突然の宣告は、当事者はもちろんのこと、受け止める周囲の心も揺らすもの。もし親しい人が「がん」と告げられたら? 精神腫瘍医の清水 研先生に、やってはダメなことを教えてもらった。
教えてくれた人
精神腫瘍医 清水 研先生
精神腫瘍医 清水 研先生
精神科医、医学博士。金沢大学医学部卒。国立がん研究センター勤務を経て’20年より公益財団法人がん研究会有明病院腫瘍精神科部長。著書に『がん患者のこころをささえる言葉』(KADOKAWA)、『絶望をどう生きるか』(幻冬舎)などがある。
もし親しい人から「がん」を告白されたら?
「がんばって」「きっと大丈夫」は避けて
応援のつもりでかけた励ましの言葉や過度な期待をもたせる発言は、相手の負担に。「神は乗り越えられない試練は与えない」などの名言・格言系も要注意。
「~が効くみたいだよ」などの噂話を伝えない
効果が不確かな治療法や健康術など、聞きかじった情報を安易にすすめるのは考えもの。どうしても伝えたいことでも必ず「私の場合は〜」と前置きして。
泣きくずれない、心配を否定しない
心配のあまり感情的になるのは、相手を困らせるだけ。また「クヨクヨしても仕方ない」と不安を打ち消す態度も、感情の発露を阻害するので気をつけたい。
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取材・原文/大谷道子 イラスト/柿崎サラ ※エクラ2023年12月号掲載