ほどよいかわいげと、シーンを選ばない使い勝手のよさで、今また人気が再燃中のバレエシューズ。スタイリストの大草直子さんが信頼を置く「黒のバレエシューズ」の魅力をご紹介します。朝も、昼も、夜も、50代のファッションのあらゆるシーンにしっくりハマる黒のバレエシューズのコーディネート力も検証!
結局、「黒のバレエ」が一足あれば
スタイリスト 大草直子さん
’72年生まれのエクラ世代。雑誌の編集に携わったのち独立し、ファッション誌やカタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業も。著書『大草直子のSTYLING & IDEA』(講談社)ほか多数。
女性にとって靴は、スイーツみたいだなあ、と思います。そう、何足あっても「新しいタイプ」や「美しいデザイン」「心惹かれる色」は、いつもベツバラ。けれど、すべてをまんべんなく登場させることはなくて、結局頼ってしまうのは“同じ一足”だったりします。私の場合は「黒のバレエシューズ」。さらに“エナメル素材”、しかも“ポインテッド”であれば、パーフェクト!“黒”は、昼夜を問わず、生活のシーンも選ばず使えるから。そして“エナメル”を選ぶ理由は、天候に左右されないから。微撥水(びはっすい)の特性が、毎日の予定には、絶対に必要なのです。雨の日に、おしゃれをすることを手放さずにすむのは、小さなストレスをひとつ減らすことに。そして“ポインテッドトゥ”の理由は、ボトムを選ばないから。九分丈のスティックパンツにも、ミモレ丈のカラースカートにも似合うし、リトルブラックドレスだって受け止めてくれるのです。朝は子供の学校の用事、そのあとは仕事で撮影と打ち合わせを何本か終えたら、夜の会食へ。なんていう、3つのまったく違うシーンに身を置くような一日が、実は頻繁にある私の日常。昼夜、すべての着こなしに、間に合わせの靴をなんとなく合わせている印象……それも残念だし、替え靴持参で荷物を増やすのも避けたいところ。そのリクエストに応えてくれるのが、パンプスやスニーカーでもサンダルでもなく、一足の「黒のバレエシューズ」なのです。
黒いバレエシューズを一日中どんなシーンにも
朝も、昼も、夜も、大人のあらゆるシーンにしっくりハマる黒いバレエシューズ。そのコーディネート力を検証!
※靴の( )内の数字はヒールの高さを表し、単位は㎝です。