梅雨の季節、鎌倉・明月院のあじさいがひときわ美しい彩りを放っています。今年は、心を込めて仕立てたお着物を纏い、しっとりと咲き誇る紫陽花に囲まれ、豊かな時間を過ごしてきました。
梅雨時期のささやかな楽しみでもある紫陽花に心惹かれ、その名所として名高く、「あじさい寺」の愛称で親しまれる鎌倉の明月院を訪れました。
明月院は、臨済宗建長寺派のお寺で、「あじさい寺」として広く知られています。特に6月頃には、境内を埋め尽くすヒメアジサイが美しい青一色に咲き誇り、その幽玄な美しさで多くの人々を魅了します。また、本堂裏にある「丸窓」からのぞく枯山水庭園も、四季折々の風情が楽しめる人気のスポットです。
平日15時頃の訪問で、小雨が降っていたこともあり、比較的混雑も少なく、ゆっくりと見て回ることができました。
入り口をくぐると、そこはまるで別世界。両側に艶やかに咲き誇る紫陽花に彩られた参道が、訪れる人を圧倒します。
早速、紫陽花をバックに記念撮影。
内部が水瓶のようになっていることから「瓶の井(つるべのい)」と名付けられたこの井戸は、鎌倉を代表する十の井戸「鎌倉十井(かまくらじっせい)」の一つに数えられています。鎌倉十井とは、江戸時代、水質があまり良くなかった鎌倉において、特に良質の水が湧いたと言われる井戸です。
本堂前の枯山水庭園は、砂紋と岩が織りなす静かな美しさが特徴で、禅の精神を体感できます。
明月院の象徴「悟りの窓」は明月院を訪れたら必見の名所です。大きく開かれたその窓は、まるで絵画のように外の風景を切り取り、見つめる人の心を静かに引き込みます。有名なフォトスポットなので写真を撮るための行列が出来ていました。
こちらは「花想い地蔵」と呼ばれていて、いつも季節のお花を抱えているそうです。もちろん今の時期は紫陽花です!
こちらのお地蔵さまも紫陽花の時期には、よだれかけが鮮やかな青色に変わるそうです。お地蔵さまもコーディネートを楽しんでいるんですね!
いたるところに紫陽花が!
「なぜお寺にうさぎがいるの?」と不思議に思うかもしれませんが、これは明月院という名前の中の「月」という漢字に由来します。日本では古くから「月うさぎ」の伝説があり、月にはうさぎが住むと信じられているため、明月院ではうさぎを大切にしているそうです。この日はうさぎさんはいませんでしたが、会える日もあるのでしょうか?
紫陽花に触ってはいけないので、そっと手を添えての写真撮影。
小さな竹林庭園があります。
紫陽花の花があふれる本堂や中庭園とは違った静かで趣のある雰囲気を楽しめます。
夕食は鶴岡八幡宮の近くの「あら珠」さんへ。
日本庭園が見渡せるお席に案内されました!ジャズが流れる店内は落ち着いた雰囲気です。
おばんざい12種盛合わせとやまゆり牛すき鍋をいただける「紫陽花お祝い御膳」を注文しました。彩り豊かな盛り付けにまずテンションが上がります!いろんな種類を少しずつ楽しめるのは、女性にとって本当に嬉しいですよね。
やまゆり牛はとても柔らかくて、脂ののり具合もちょうど良く、大満足でした!お腹も心も満たされました。
デザートまでしっかり完食!ごちそうさまでした!
コーディネート
今回は、昨年自分で仕立てたしじら織の浴衣を、単衣のお着物として着てみました。しじら織は生地に凹凸があり、肌に張り付かずさらりとした着心地が味わえます。春秋には普段着の着物として、夏の暑い時期には浴衣として楽しめるのも大きな魅力です。紫陽花のブルーに合わせて白地に藍染めの刺繍を施した帯を合わせて爽やかな着こなしに。
今年の鎌倉の紫陽花は、6月中旬から下旬までが見頃だそうです。ジメジメした梅雨時期ではありますが、この時期だけのささやかな幸せを感じに、ぜひ皆さんも鎌倉へ足を運んでみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました!