タイのアユタヤ王朝は、その壮大な遺跡群で世界的に有名です。アユタヤ歴史公園には、見どころ満載の寺院や遺跡が点在しており、タイ旅行の際には訪れるべきスポットです。バンコクから日帰りで行けるアユタヤ遺跡巡りをご紹介します!
Ayutthaya Historical Park l อุทยานประวัติศาสตร์พระนครศรีอยุธยา
バンコクから日帰りで行ける人気観光地、アユタヤ歴史公園。
かつてアユタヤ王朝(1350〜18世紀初頭)の都として栄えたこの地には、今も数々の寺院跡や仏像が残り、世界遺産として多くの観光客を魅了しています。
崩れた仏塔や首のない仏像、そして木の根に包まれた仏頭像…。
歴史のロマンを感じる神秘的な遺跡を、実際に歩いて巡ってきました。
アユタヤ王朝の遺跡を訪れるには、バンコクからいくつかの移動手段があります。
1. バス
バンコクのモーチット駅(Mo Chit)から、アユタヤ行きのバスが頻繁に出ています。所要時間は約1時間半。料金もリーズナブルで、人気の移動手段です。
2. 電車
バンコクのフアランポーン駅(Hua Lamphong)から電車でアユタヤへ向かうことができます。所要時間は約1時間半~2時間。電車の車窓から見えるタイの田園風景も楽しめます。
3. タクシー
タクシーでの移動も便利です。料金はバスや電車に比べて高めです。所要時間は約1時間半。
4. ツアー
アユタヤ遺跡を効率よく巡りたい方には、現地ツアーの利用がオススメです。ガイド付きツアーもあるので、遺跡についての詳しい解説を聞きながら回ることができます。
このブログでは、アユタヤ現地に到着後、実際に私が歩いて巡った順に、アユタヤ遺跡の見どころや魅力を詳しくご紹介します。
ワット・マハタート(Wat Maha That|วัดมหาธาตุ)
Wat Maha That|วัดมหาธาตุ
ワット・マハタートวัดมหาธาตุ (Wat Maha That) は、アユタヤ遺跡を代表する名所のひとつで、アユタヤ旧市街の中心部に位置しています。14世紀、アユタヤ王朝のウートーン王によって建立されたとされ、王室の宗教儀式や高僧の出家、仏教行事などが行われた、政治・宗教両面において非常に重要な寺院でした。
中央にはかつて高さ40メートルを超える壮大なプラーン(クメール様式の仏塔)がそびえていましたが、地震や戦争、風化によって現在はその基壇のみが残っています。それでも、その土台の大きさから当時の壮麗な姿を想像することができます。
境内には、赤レンガ造りの回廊跡や、首を失った仏像がずらりと並び、かつての栄華とビルマ軍による破壊の痕跡が生々しく残されています。これらの仏像の多くは、18世紀後半のビルマ軍侵攻時に破壊され、貴重な仏教美術の一部は国外に持ち去られたとも言われています。
中でも特に有名なのが、「木の根に包まれた仏頭像」。境内の一角で自然と融合するように鎮座しており、樹木の根が仏頭を抱くように成長している姿は、まさに自然と信仰が共存する神秘的な光景。撮影スポットとしても大人気ですが、仏像よりも頭を高くして撮影するのは不敬とされているため、写真を撮る際は座った姿勢で敬意をもって行いましょう。
ワット・ノック(Wat Nok|วัดนก)
Wat Nok|วัดนก
観光客の少ない静かな遺跡で、落ち着いて散策できる穴場スポットです。崩れた仏塔とレンガ造りの回廊跡が、当時の建築様式を今に伝えています。遺跡の静けさが、アユタヤの時間の流れをゆっくりと感じさせてくれます。
ワット・ランカーダム(Wat Langkhadum|วัดหลังคาดำ)
Wat Langkhadum|วัดหลังคาดำ
「黒い屋根の寺」とも呼ばれるこの寺院は、現在は屋根が失われた仏堂跡が印象的です。朽ちた柱と仏像の台座のみが残り、まるで時が止まったかのような空間。写真好きな方にもおすすめのスポットです。
ウボソット(Ordination Hall|สด)
Ordination Hall|สด
仏教儀式を行うための重要な建築「ウボソット(本堂)」も訪れました。ここでは僧侶の出家式や重要な説法が行われていた神聖な場所です。建物の構造や配置に当時の宗教観が色濃く反映されています。
ヴィハーン(Vihara|Sermon Hall วิหาร | ศาลาธรรม)
Vihara|Sermon Hall วิหาร | ศาลาธรรม
説法や参拝者のためのホールで、かつては多くの信者が集まったと言われています。屋根のない廃墟となった今でも、荘厳な雰囲気を感じることができます。静かに座って目を閉じれば、かすかに当時の読経が聞こえてくるような気がします。
ワット・ロカヤスタ(Wat Lokaya Sutha|วัดโลกยสุธา)
Wat Lokaya Sutha|วัดโลกยสุธา
巨大な涅槃仏(寝釈迦像)で有名な寺院跡。全長28メートルの仏像は圧巻で、訪れる人々を優しく包み込むような雰囲気があります。頭部には蓮の花を模した枕が添えられ、細部にまで美しい意匠が施されています。
エレファント・パーク(象のパーク)
最後に訪れたのは、象と触れ合える観光スポット。人懐っこい象たちとのふれあいは、アユタヤの遺跡巡りの締めくくりにふさわしく、心をやさしく癒してくれるひとときとなりました。
まさに、“Amazing Thailand” を実感できる体験です。
アユタヤ散策を振り返って
アユタヤには、歴史の重みと静けさが同居する、どこか特別な空気があります。
時を越えて今も残る風景は、訪れる人の心をそっと揺さぶります。
バンコクからアクセスしやすく、歴史好きはもちろん、ゆったりとした時間を求める旅にもぴったりです。
アユタヤ王朝遺跡
正式名称
Ayutthaya Historical Park
(อุทยานประวัติศาสตร์พระนครศรีอยุธยา)
住所
196 Moo 4 Khlong Tho Rd, Tambon Pratuchai, Phra Nakhon Si Ayutthaya
13000, Thailand
最寄り駅
Ayutthaya 駅
(タイ語:สถานีรถไฟอยุธยา, コード:อย.)
路線
タイ国鉄 北線・東北線
所要時間
バンコク フアランポーンから約1時間30分