ふだん自分の星座の部分しか読まないあなた、注目! なぜ○○座はこんな性格か? のナゾが解けるのがこのページ。12星座の性格は、トップの牡羊座から始まり、最後の魚座にいたるまで、実は人の一生を12分割したものだった! 自分だけではなくてあの人の、そしてこの人の……今後の人間理解におおいに役立つ!
byレイコ・ローラン
London School of Astrology認定占星術師。日欧で西洋占星学の研鑽を積む。本職は女性誌編集者で自身もエクラ世代。「人の一生が背景になっている、という話は目からウロコでどこでもウケるので、ぜひ通しで一読を!」
イラスト/竹脇麻衣
牡羊座
【原始的エネルギーの赤ん坊】
トップバッターの牡羊座のキャラは"I am(我あり!)"と叫ぶ産まれたての赤ちゃん。生きるエネルギーがものすごくあり、原始的で、衝動的。ほとばしる情熱を消費するために、前にどんどん、危険を顧(かえり)みずに進んでいくシンプルさがイメージ。みんなが赤ちゃんのあとをつい、追いかけたくなるように、結果としてグイグイとその熱さで引っぱっていくリーダー的な立場になりがち。けれども、自分を理論的に説明することはすごくむずかしい……。シンプルで正直ゆえに、ときに歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをする人も多いのは「こういったら、こういわれるかな?」というような、憶測をしたり、裏を読むということが良くも悪くもないためなのです。
牡牛座
(Taurus 4/21〜5/21)
【五感が発達してくる幼児】
身のまわりにある「物」や「環境」に興味が出はじめる牡牛座のキャッチフレーズは"I have"。例えるなら「これおいしい。いい匂いがする。このベッドは気持ちいい」などの感覚に、とても敏感な幼児。ゆえに、五感に優れていて(その五感が満たされていれば!ですが)穏やかで牧歌的な雰囲気をもっているといわれます。色や素材感、味の微妙な違いなどに本能的に反応する人が多く、グルメ関係、スタイリストさんなどにも多く見られます。所有するのが好きで、物をためるもの好き。物に価値をおくゆえ、悪くすれば幼児の"物のとりあい"さながらに執着が強くなることも。けれどもハイレベルな牡牛座なら、趣味のよいプレゼント上手に。
双子座
(Gemini 5/22〜6/21)
【頭で考え、おしゃべりが始まる】
思考回路が発達してくる学童が双子座の根っこキャラ。ひとつ前の牡牛座ならば「このバナナ、おいしい」が大事でも、双子座は「バナナが棚の上にある。あれをとるにはステップに乗らなきゃな」などとハウツーを考えはじめます。そして長さや太さの比較、数学的思考も始まる。人生の基本は"I think"、「頭の回転が速い」などといわれるゆえんはそこに。言葉が発達するので、おしゃべりであり、コミュニケーション好き。ひいては冗談好きないたずらっ子っぽくなることも。そしてちょっとした空気の移り変わりに敏感ゆえ、少し先のトレンドを読めるという能力があり、平均以上にIT関連やマシン関連に興味があり、詳しい人が多い傾向が。
蟹座
(Cancer 6/22〜7/22)
【繊細なハートをもつ少女】
思考の次に生まれてくるのは感情。だから、蟹座は"Ifeel"。自分の周囲には小さなグループ(たいていは家族から)があることに気づき、「お母さんが好き。この家族が好き」などという感情が発達。その段階が、この星座のキャラのベースに。母性本能が強く家庭的といわれるのは、そんな背景から! 自分のグループ内と思う人には優しくしたい、優しくされたいと願う。人いちばい繊細なゆえ、他人に対しても「落ち込んでいるんじゃないかな」などと、エスパー的に読心できることも。身内か、そうでないかの境界線は常に意識しているので、自分のシャイさとも戦いながら、周囲の人の面倒を見てあげるかどうかをいつも考え(感じ?)中。
獅子座
(Leo 7/23〜8/22)
【個性が出てきて自己表現】
自分が属する小さなグループの中で、獅子座は自分の"個性"に気づく星座。ひとりずつ違うのだということを理解し、「あなたはこうでも、私はこう」という自己表現を始める"I express"。正直にものをいうこともそれほどおそれないキャラです。だから、獅子座の人は単純にいうと強く見えるタイプの人たち。ブレない何かがあったり、迎合しない、群れないというイメージ。ステージの上に立って、「私の主張はこうです」とスピーチする感じ。獅子座以外からすると、ちょっとかっこよく見えたりするけれども、弱点があるとすれば"受け身"になることが苦手なこと。ともあれ、人の個性も尊重する姿勢や、押しつけがましさがないところは美点。
乙女座
(Virgo 8/23〜9/22)
【分析・観察眼ある女子高生】
