イタリア、そして世界のファッションを50年以上にわたり牽引し、惜しくも'25年秋に亡くなったジョルジオ・アルマーニ。ブランドを代表する「ドレス」の魅力を、スタイリストの戸野塚かおるさんに聞いた。
Armaniの代表アイテム:ドレス
世界一美しいといわれる、ジョルジオ アルマーニのベルベット。
個性と知性を引き出し、調和と静けさを生み出すドレス
美しいブラックがきわだつ上質なベルベットのドレス。実は、ボトム部分がパンツになったジャンプスーツタイプなのも、アルマーニらしい粋でお茶目なサプライズ。
ドレス(ジャンプスーツ)[参考商品]・ネックレス¥264,000/ジョルジオ アルマーニ ジャパン(ジョルジオ アルマーニ)
「ドレスを探すならアルマーニに行けば間違いない」(スタイリスト 戸野塚かおるさん)
ミラノの本社を訪れたことがあるスタイリストの戸野塚かおるさんにとって、ジョルジオ アルマーニは特別な存在だ。
「彼が作る服は、着る人を主役にしてくれる服。私がそれを実感するのはドレス。誰が着てもその人のよいところを必ず引き出してくれる気がします。アルマーニのドレスは、まずはシルエットがすばらしいので、全身で見たとき圧倒的に美しい。そして素材も縫製も一流だから、近くで見てもさらに美しい。ドレスを探すならアルマーニに行けば間違いないんです」。
戸野塚さんは、その素材にも注目し、“アルマーニのベルベットは世界一”と語る。
「アルマーニ氏は、世界中の生地屋から最高のものを選びぬいていると聞きました。アルマーニのベルベットは、毛足の密度が高くコシがあり、心地いい重さが魅力。密度の高い光沢に、ほどよい重さはなめらかな落ち感につながっていると思います」。
大人が選ぶべきドレスは、“決してセクシーに転びすぎず、上品さと清潔感があることが条件”と戸野塚さん。
「今回撮影したドレスは、べルベットとサテンという素材の組み合わせがタキシードを思わせ、どこかマニッシュ。この媚びない感じこそがアルマーニのドレスの秀逸なゆえんだと思います」。
撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) スタイリスト/戸野塚かおる 取材・原文/大野智子 ※エクラ2026年2・3月合併号掲載