UAE最大のモスク、総工費550億円と言われるアブダビのランドマーク「シェイク・ザイード・グランド・モスク」へ。全ての人に開かれた真っ白な神聖なるモスクです。
アラブ首長国連邦はイスラム教であることは
周知のこと。
モスクはアラブの宗教、文化を知る上で
必ず訪れてみたい場所ですが、イスラム教徒以外の
人々でも見られるモスクは実はなかなかありません。
こちらは観光客もなんと無料で見ることができる
年間300万人以上が訪れるという、眩いばかりの
巨大モスクなんです。
シェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)通称グラン・モスクは、
アラブ首長国連邦でもっとも大きいモスクです。
2007年に竣工され、大きさ、美しさ、建設に
関わった人の数と何をとっても世界レベル。
伝統的なイスラム様式と近代的な建築技術を
用いて造られました。
モスクの名前にもなっているシェイク・ザイード
とは、UAE建国の父ザイード・ビン・スルタン・
アル・ナヒヤン(1918~2004没)のこと。
このモスクは、彼の名によって、総工費なんと
約20億ディルハム(当時のレートでおよそ
550億円)かけて造られたそうです。
残念ながら完成前に、シェイク・ザイードは
この世を去り、モスクの完成後、最初に
執り行われた式典が彼の葬儀となりました。
シェイク・ザイードは現在、モスクに隣接する
敷地内に埋葬されており、墓前では24時間
365日絶えずコーランが読まれているそうです。
およそ4万人収容できるグラン・モスク。
純粋さと信心深さを表現する白を基調と
されています。
すべて大理石であることは言うまでもありません。
イタリア、ドイツ、モロッコ、トルコ、中国、
イギリス、ニュージーランド、ギリシャ、
そしてアラブ首長国連邦の3,000人以上の技術者、
38の建設会社が携わり、長持ちする美しい素材と
いう点にもこだわった建築物としても、
「一生に一度は見ておきたい‼︎」
それが、グラン・モスクです。
こちらは礼拝堂に続く廊下です。
1,000を越える廊下の柱には、花柄の大理石が
手彫りであしらわれ、真っ白のモスクを彩ります。
天井はこんな感じです。
支柱の装飾はこんなに手の込んだものなのです。
この手彫りの手法は16世紀のイタリアのもので、
柱そのものはアラブ首長国連邦に多く生息する
パーム(ヤシの木)をイメージしたそうです。
メインホールは7,000人収容可能。
まさに「贅の極み」。
とにかく豪華絢爛です。
手織りのペルシャ絨毯が床一面に敷かれています。
世界最大の手縫いペルシャ絨毯といわれ、
モスク内部の約5,700平方メートルに
敷き詰められています。
お値段にして約9億円‼︎
イスラムの円形模様が描かれたデザインの
作成に8ヵ月、縫製には1,200人が参加して、
およそ1年かかったという大作なのです。
眩いばかりの立派なシャンデリアが中央に
設置されています。
最大のものは直径10mで、お値段はおよそ7億円。
装飾はすべてスワロフスキーを使用しており、
重さはなんと12トン‼︎だそうです。
床の大理石に映る天井や扉さえ、
計算され尽くしたような、素晴らしい
建築物でもあります。
あらかじめ手足の隠れる服装であれば、
手持ちのスカーフを頭に巻いて入場することも
可能です。
わたしは確かシンガポールで購入した
ストールを持参し、お洋服はアパルトモン
ドゥズィエムクラスの麻のロングシャツで。
一番最初の写真にあるモスク入口付近には、
イスラム教徒の女性が 身につけている衣装
アバヤが販売されているショップが並んで
いたり、入口で貸し出しもあります。
豪華な建築物や内装に目を奪われますが、
礼拝時に使用する説教台、経典、また、
壁には、イスラム教の神アッラーの99の
美名も描かれています。
イスラム教というと厳しい戒律など
少し近寄りがたいイメージですが、
ここでは、異教徒の人々さえ包み込む、
寛容さと荘厳な宗教、UAEの開かれた
文化を感じさせてくれます。
UAE国民にとって、建国の父が埋葬されている
このモスクは信仰心と愛国心を支える
“心の拠り所”。
礼拝の時間には、多くのイスラム教徒がここを訪れ、祈りを捧げられています。
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