PMS(月経前症候群)がつらかった人は更年期症状がひどくなる?【更年期の基礎知識Q&A】

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これから更年期を迎える人は、自分の将来の更年期症状の重さについて、あれこれ考えて心配になりがちです。PMS(月経前症候群)が重い、母親が更年期症状に苦しんでいた、などは関係するの? 産婦人科医の吉形玲美先生に伺いました。

【教えていただいた方】

吉形玲美さん
吉形玲美さん

産婦人科医、医学博士。大学病院で医療の最前線に立ち、女性医療・更年期医療のさまざまな臨床研究にも数多く携わる。女性予防医療を広めたいという思いから、インスタグラムでも発信。

Q1. PMS(月経前症候群)がつらかった人は更年期もつらい?

A1. 今のところ、PMSと更年期症状の関連はないといわれています

「PMSの重さと更年期症状の重さに関係があるというデータは見当たりません。出産の有無やつわりのつらさ、子宮の有無などにも関係がないといわれています」

Q2. 母が更年期症状がつらいと私もそうなる?

A2. 更年期の症状は遺伝はしませんが、生活習慣が似ていると症状の出やすさも似てきます

「症状は遺伝子に関係ありません。ただ、親子で体質や性格が似ていたり生活習慣が似ていると同じような不調が出やすく、遺伝だと思いがちです」

Q3. なぜ更年期にはつらい症状が出るの?

A3. 脳が一気にパニック状態になり、指令がうまく行かなくなるからです

「女性ホルモンが減少すると、脳の視床下部から過剰に卵胞刺激ホルモン(FSH)が出ます。ホルモンによってコントロールされている脳の中は一気にパニック状態に。自律神経がバランスを失って、いわゆる自律神経症状が出る。それが更年期の不調の正体です」

Q4. 生活習慣と更年期症状って関係ある?

A4. 運動、食事、睡眠の習慣が症状を大きく左右します

「睡眠不足や運動不足、栄養不足は更年期の症状を悪化させることにつながります。特に睡眠と運動を見くびらないで。適度な運動は男性ホルモン『テストステロン』の分泌を増やし、脳の機能をアップ。質のよい睡眠は、きちんと体や脳を休ませて自然治癒力・回復力を上げてくれます」

・適度な運動習慣=テストステロンを増やして元気に
・食生活=腸内環境は変化する。腸活次第で症状が改善
・快眠=何はなくとも質のよい睡眠は健康の要

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構成・原文/蓮見則子
初出:OurAge 2024/1/15

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