靴好きスタイリスト・戸野塚かおるさんの靴愛は、特に春夏に盛り上がる。履くだけで足もとが主役になるカラフルで華やかなデザインや、スタイリングの仕上げとして洗練をプラスしてくれるデザイン。おしゃれの楽しさを教えてくれるような春の靴選びを、戸野塚さんに聞きました!
「少しでも春の気配がしたら、隙あらば素足で綺麗な靴が履きたい!」と靴愛を語る、スタイリスト戸野塚かおるさん。特に好きなシーズンは春夏。「ウールの重たい服を着ていても、足もとが変われば気分も変わります。例えば、春夏の展示会で気になったレース素材や赤い色。大人は服で大胆に取り入れると抵抗感がある人もいるかもしれません。それが靴になると、小さくなら取り入れてみようかな?とぐっと近い存在に。面積を小さく流行を取り入れるのに、靴に勝るものなし!」。大人にうれしいローヒールシューズの新作から、スタイルに効く逸品をセレクト!
エルメスのバレエシューズ
¥182,600/エルメスジャポン(エルメス) photo:©Hermès
メッシュニットにカーフレザーのトリミングが軽やかなバックストラップシューズ。「こんなシックな配色が似合うのは、たとえば全身オールホワイトの着こなし。今日のコーディネートのポイントは?ともしもインタビューされたら、迷わず靴です!と答えたい。笑。この靴をはくために何を着ようかな、と考えさせる、靴好きを刺激する美しい靴。さすがエルメスです!」
ディオールのリボンパテントシューズ
¥140,000/クリスチャン ディオール(ディオール)
甲は深すぎず浅すぎず、優美なカーブを描いたトゥと艶やかなパテントがこの上なく上品なフラットシューズ。ロゴ入りのサイドリボンがアクセントに。「サイドのリボン使いは、足入れしたときに肌が見えるよう計算されたセンシュアルなデザイン。上品な佇まいが魅力の靴だからこそ、デニムやカーゴパンツなどあえてカジュアルな着こなしに合わせることで良いギャップが生まれます」。
ドルチェ&ガッバーナのスエードフラットシューズ
¥126,500/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン(ドルチェ&ガッバーナ)
トリュフのように魅力的なブラウンスエードをまとったポインテッドトゥのバレエシューズ。「まずこの靴が足を素敵に見せてくれる理由は、この甲やサイドの浅さ。そして足首よりについた細いストラップ。足の甲の筋が見える、華奢な部分を強調するデザインは、大人が履くとぐっとセクシーに。トレンドのブラウンスエードの素材感をいかすため、ぜひ素足ではいて欲しい一足!」。
ボッテガ・ヴェネタのゴールドフラットシューズ
¥ 203,500/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
シャンパンゴールドのメッシュ編みレザーは、派手すぎずにどんなスタイルにも合わせやすいデザイン。ソールが薄くスタイリッシュなフォルムは、輝きを引き立てながら主張しすぎない存在感が絶妙。「こんな上品な輝きが足もとにあると、シンプルな着こなしでもぐっと華やぐ。ドレスアップの仕上げにしても、マニッシュな服のはずしにしてもOK! 活躍するシーンが多いのも魅力です」
ミュウミュウのバレリーナシューズ
¥151,800(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス
バレエシューズなのにどこか懐かしの上履きのようにみえるのはフロントゴムがあしらわれたデザインだから。白いボディにブラックソールのモノトーンでまとめ、モダンに仕上げたフラットシューズはさりげなくチャーミング。「リボンが大げさじゃないのも上品。白いスニーカーのような気持ちではけますが、スニーカーより洒落感と軽やかさが出るのもうれしい。パンツスタイルの足もとに抜け感を出してくれます」
クロエのリボンパンプス
¥157,300/クロエ カスタマーリレーションズ(クロエ)
甘いリボンつきパンプスなのに、パンクなディテールで二面性を楽しめるバックストラップシューズ。「華奢過ぎないピラミッドヒールは安定感があり、トゥにあしらわれたスタッズのおかげでリボンの甘さを中和して大人にも取り入れやすいデザインに。ほんの少し高さのあるヒールは脚をきれいに見せつつ歩きやすさもあるから、ヒールから離れてしまっていた人にもおすすめです」
ジル サンダーのバレリーナ
¥154,000/ジルサンダージャパン(ジル サンダー)
「今季久しぶりに気になる色は赤!」と語る戸野塚さんがおすすめのレッドシューズがこちら。「パンチングレザーでメッシュのようになったデザインは、透け感があるので重すぎず色気もあって絶妙。足首のゴールドのメタルストラップと相まって、まるで足もとのアクセサリー、といった存在感。春らしいビビッドな色は、大人はちょっとだけポイントで足すだけでも新鮮!」
フェラガモのバレエシューズ
¥154,000/フェラガモ・ジャパン
レザーを編み上げたボティと切り替えたトゥ、踏み込んでスリッパのようにも楽しめるデザイン。遊び心とクラフツマンシップがつまったバレエシューズ。「レザー編みのデザインは、素足ではくと肌がのぞき、かわいらしいのにセンシュアルなムードもあるのが魅力。太いベルトのメリージェーンもトレンドですが、さりげないガンチー二使いと軽やかなボディによってスタイリッシュに進化しているのはさすがです」
マノロ ブラニクのレースミュール
¥151,800/ブルーベル・ジャパン[ファッション事業本部](マノロ ブラニク)
気になる素材として、戸野塚さんがあげていたレースをミュールに落とし込んだデザイン。「可愛らしいレースだけれど、黒を選べば甘すぎずセクシーなムードも楽しめる。洋服でレースを取り入れると可愛くなりすぎる、という人もシンプルなモノトーンスタイルの仕上げとしてこんなアイテムをプラスすれば、小粋に新鮮に、トレンドを楽しめるはず」
ロジェ ヴィヴィエのスエードパンプス
¥152,900/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
4.5㎝の歩きやすいヒールとマットなベージュカラーが洗練された印象をつくるスエードパンプス。「ロジェ ヴィヴィエでは珍しくて新鮮なスエード使い。脚とつながってみえるベージュカラーは、脚長効果も狙えます。同系色のレザーで包まれたバックルや、ブローグをあしらったクラシックな装飾、華奢なヒール、とエレガンスのつまったパンプスは大人の春の装いにぴったり!」