イタリア、そして世界のファッションを50年以上にわたり牽引し、惜しくも'25年秋に亡くなったジョルジオ・アルマーニ。ブランドを代表する「ジャケット」の魅力を、 元ミラノ在住コーディネーターの藤原清美さんに聞いた。
Armaniの代表アイテム:ジャケット
軽くて、快適。そしてすべての女性を美しく見せる
自然体のエレガンス・ジャケット
心地よいウールとカシミヤのフランネルで仕立てた、エレガントでミニマルなシルエットのシングルブレストジャケット。ショールカラーが上品でスタイリングしやすい洗練されたデザインだ。
ジャケット¥495,000・シャツ¥396,000・スカート¥440,000/ジョルジオ アルマーニ ジャパン(ジョルジオ アルマーニ)
「きちんと感がありながらもソフトな印象。今もなお人気なのはそこが理由だと思います」(元ミラノ在住コーディネーター 藤原清美さん)
元ミラノ在住コーディネーターの藤原清美さんは、ジョルジオ アルマーニが世界的ブランドへと上り詰める過程をつぶさに目撃。
「’70 年代はまだフランスメゾンのオートクチュールが主流。アルマーニが登場したときは非常にアヴァンギャルドな存在でした」。
ジャケットのシルエットは、肩パッドや芯をはずし非構築的に。生地はそれまでになかったソフトなものを採用。
「着心地は当然格段によくなり、これまでになかった色合いがミラノの街にとてもよく合い、モダンでした。アルマーニのジャケットは、きちんと感がありながらもソフトな印象を感じさせてくれる。今もなお人気なのはそこが理由だと思います」。
藤原さんは、ミラノにあるファッション以外のアルマーニのお店も魅力的だと語る。
「ホテルにレストラン、本屋、花屋、スイーツ店など、どこもアルマーニらしいこだわりが隅々まで満ちていてとても心地いい場所。おすすめは、アルマーニ ドルチのパネトーネとチョコレート。パネトーネは本当に世界一だと思いますし、チョコレートは誰に贈っても喜ばれ、こちらも幸せな気持ちになれるんです。私はアルマーニから、日々の生活をていねいに自分らしく暮らすことの大切さも教えてもらった気がします」。
撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) スタイリスト/戸野塚かおる 取材・原文/大野智子 ※エクラ2026年2・3月合併号掲載