歴史ある名所と注目のパティスリーやクリエイターによるショップが集う覚王山。ここはレトロとモダンが融合した魅力を存分に味わえるまさにリュクスな街でした。
今回の名古屋旅、もちろん名古屋城や犬山城、熱田神宮、栄といった 王道の観光地へは足を運びました。
でも、私がとっても気に入ったのは 一味違う 名古屋!
それは、古いものと新しいものが心地よく混ざり合い、素敵な雰囲気を醸し出している街、覚王山。
日泰寺の五重塔
歴史的建築や文化的な見どころがたくさんありました♫
まずは この街の象徴《日泰寺》をお参りしてから散策をスタート。
日本とタイを結ぶ超宗派の寺院です。
タイ王国から寄贈された仏舎利が安置されているのは 日本でここだけだそう。
本堂の中にはタイ語の文字や象の置物があったりと、不思議な感じがしました。
日泰寺本堂
お参りを終えたら、興味津々のスポット巡りの始まりです♪
日泰寺の参道には、昔からある個性的なお店から洗練を極めた専門店まで、様々なショップが軒を連ねています。
こだわりのドーナッツが人気のZARAME NAGOYA
和モダンなデザインのお店、パティスリー シェ シバタ
美しいケーキが整列するショーケース
まるでアートのようなビジュアルのスイーツがショーケースに輝く《パティスリー シェ シバタ》を始め、ハンドメイドドーナツ《 ZARAME NAGOYA 》、世界各国の紅茶とスパイスの専門店《 えいこく屋》、チーズ専門店などおしゃれなカフェやレストランがいっぱい♬
そこから少し歩けば、フルーツ大福で有名な 《弁財天》の本店も。
世界各国の紅茶やスパイスを扱う《えいこく屋》 お隣は本格インドカレーのレストラン
こんな風に 美味しいものや可愛い雑貨、こだわりの品を扱うお店がひしめき、ワクワクできるのですが…。
絶対に外せないのが、今回のお目当てだった歴史的な名建築 《揚輝荘 》と 個性的なクリエイターたちが集う《 覚王山アパート》!
やはり、 アート好きな私の関心は、ここでも建築や文化へと向かうのでした。
日泰寺参道から細い路地を進むと突き当たりにある急な階段。わくわくしながら降りていきました
こちらが覚王山アパートの正面入り口
いろいろなショップが入っています。
ここがクリエーターのショップやアトリエが集まる築約70年のアパートです。
個性的なアクセサリーや針金アート、古本カフェ、ギャラリーなどがひしめき合うカオスな世界!
古い木造アパートの引き戸を開けると、そこには秘密基地のような世界が広がっています
クリエイターさんがそこで製作していれば交流もでき、作品へ込めた思いなどを伺うこともできます
まるでおもちゃ箱に迷い込んだような空間で
個性的な作品と レトロな気分をたっぷり味わえるアパートでした。
ノスタルジックな気持ちに浸りながら、次に向かったのは大本命の《揚輝荘》
迎賓館として使われていた《聴松閣》 インドや英国などの建築様式がミックスされた とても面白い建築
松坂屋の初代社長である15代 伊藤次郎左衛門 祐民が 大正から昭和初期にかけて 建設した歴史的建造物で、茶室、 廊橋、 伴華楼、聴松閣などが 名古屋市の指定有形文化財になっています。
《伴華楼》 細部にまでこだわりが感じられる装飾が素敵。丁寧な仕事は歴史的な建築ならではのもの。
覚王山の丘陵地に別邸として建てられた《揚輝荘》は経営者や財界人の社交の場、 国際交流の場として使われていたそうです。
幾何学的な模様が 随所に施されていて モダンな感じ
庭園のお茶室や池にかかる廊橋も、趣があり 素敵でした。
池にかかる 廊橋《 白雲橋》
橋の天井には迫力ある龍の絵が。
古いものには、丁寧な仕事による装飾や、デザイン性の高いものが多く、本当に魅力的!
専門分野として美術や建築を学んでいたこともあり、古い町並みや建築物にとても興味がある私にとっては 心満たされる1日となりました。
私は『リュクス』という言葉の意味を、
「値段や知名度などは関係なく、自分が本当に気に入ったものを選ぶことこそが真の贅沢であり、ものごとの質や自分のこだわりを大切にする概念」だと捉えていますが、
古き良きものを大切にしながら 新しいものと うまく融合させ個性を出しているこの街全体の雰囲気から『リュクス』を感じました。
名古屋で住みたい街として必ず名前が挙がる人気エリア《覚王山》は高級住宅街としても知られているそうです。
目的のスポットを巡る際には閑静な住宅街を抜けて行くのですが、ここでも伝統とモダンを上手に融合した邸宅が多く見てとられ、覚王山に住む方々の「 古いものを大切に継承していきたい」という心と文化を感じました。
かつてのお屋敷の門や塀を残し、新しい建物と上手に組み合わせた現在の姿は、洗練されていてとても素敵でした。
ここに住む人々のそんな心意気がこの街全体のリュクスな雰囲気を作り上げていて、憧れのエリアである所以が分かりました。
フルーツ大福の《弁財天》のすぐ近くは、階段だらけ!起伏の激しい 覚王山エリアを実感
今年の5月の連休に訪れた名古屋ですが、中心部から少しだけ足を伸ばすと 穏やかで落ち着いた素敵なスポットがたくさんあることを知り、また違う一面を発見しに行きたいです。
大都会ではあるけれど、お城や城下町とともに発展し、歴史や文化を尊重する気持ちが至るところに表れていて、名古屋の文化をもっと深く知りたくなる旅となりました。