俳優・板谷由夏とスタイリスト・伊藤美佐季。ファッションとジュエリーをこよなく愛するふたりが、今ときめくブランドへの思いを語る。新連載の第1回は「バレンシアガ」。
vol.1 BALENCIAGA
オーガンジーコットンシルクポプリンのシャツは非常に長くボリュームのあるトレーンが特徴。トレーンのシルエットは、1967年に創業者のクリストバル・バレンシアガが発表したウェディングドレスを思わせる。ピッチョーリが生み出す斬新かつ優美な世界観を体感できる画期的な一着だ。
シャツ¥451,000・パンツ(参考商品)・ラムレザーグローブ¥161,700・ピアス¥88,000(すべて予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
私たちがバレンシアガにときめく理由
’26 年春夏は、新クリエイティブ・ディレクターに就任したピエールパオロ・ピッチョーリのデビューコレクション。緻密なテーラリングとフェミニンなシルエットが注目を集めている。ピッチョーリの名前は、板谷さんと伊藤さんのファッショントークにもたびたび登場し、今ふたりが最も気になっているデザイナーだ。
「長いシャツのトレーンには驚きましたが、大胆かつ革新的なボリュームで、見慣れていたはずのアイテムがまったく違う印象になっているのが新鮮でした。これまで少しストリート寄りなイメージもあったブランドですが、新生バレンシアガは、大人に寄り添ってくれるデザインが多いのもうれしい発見。今季、一番好きなコレクションです」(伊藤)。
「デザインもシルエットも素材も、すべてに計算された色気と華を感じます。メンズライクなアイテムでも、まとえば、逆にフェミニンな印象に。大人の体をきれいに見せてくれるのも感激しました」(板谷)。
’01年に発表され、時代とライフスタイルの代名詞にもなったバッグ「ル・シティ」。’24年に再構築された名品に、今季新たにラフィア素材と、新型のバスケットタイプが登場。春夏のシーンをスタイリッシュに演出してくれる。ともに取りはずし可能なストラップつき。
[上から]「ル・シティ バッグ スモール」(縦20.5×横30×マチ10.5㎝)¥367,400・「ル・シティ バスケット スモール」(縦20×横27×マチ11㎝)※オールブラックは日本限定 ¥163,900(ともに予定価格。イベントにて先行発売)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
MA-1を彷彿とさせるポリエステルのクロップトボンバージャケットのインには、ダブルシャイニーレザーのクロップトトップを。短めのトップとハイウエストパンツとの間の、肌見せ具合が絶妙。メンズライクなアイテムを組み合わせつつも、ディテールにかいま見える色っぽさが、今季のバレンシアガの魅力。板谷さんの凛とした表情が、その世界観を上品に伝える。
ブルゾン¥346,500・レザートップ¥396,000・パンツ¥180,400・ピアス¥88,000(すべて予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
一見マニッシュなのに身にまとうと、なんとも女らしい。
私が待っていたのは、こんなエレガンスなんだと感じました
――板谷由夏
今回板谷さんが、そのシルエットの秀逸さと軽やかな着心地に驚嘆したのがこのルック。ダブルコットンのクラシックシャツに合わせたのは、スカートのように見えて、実はバルーンショーツ。素材はリサイクルポリエステルとシルクの混紡であるテクニカルタフタで非常に軽く、独特の光沢が魅力だ。クリストバル・バレンシアガが1953年に発表したバルーンのラインに着想を得ている。
シャツ¥217,800・バルーンショーツ¥632,500・ピアス¥88,000・靴(参考色)¥177,100(すべて予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
新クリエイティブ・ディレクターのピッチョーリが生み出す画期的なシルエットは、優雅さもおもしろさもあわせもち、大人の女心をくすぐります
──伊藤美佐季
Profile
いたや ゆか●俳優。’99年映画デビュー。数々の映画、ドラマに出演。ブランドSINMEではディレクターを務めている。
いとう みさき●スタイリスト。著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』は、ジュエリー好きのバイブル。