le 19Mは、パリ19区と開発が進むオーベルヴィリエ地区の境に立つ、ランドマーク。メゾンダールのアトリエと併設で、一般ビジターにもサヴォアフェールのすばらしさを実感・体験できるスペースが。
パリ「le19M」、それは特別に出会える場所
le 19Mのゲートを抜けて左側の建物の地上階が、ビジターにも開放されたスペース。ガラス張りで自然光がさんさんと射し込むフロアには、ブックショップとカフェが広がる。その奥のギャラリーでは、定期的に企画展を開催。会期の間にはトーク、刺繡体験など、さまざまなイベントも開かれる。まさに、サヴォアフェールをめぐって集い、学び、語り合えるコミュニティ・スペースだ。
©CHANEL
7L
’99年にカール・ラガーフェルドがパリ7区のLille通り7番地に開いたアートブック専門店7L(セットエル)の支店。la Galerie du 19Mの企画展のテーマに合わせてキュレーションした品ぞろえは、ここだけ。
©le19M - Margaux Salarino
©le19M - Clarisse Aïn
le Café du 19M
小規模農家による産直流通食材にこだわるテロワール・ダヴニールからの素材で、季節の料理をサーブ。ランチ月〜金曜12:00〜14:00、土・日曜12:00〜15:00、カフェ11:00〜17:30(水〜日曜)
©le19M x Timothee Chambovet
©le19M x Timothee Chambovet
©Ismael Bazri
la Galerie du 19M
ギャラリーは企画展の開催時のみオープン。9月24日には"伝達"をテーマに絵画から写真、ビデオ、スカルプチャーまでのアート作品とメティエダールを交錯させたグループ展『Trouver son monde』が始まる。12月14日まで。
©CHANEL
©CHANEL
le 19M●2 pl Skanderbeg 75019 Paris / Aubervilliers メトロFront Populaire駅またはAimé Césaire駅よりバス、トラムならPorte d’Aubervilliers(複数の行き方あり。詳細は公式サイトで)
東京に「le 19M」がやってくる! la Galerie du 19M Tokyo
la Galerie du 19M初の大規模な場外展は、東京で。メゾンダールの紹介から日本のアーティストや職人とのコラボレーション、ルサージュ100周年展まで。
本展覧会は、3本立て。まずイントロダクションとしての『le Festival』では、le 19Mにアトリエを構える11のメゾンダールの活動を紹介する。各アトリエからは道具や素材、進行中の作品サンプルまでを展示。没入型インスタレーションのデザインを手がけたのは、パリを拠点とする著名な建築家の田根剛率いるATTA-Atelier Tsuyoshi Tane Architectsだ。そしてla Galerie du 19M Tokyoならではの特別な作品の展示は『Beyond Our Horizons』。各メゾンとフランスまたは日本の職人、アーティストとのコラボレーションを実現し、日仏のダイアローグとして展開される。参加者はクララ・アンベール(ヴィジュアル・アーティスト)、石垣昭子、シモーヌ・フェルパン(ともにテキスタイル・アーティスト)、グザヴィエ・ヴェイヤン(現代美術アーティスト)、永樂善五郎(焼物師)、そしてメゾン ミッシェルとのコラボレーションで帽子の木型を着想源とした提灯を制作した小嶋商店(京提灯)。アトリエ モンテックスのアーティスティック・ディレクターであるアスカ・ヤマシタほか3名とともにエディトリアル・コミッティを務める緒方慎一郎は、会場内でle Bar à thé(お茶バー)も主催する。またパリで開催されたルサージュの回顧展『Lesage 刺繡とテキスタイル、100年の物語』はさらに規模を拡大した。いずれも見応えのある展示となりそうだ。
© le19M x Clarisse Aïn
パリのla Galerie du 19Mで昨年9月から1月末まで開かれた『Lesage, 100ans de mode et de déco ration』展より
©CHANEL x Alix Marnat
ルマリエ特有の技術"パンセ"では、ダチョウの羽根をひとつひとつ縫い付けてボリュームを出す
©le19M x Lucie Khahoutian
ルサージュではこんな昔ながらの織り機で装飾的な生地を手織りすることも
©le19M x Angele Châtenet
ルマリエの壁を覆うのはシャネルのためのさまざまなカメリアたち
©le19M x Jonathan Llense
ルマリエで使われる、無数の工具
Information
『la Galerie du 19M Tokyo』展は六本木ヒルズ森タワー52階にて、9月30日〜10月20日まで開催。入場無料。会期中には刺繡とチャーム作りのワークショップ(事前予約制)、トーク、子供も参加できるミニアトリエなどイベントも開催。書籍やオブジェの売店も。プログラムと予約は公式サイトにて。
https://www.chanel.com/jp/fashion/event/opening-gallery-19m-tokyo-2025/