人生の途上で思いもかけなかった「がん」への罹患。衝撃も苦しみも悲しみも受容も人それぞれ。「がん」告知を受けて始まった人生の第2章エピソードを紹介。
免疫力と体力をつけるために始めた登山。忍耐力と精神力が鍛えられ、再発と死を恐れるマイナス思考を断ち切れました
ココアさん 46 歳・会社員 42 歳のときに肺腺がん
不妊治療中に肺にチクチクするような感覚があり、人間ドックを受けて肺がんと診断されました。
手術をして、転移などはなかったものの、予後不良で再発の可能性が高い、まれなタイプのがんであることが判明。術後は以前より息が苦しくなり、不妊治療もしばらく見送ることに。再発の不安や不妊治療の継続、コロナによる外出規制などに悶々としていたころ、体力と免疫力をつけるために登山を始めたことが、私の転機になりました。
滑落や遭難など、登山はある意味、常に死と隣り合わせです。加えて、登山は体力的にきつい状況に耐えながら登るため、忍耐力や精神力が自然に養われました。そうして、死を恐れるマイナス思考からしだいに前向きに生きるプラス思考に変わっていったのだと思います。山に対する感謝の気持ちから、現在はアウトドア業界に転職。今後の目標は、がん罹患者向けの低山ツアーやハイキング、そのためのトレーニングなどを企画することです。登山のすばらしさを伝えつつ、同じがん罹患者のかたが元気に前向きに生きられるサポートをしていけたらと願っています。
こんな読者の声も
肺腺がんを手術で切除しましたが1年半後に再発がわかり、一気にステージ4に。抗がん剤を服用して3年、仕事を続けたのでうつになることもなく、その間、フランス語を独学して仏検4級までとりました。もうお金をためなくていいんだと気が楽になり、今はゆとりのある生活を送っています。(56歳・会社員)
まさに今年、乳がんに罹患しました。自分が今生きていて、明日がくることがあたりまえでなくなりました。周囲に対しても何を伝えたいかを意識するようになり、生きるということが罹患前よりクリアになった気がしています。(48歳・主婦)
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