普遍的でありながら新しい、今年の「新名品靴」をご紹介。今回は、働く50代のモチベーションを上げてくれる「エルメス」のスリングバックパンプスをピックアップ。
HERMÈS
端正なだけではない。深いスリングバックに静謐(せいひつ)な色気を携えて
オフィシャルな場にもふさわしい、ノーブルなポインテッドトゥのスリングバックパンプスは、バックストラップにあしらった、ナノサイズの「ケリー」バックルが特徴的。肌になじむナッパレザーは、見た目にも上質感が伝わる。「通常のバックストラップよりサイドを深く覆ったデザイン。かかと部分の露出が少なく、その控えめな抜け感に色気を感じます」
(青木さん)。靴「ラヴァー」(4)¥236,500/エルメスジャポン(エルメス)
王道から少しはずれた“バランス美”が大人を惹きつけるんです――青木貴子(スタイリスト)
大人のファッションで、一番“時代感”が出るのは「靴」だと思うんです。どんなにおしゃれしていても靴が洗練されていないと素敵に見えないし、逆に靴さえ決まっていればセンスよく見えたりする。とはいえ、ビジネスシーンではオフィシャル感が必要。ポイントは、誰から見ても失礼のない王道のクラシックから、ほんの少しだけはずれた絶妙な“バランス美”。端正に整った美人より、どこか人と違う部分がある顔のほうが印象的で心惹かれるもの。靴も同じ。決して奇抜ではなく、普遍的な上質感や造詣の美しさがありながらも、そこに少しだけはっと目をひくハズしの要素があるのが、今の時代の「新名品靴」だと思うんです。
それに、いい靴って、足の形に添って計算されたクチュール感のあるフォルムやリュクスな質感が美しくて、思わずほれぼれして時間を忘れて眺めてしまうほど! そんなふうに大人が“愛(め)でることができる”というのも、「新名品靴」選びの基準のひとつかもしれません。
ふわりと時代の風にのって、自分軸でたおやかに働く「新しい(=NEO)エグゼクティブ」のための新しいワーキングスタイル