアリーな気持ちに浸れる喜び”を実感させてくれる大切な存在。いつ訪れても、心から欲しいと思うアイテムに出会え、そのためにも、明日からまたがんばろうと思わせてくれる唯一無二のメゾンです。エクラ世代になったからこそ手にできたそんな“自由”こそ、最高の贅沢です」

自分の時間を、心おきなく 自分を愛でるために使う。 最高に贅沢な気持ちになれる瞬間です

暮らしの中にエルメスのホームコレクションがあるだけで、たちまちラグジュアリーな世界観に包まれる。なかでも高い人気を誇るのが、大胆で繊細なイエローが織りなすテーブルウェアコレクション「ソレイユ・ドゥ・エルメス」。ヤシの葉や花を彷彿とさせるグラフィカルなモチーフが太陽のようにテーブルを明るく。

「ソレイユ・ドゥ・エルメス」ティーカップ&ソーサー 各¥39,600・サラダボウル¥88,000・シュガーポット¥72,600・ポット¥128,700・トレー「オズレ・カラー」¥438,900・ブレスレット「トルサード」(SV)¥613,800/エルメスジャポン(エルメス)

板谷由夏さんが語る、 私にとっての、 “心のラグジュアリー”

「旬を楽しみ、自然を慈しむことはそのまま、自分自身と、地球のすべてを愛することにつながるような気がします」と語る板谷さん。シルクメッシュTシャツの優しいブーゲンビリアピンクが、その笑顔をさらに優雅に彩る。

トップス¥287,100・ピアス「クルー・ド・フォルジュ」(SV)¥211,200・ブレスレット「トルサード」(SV)¥613,800・食器、トレー(すべて上と同じ)/エルメスジャポン(エルメス)

板谷由夏-YUKA ITAYA-
板谷由夏-YUKA ITAYA-
いたや ゆか●モデルを経て’99年に俳優デビュー後、数々の映画やドラマに出演し、今やエクラ世代を代表する俳優に。映画『夜明けまでバス停で』で’22年、第32回日本映画批評家大賞 主演女優賞受賞。

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撮影/大塚三鈴 ヘア/西村浩一(VOW-VOW) メイク/村松朋広 スタイリスト/伊藤美佐季 モデル/板谷由夏 取材・原文/大野智子 ※略号は次のとおり。SV=シルバー ※エクラ2025年4月号掲載 

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