シンプルな着こなしも計算されたような奥行きも感じさせ、しゃれたたたずまいに見せてしまう、そんな頼もしい色「グレージュ」。この冬大人気の「グレージュ」を使ったコーディネートが多くの女性から支持を得ているスタイリスト・森慶子さんが、その魅力を語るとともに、愛用のグレージュアイテムをご紹介します。
さりげないのに存在感があり、おしゃれ感を高める優秀さ
「ふだんから“グレージュをよく着ていますね”といわれることが多いのですが、実は洋服はそれほど持っておらず、充実しているのは小物。むしろ服は圧倒的に黒が多いので、それが地味にならないようグレージュの小物を合わせることが多いですね」と森さん。
小さな面積でもグレージュを印象的に身につける森さんの姿は、編集部でも常に注目の的。森さんにとってグレージュとはどんな魅力がある色なのだろうか?
「エクラ世代のコーディネートを考えるときに、柔らかい印象を目ざせることもあり、色のコントラストをつけすぎるより、なじませるほうが好きな私にとって、グレージュはとても重宝する便利な色。ワントーンコーディネートにグレージュを加えることで、単調にならず雰囲気のある洗練された大人なムードに仕上げてくれる万能さもあります。
顔映りにおいても、グレーとベージュのいいとこどりで、色の幅が広いグレージュなら、誰もが似合う色を見つけられるのです。なかなか似合うベージュを見つけられなかった色黒の私も、ベージュ寄りのグレージュなら似合うなと。そしてグレージュは単品で取り入れるだけでも、こなれたムードを演出してくれます。それは色そのものに深みがあるから。都会的なのに暖かみがあるといった重層的なイメージも魅力なんです」(森さん)