マスク生活では口もとが隠れるため、口がだらしなく開きっぱなしになり、舌の筋肉が衰えがち。そこで、舌の筋肉を鍛え、“ブルドッグ顔”解消への近道と注目されている「早口言葉」のやり方を、口もと美容の専門家である歯科医師・末光妙子先生がご紹介。
《ポイントはここ!》
◦初めはゆっくりでもOK。きちんといえることが大切
初めからスラスラ音読できる人は少ないはず。まずは早口でなくても、ゆっくりでOK。口全体をしっかりと動かして大きな声で3回繰り返し、少しずつ速くしていこう。
◦ 好きな言葉を3つ選んで、朝・夕、声に出す
鍛える場所で選んでもいいし、声に出すのが楽しいからと気分で選んでもいい。3つ選んで一日2回、音読しよう。朝夕の歯磨き後など、タイミングを決めると習慣化しやすい。
◦ 笑顔をつくりながらいう
鏡を見ながら、表情筋を左右均等にしっかり動かすことと笑顔を意識して。早口言葉は上から読んでも下から読んでも同じ回文なので音のリズムもよく、自然と笑顔になるはず。
❶から❹は舌を、❺❻は顔全体を鍛えることを目的とした早口言葉。舌や表情筋を意識して、しっかり動かすこと。ひとつにつき3回ずついうのが基本。
ここを鍛える❶《舌の根元》 難易度 ★☆☆
「か」は、落ち舌に関係が深いインナーマッスル・舌骨上筋群など舌の根元を鍛えられる音。「てぃ」で舌の中央部を横に広げ、「る」で舌をぎゅっと縮める。この連続して舌の幅を変化させる動作が舌の筋肉への刺激になる。
ここを鍛える❷《舌の根元》 難易度 ★☆☆
すべての音が「か行」「が行」で構成されており、舌の根元部分を集中的に刺激できる。特につまずきやすいのが「かぐ」「ぐか」の部分。口の開きが大きく変化するため、すばやく、かつ大きく表情筋を動かすのがコツ。
ここを鍛える❸《舌の中央》 難易度 ★★☆
「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」と拗音の連続で鍛えられるのは、舌の中央部分にある外舌筋。この筋肉は、舌を上下左右と柔軟に動かすための大切な部分。ここと連動して表情筋も鍛えられる。特に「ひゅ」は表情筋を総動員できる音。
ここを鍛える❹《舌の先》 難易度 ★★★
濁音の連続なので、舌先を歯の裏に当てて破裂させるように音を弾き出したり、舌先を歯ぐきに当てて摩擦音を出すことによって舌先が鍛えられる。口の空洞を大きくつくった状態で発声するため、表情筋にも効果がある。
ここを鍛える❺《顔全体》 難易度 ★★☆
母音の「い」「う」の繰り返しにより、唇のまわりの口輪筋や口角を引き上げる口角挙筋などが刺激され、下がった口角やほうれい線対策に最適。母音の「い」は唇を斜め上に持ち上げ、「う」は唇をぐっと突き出すのを意識して。
ここを鍛える❻《顔全体》 難易度 ★★★
難易度最高ランク。口を開ける、閉じる、舌を持ち上げる、上下の唇を閉じて合わせた状態から破裂音を出すなど、舌全体、口輪筋、表情筋をすべてしっかりと動かさなければ発音できない。スラスラいえるようになるのが最終目標!