旅慣れたおしゃれな大人たちのスーツケースの中身をご紹介。今回は、故・田原桂一氏の妻である田原博子さんが、香港のアートフェアなどを訪れる際のコーディネートを拝見。
<会社代表 田原博子さん>香港へ、4泊5日アートフェア&ガラディナーの旅
着飾ることもエチケット。作品を引き立てつつ、私らしく
主人のクライアントがいる香港では、アートフェアや懇意にしているギャラリーの展覧会など、彼の亡きあとも華やかな場にお招きいただく機会が続いています。前夜祭のヴェルニサージュやガラディナーはまばゆいほどの華やかさ。作品を引き立てつつ、おしゃれを楽しめる特別な場ですので、私も喜びの席にふさわしい装いで臨みます。美しいシルエットや大胆なカッティングも、香港の空気の中なら自然に溶け込み、自信をもって楽しめます。喜ばれるのはやはりおきもの。繊細にきらめく銀箔の訪問着を白で引き立て、お祝いの席の装いに。一方のランチミーティングには、黒のパンツスーツで、凛々しくもどこか女性らしい着こなしを心がけます。
MY SUITCASE
『グローブトロッター』の「ラージチェックイン」は「きものを収納するのに最適サイズだったから」。凛としたたたずまいの黒を
ガラディナーには、光のもとで麗しく輝く銀箔を全面に施した訪問着を
幼いころから日本舞踊を習っていた田原さんは「きものを着ているときが一番私らしい」と語る。以前、香港で見つけた『ロエベ』のバッグを合わせて。折りたたむと平面になるきものは実は旅向き。「大判ストールを風呂敷がわりに使えば、旅先でも重宝します」。それもまた田原さん流、きものパッキング術
長く愛用している『グッチ』のパンツスーツは、シルク素材で光沢感も美しい一着。ブラウスとクロコのバッグは、かつて田原氏と手がけていたセレクトショップでオーダーメイドで作ったもの
大ぶりで華やかな個性を放つバロックパールは友人のブランドのもの
お母さまから譲り受けたジュエリーは和装にもドレスにも
『シャネル』のバッグとカシミヤストールは上品なパープルカラーでセット使いにして、シンプルスタイルのポイントに
海外に行くときに「必ず持っていく」という、金沢の加賀麩『不室屋』の即席お吸い物。ポーチに入れて携帯する
旅行中の腕時計は、2カ国の時間がひと目でわかる『エルメス』の「ナンタケット」を長年愛用
体の線に隙なくピタリと寄り添うホワイトのニットドレスは『ケイト』。思わず視線が奪われるバックスタイルは、ビジューをあしらった3本ラインがデザインポイントに。ホワイトミンクのショールと合わせてさらにゴージャスに