前半ラストに当たる乙女座は、「個性はあっても出しすぎはまずいでしょう」という調整に入るハイティーンのころ。ゆえに"I analyse"(分析する)という能力が発達した性格に。完璧な形が何か、が見えているので、へたするととても批判的になり、いろいろなことに対して長所と欠点をズバッということも。だから見かけによらずしゃべらせると手て強ごわい。完璧を夢見るロマンチックさがあるわりに毒舌、という複雑さのある乙女です。でも観察眼が鋭いゆえ、気働き上手でもあります。ぱっとその場に必要なものが出せる有能な看護師、マネージャー、あるいは秘書的な振る舞いができる。そしてそれがきちんと認められることが生きがい。
天秤座
(Libra 9/23〜10/23)
【麗しく社会人デビュー!】
後半のトップバッター、天秤座はフレッシュな社会人1年生のようなキャラ。自分という個人のほかにもうひとり、別の個人が目の前に登場。その人とどう交渉しようか、どうバランスをとっていこうか……という"I weigh"(秤にかける)という活動に重点をおきます。「こんにちは」とにこやかに握手をして出会いを喜びつつ、相手を観察。おしゃれの動機も「(人から見ても)これ素敵に見えるかしら?」が大事で、自己満足はいや。だから、エレガントな身のこなしや身だしなみを追求。愛想はいいけれども、半面、入り込みすぎはしない。それがへたすると八方美人ともいわれるゆえんですが、とにかく他人を大事にしたいのです。
蠍座
(Scorpio 10/24〜11/22)
【深い人間関係を求める時】
人と人との距離感ある付き合い方を、さらに深めたいと思うセクシー美女が蠍座の裏キャラで、その情熱は"Idesire"。この人!と思うとぐっと近づきたい。信じた人とは深い愛情関係や友情を結び、人でなくても、あるものごとを極めたいと思えばどんどん掘り下げていく。これ、と決め込んだ場合は地獄の底までついていく、というほど強い結びつきを求める人。半面、自分の深さを知るゆえ、人前ではそれほど出さずにあえてユーモラスに、軽やかに振る舞う人も。でも本音では、眼前にあることはがっつりとがんばる、根性を出す、ということが大事で自分にも厳しい。蠍座のハートを手に入れたら一生の財産だけれども、裏切りは絶対ダメです!
射手座
(Sagittarius 11/23〜12/21)
【自由な冒険に出たい中年期】
射手座は蠍座の反動で「結びつきから自由になりたい」といいはじめる冒険者のキャラであり、"I explore"がキャッチフレーズ。もう少し広い世界が見てみたいといい出し、旅に出てしまうオジサンのよう。まだ見ぬ何かや、夢を追い求めて……よい対象を見つければすばらしい研究者、探求者にも。半面、熱しやすく冷めやすいところも。ただ囚とらわれがないぶん、とにかくおおらか。小さいことは気にしない。それゆえ射手座に悩み相談をすると、気持ちが楽になるアドバイスをくれる人が多い。「まぁ、いいよ、そのくらいの失敗」というのが典型的な反応。自由を最も愛するがゆえの解放感があるのが強み。
山羊座
(Capricorn 12/22〜1/19)
【プロフェッショナルが完成】
なにかしらの専門分野でキャリアを築き上げた、しっかり者の初老の大人。それが山羊座のキャラ。実用的なものを好むため、キャッチフレーズは"I use"。プロフェッショナル意識が強く、ストイック。世の中で実際に使えるものを追求したい……またはある意味、自分を"実用化"したいという願望が。それが、一般的に性格はまじめでコツコツ、といわれるゆえん。でも性格だけを聞いて「なんて地味だ」と嘆く山羊座も多い。しかし、実は野望が大きい! 山のてっぺんに登りつめるには、地道な努力が必要なのです。現実的な視点をもちつつも一歩引いた態度をもった、かっこいい女社長みたいにもなれる?
水瓶座
(Aquarius 1/20〜2/18)
【知恵あふれる長老か仙人か】
もう実質的な職業はリタイア。けれども自由なスタンスで、上下関係を離れて、わきから意見する長老が水瓶座のキャラ。"I know"――もうだいたいのことは知っているし、わかった。そんな感覚があるので未来志向で、どこか浮世離れした雰囲気の人も。思考が完成しているため、アンドロイドっぽい不思議な魅力のある人もちらほら。人間は皆、個性があり、平等であるべきで、変な因習などナシに生きていけるユートピアを実現したいと夢見ています。博愛主義者であり、客観的でクールな"百方"美人。誰かが変わり者でも、自分がちょっと変わっていたりするのもよし!さっぱりしていて付き合いやすいけれども、深入りは苦手かも。
魚座
(Pisces 2/19〜3/20)
【あの世のそばで微笑む老女】
魚座は最後に「あとは死ぬだけだから、自分は与えていきましょうね」という気持ちの優しいおばあちゃんが裏キャラ。信心深く("I believe")、己を犠牲にしてでも、分け与えて去るのがよいのではという人生の最終形。だから他人との境界線が薄れがちで同情心にあふれた人。仕事にしても恋愛にしても、相手にスッと寄り添って同化するように入っていくのが得意。霊的な世界を自然に感じていて、目に見えないものの存在をなんとなく信じているゆえ、それをなんらかのかたちで描こうとするアーティスティックな人も多い。現実の世界でハイレベルな人は宗教家や慈善事業の活動家に。「無償の愛って何?」と聞けば、きっと答えをもっている。