映画『国宝』で描かれた「二人道成寺」。
そのモデルとなった実在の道成寺。
我が家の楽しみ方をつづってみました♫
ウェブエクラの読者の皆様こんにちは!
映画『国宝』はご覧になりましたか?
吉沢亮さん演じる主人公が成長過程で「二人道成寺」という歌舞伎舞踊を披露する重要なシーン
実はその舞台は和歌山県日高川町にある実在の「道成寺」の伝説がモデルになっています。
その伝説は
平安時代、熊野詣の途中に立ち寄った修行僧・安珍(あんちん)に、
宿の娘である清姫(きよひめ)が一目ぼれ。
安珍は修行中の身であるため、また「会いに来るよ」と再会を約束したものの
修行を無駄にしたくないと逃げ去る。
嘘に気づいた清姫は怒りと悲しみの情念を燃やし、日高川を渡って大蛇へと姿を変えながら安珍を追いかける!
これだけでもかなりハラハラするストーリーなのに、さらにクライマックスに向かいます(笑)
道成寺に逃げ込んだ安珍は、
「女が蛇になるかよ」と半信半疑で笑う僧侶たちを説得し、なんとか釣り鐘の中に隠れさせてもらう。
大蛇となった清姫は、その鐘に巻きつき、その怨念の炎で鐘ごと安珍を焼き殺してしまう。
現代風に言えば
「純愛からのストーカー殺人事件」
この道成寺の一番の楽しみは、このストーリーを絵巻物を使って住職の方が熱く語ってくださることなんです。
予約などは必要なく随時開催してくださいます。
一年間に2000回も説法しているそう!手慣れた絵巻物さばきと語り口はとってもたのしい!!
クライマックスシーン。「女って怖い」っていう主人。「安珍のおもわせぶりが悪い」という私。いろんな感じ方ができるお話です。
さあ、道成寺の楽しさはこれだけではありません。
安珍と釣り鐘を埋めたとされる「安珍塚」には
怨念がこもっているように、ねじれて育つ杉の大木が生えていたり
何匹もの蛇が絡み合ったような杉の幹。伝説を知る前の子供たちも「これすごいな!」なんだか木から発せられる不思議なオーラを気付いたようでした。
事件のあと成仏したと思われていたのに
およそ400年後、お寺に新たに鐘が奉納された際に
どこからともなく白拍子(清姫の怨霊という説も)が現れ、舞を踊ると
再び鐘が落ち、
周辺住民は「清姫様の呪いだ!!」と大騒ぎに
それから二度と吊り上げられることのなかった鐘の跡。
さらには、戦国時代、紀伊国一帯にいた武装集団である雑賀衆が、豊臣秀吉方と対立し
戦の末にその鐘は戦利品として京都に持ち出されてしまい、現在は京都のお寺にあるそうです。
安珍と釣り鐘が埋められている塚
まさか二代目の釣り鐘も落ちるなんて。こわやこわや。
歌舞伎の大道具など
能楽の「道成寺」
「道成寺」を題材にした演目の衣装や、お写真、奉納されたお宝がたくさん。
「嘘」か「誠」か。信じがたい部分もあるけれど、史実にも沿っている部分もあって
「都市伝説」みたいでワクワクしてしまいます!
そして道成寺訪問の二つめの楽しみは
参道にある「つりがね饅頭」を味わうこと
作りたてはほわほわに柔らかくて優しい甘さのカステラ生地に
黒こげになってしまった安珍を暗示しているような『黒「あん」』が入っています
これもなんともシュールですよね!!
安珍を思うと、、、な大人とは対照的に
子ども達はバクバク!!
目の前の機械で焼いています
花より団子🤍
パッケージも素敵
こんな大人も子供も楽しめる「道成寺」は
和歌山市内から車で約40分。
少し足を伸ばすだけで、伝説、芸能、歴史、そして甘いお楽しみまで味わえる道成寺。
映画『国宝』を観たあとに訪れる方も増えたとか!?
お近くにおいでの際、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!