エクラ主催の山本容子版画展のギャラリーツアーに参加し、どうしても息子に見てもらいたくて後日再訪してきました。人生哲学まで学べるとっておきの版画展の様子をお伝えします。
人生は一度しかない、それだからこそ素敵。
失敗なんて何もない!
大隈重信像(早稲田大学創設)
エクラ編集部の企画で早稲田大学で開催されている「山本容子版画展」のギャラリーツアーに参加。世界観を小学生6年生の息子にも是非見て欲しくて先日再訪してきました。
場所は「早稲田大学国際文学館村上春樹ライブラリー」
4月なのでキャンパス内は新入生で溢れてました。これから始まる新しい生活に胸を弾ませている若い人達の熱気を感じながら(息子はちょっと戸惑いつつ)学校内を歩いていくと、、、。
建物が見えてきました。まずこちらの建物を息子に見せたくて!
日本を代表する建築家•隈賢吾氏が2021年にリノベーションした作品です。
ジェットコースターのレールが四角い箱の周りに巡らされているみたい!
これからの世界を創り上げる若者が、この箱の中で学んで未来へ滑り出ていくそんなワクワクを感じます。
入ってすぐの階段で一枚、息子に撮ってもらいました。
村上文学に時々登場する、別の時空をつなぐ「トンネル」を超えて中へ進みます。
隈研吾氏が村上春樹の世界観へ引き込んでいる感覚にちょっと鳥肌がたちました。
「世界の文学と出会う〜カポーティから村上春樹まで」
2025年にデビュー50周年を迎える山本容子さん。こちらでは「世界の文学」をテーマに作品が展示されています。
二期開催中の今は『赤毛のアン』や『不思議の国のアリス』といった世界で親しまれている児童文学や絵本の作品も加わって、大人も子供も楽しめる作品展になっています。
村上春樹氏と山本容子さんを繋いだカポーティの作品「クリスマスの思い出」の原画です。
「クリスマスの思い出」より
村上春樹氏が翻訳された「クリスマスの思い出」を大人の絵本にしたいという思いから、山本容子さんしかいないと直々に依頼されたのがご縁の始まりなんですって。
何て贅沢な大人の絵本なんでしょう。
「不思議の国にアリス」
息子はイギリス時代に「Alice in wonderland」をちょうど読んでました。そしてアリスにまつわる数々の展覧会に足を運んだり、ルイス•キャロルの足跡を辿りにオックスフォード大まで行った記憶が蘇ったりしました。懐かしいなあ〜。
改めて読み返したり見返したりみると、新しい発見があるのが芸術の醍醐味ですよね。
息子は今、何を感じているのでしょう?
絵の配置、ちょっと不思議な感じしません?
実は、小さい子供の目線でも楽しめるように壁の下から絵を飾っているのです。
愛溢れる空間です。
「鏡の国のアリス」
鏡を使ってチェスボードを表現しています。自分が登場人物の1人になって、物語の世界に引き込まれていきます。
パレットの色は混ぜない主義だそう。
シンプルな色合いだからこそ親しみやすく、絵をより身近に感じさせてくれるのでしょうか。
「一枚の絵をブックカバーにしよう!」
「日本中の本屋さんがギャラリーになって、作品の個展ができる」
斬新な発想力にエネルギーを感じます。
確かに、開いてみるとカバー全体で1枚の作品になってる。
絵が先か文章が先か。にわとりか卵じゃないですけど、文章を読みたくて本を買うんじゃなくて、絵が見たくて本を買っちゃった、なんて言う方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
実際に使われた絵画道具が展示されていたり、他にも見どころ満載!山本容子さんのライフスタイルやエピソードも面白く、人生の、そして女性の先輩として生き方や考え方も知る事のできる貴重な展覧会です。
「何が印象に残ってる?」
小6の息子に帰りの電車で尋ねてみた所、
「人生に失敗はない」
と言う答えが返ってきました。
「え!」
正直、驚きました。絵本のコーナーを見て、「ロンドンを思い出して懐かしかった〜」とか勝手にそんな風な答えを想像していたんです。
最初に見たVTRでの言葉を思い返してみました。
「描き損じ、失敗は辞書にはない。
つまらなくて筆が止まったときが失敗
楽しんでいたらそれでオッケー」
その瞬間感じた何かを表現するのが芸術。
実生活でも一瞬一瞬を大切に目一杯楽しんで生きていらっしゃる姿を想像していました。
エクラ主催のギャラリーツアーの時に、ポストカードにサインを頂きました。
波瀾万丈な人生を歩まれながら、華やかな美貌と共に人生を謳歌されている姿に感激!
何て優しい笑顔なんでしょう。
展覧会の様子は、華組の綾部佳世さん、根本有加里さん、松ヶ崎由紀子さん、水口宜子さん、細谷奈弓さん、岡部みわこさん、梅澤千佳子さんもブログで紹介されています。そちらも合わせてご覧ください。
山本容子版画展
「世界の文学と出会う 〜カポーティーから村上春樹まで」
• 開催期間:2025年3月3日(日)〜5月27日(火)
• 時間:10:00〜17:00
• 休館日:水曜日
• 入場料:無料
• 会場:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)2階
明日、何か新しいことがおきるかな?
明日に期待しよう!
人生に失敗はないんだから。