年齢を重ねるほど、心も体も変わっていく。その揺らぎを否定せず、今の自分に合う心地よさを選び直すことが、これからの豊かさにつながるはず。自分らしく生きていくために必要なことを、一緒に見つけていこう!
Message from:エクラ編集長 杉浦 歩
エクラ読者の皆さん、人生100年時代、これからどう生きていきたいですか。
厚労省のデータによると’24年の日本人女性の平均年齢は87歳で、90歳まで生きる割合は50%。そう思うと50代はまだまだ半分! 「何かを始める」のに決して遅くないんです。
やり直したいこと、やりたいと思って先送りしていたこと、新しく始めたいことはありませんか。そのための活力を生み出すにはやっぱり「健康」や「運動」が大事。
50代は健康元年! 体を動かすと心も元気になる。自分の体と向き合うことで、日々の充実度が変わってくる。
そんな「実感」をもって生きているモデルの亜希さんをアンバサダーにお迎えし、毎日を心地よく過ごすための特集をお届けする「ウェルビーエクラ」を始めます。ご期待ください!
アンバサダーは亜希さん!
年齢を重ねるほど、自由に、豊かに。そんな未来を体現する亜希さんは、今のエクラ世代に一番寄り添ってくれる存在!
私にとって「ウェルビーイング」とは “人生を本音で生きる”こと!
ジャケット¥165,000・タンクトップ¥22,000/アンビラン リング¥37,400・ブレスレット¥60,500/ブランイリス トーキョー(ブランイリス)
自然体のたたずまいや日々の暮らしが、多くの共感を集めている亜希さん。「子育ても一段落してきて……」と語りはじめた言葉の中には、最近の変化が伝わってくる。日々アップデートしつづける、亜希さんならではの「ウェルビーイング」とは?
1. 運動を始めたことで変化のスイッチが次々と!
カタカナが苦手な私は「ウェルビーイング」と聞いてもいまいちピンときてなかったんですが(笑)、先日ラジオ番組に出演した際にMCのかたが「豊かさ」とおっしゃっていて、ストンと腑ふ に落ちたんです。
運動嫌いだった私がこの1年半、ジムに通ってトレーニングを続けているのですが、始めてみたらすごく体が軽くなるし、アドレナリンは出るし、気持ちがいいことに気づいて。
母指球で立つとか細胞が動く感覚って日常ではないけれど、それがわかるようになると不思議と、「あ、今私ちゃんと存在してる」という意識まで生まれて、その瞬間が幸せマックス。今はもう、あの気持ちよさを欲しているというか、脳をいいようにだませているのかな。とても「豊か」だなと感じます。
それに、体を動かしたあとの自分の顔も好き。きれいにお化粧してもらったときとはまた全然違う、汗びっしょりの顔を見ると「私、いい顔してるじゃん!」って。たった1 年半で偉そうなことを、と自分でも思いますが(笑)。
2. フォーカスを見た目から内側へ。自分で自分の体に責任をとる
誰だって、生きていれば顔カタチが変わるし、スタイルも変わる。
ダイエットをしても体重は減らないし、髪の毛も薄くなる。だけど、外見ばかりを気にするんじゃなくて、発汗やめぐりなど自分の内側から生まれるチカラにフォーカスすると、大げさかもしれないけれど“生命”を感じます。
そういう意味では、ジムは命を確認する場所、トレーニングは命の確認作業なのかもしれません。
トレーニングに励む70代、80代のかたがたを見ると、まだまだ自分は未熟だと感じるし、「ここからがもう一回、スタートだよ」といわれているような気さえします。
実際、生きる自信にもつながっていて、仮に高層ビルでエレベーターが止まっても、前の私だったら階段を上るという選択肢はなかったけれど、今だったら先頭を切って歩いちゃう。汗をかけるとか自分の足で何かができるとか、そういうことでこの先の道が分かれるように思うんです。
3. 小さなことを毎日続ける。それこそに、幸せを感じる
私は、幸せは今決めるものではなく、“もっと先にあるもの”だと思っています。
そのためには元気でいたいし、自分が気持ちいいと思うことをしたい。特別なことではなく、ちょっとした楽しみやワクワク、そして少しの向上心。それが、元気の秘訣になっていくんじゃないかな。
いいうんちが出れば自分を誇らしく思えるし、朝起きてパッと時計を見たら息子の誕生日の数字だったりして、「このタイミングで見るって、私やっぱりすごくない?」って、ラッキーなこととして変換する。小さなことだけど、意識するだけでラッキーが積み重なって、おまじないのように効いてくる。
ちなみに今、英語学習アプリは115日連続、オンラインの英会話も週2回続けています。増えていく数字を自慢するわけではなく、続けられる平穏な日々があるからこそ、気づけば日にちが重なっていく。ここにある数字は、幸せの数なのかもしれません。
4.だから“亜希”ビーイングでいい。全部受け入れて、ありのままで
私は年齢を重ねるというより、“日を重ねる”という感覚で生きています。これまでしてこなかったことができているのがおもしろくて、自分に対する興味がどんどん深まっているから。
ただ、「母が逝った歳を超えてみたい」という気持ちはあるかな。一番好きだった人の命の根が消えた歳だからこそ、ここを超えてからが私のもう一回の人生かなと思うんです。
人生の最終局面で、たとえ病気になって動けなくなったとしても、「ここで幸せ」って思えるように命をちゃんと使い切りたいと思っています。
改めて、私にとっての「ウェルビーイングとは?」と考えると……ウェルを二重線で消して「亜希」っていう訂正印をドン!と押した、「ビーイング」だけでいいのかもしれません(笑)。
ウェルな(よい)状態だけじゃなく、失敗も悲しみさえも受け入れていく。今ここに自分が存在すること、自分流の人生を本音で生きること。そこに豊かさを感じているのかもしれません。
あき●’69年、福井県生まれ。モデル、ファッションブランド「AK+1」ディレクター。現在は日テレ系情報番組『DayDay.』にて、木曜レギュラー(隔週)としても活躍中。その人気コーナーを書籍化した『DayDay.亜希のざっくりキッチン』(ワニブックス)が好評発売中。
エクラ5月号から、亜希さんの連載がスタートします!
亜希さんが日々の暮らしや仕事、家族との時間を通して感じたことを、毎号お届け。健やかに生きるためのヒントになるはず。
撮影/酒井貴生(aosora) ヘア&メイク/野田智子 スタイリスト/沢田結衣(UM) モデル/亜希 取材・原文/宮原友紀 ※エクラ2026年4月号掲載