昨夏、頚髄を損傷し、手足に麻痺が残ってしまった私。今日は、そんな私の日々に欠かせないアイテムのお話をします
自助具、というを存在を知ったのは、入院中寝たきりの状態から少しずつ動けるようになった頃でしょうか。
障害や病気等で困難になった動作を補う役割を果たしてくれるもので、読んで字のごとく自分を助ける道具とはなかなかわかりやすいネーミングじゃないの、などとどこか他人事のように感心していたものです。
入院当初は看護師さんにごはんを食べさせてもらっていた私が最初に使ったのは、『万能カフ』という名の自助具。これをスプーンやフォークの柄に取りつけることで、手が不自由でも自力で食事をとるのが可能になるのですね。久しぶりに自分で動く喜びを得た私は、これを契機としてよりいっそうリハビリに励むのですが……
私の右手。これ以上は自力で指先が伸びません。左に至ってはほぼ動かない。
私の場合、足の回復はかなり良いのですが、手の方は日常生活を送るにはなかなか難しい状態でして。
左手は握力ゼロ、右手は握力に関してはいくらかあるのですが逆に指先が伸びないし力も入らないんですね。退院して初めて自販機を使用した際、この手では受け取り口からおつりを取ることが出来ず20円を諦めたという、やや悲しいエピソードもあります(後に親指をうまく使えば取れることが判明)。
そんな私ですから、退院後もやはり自助具は必要!
というわけで、日頃お世話になっている道具たちを一堂に集めました↓
まずはお箸。
万能カフで経験を積み、スプーンやフォークに関しては自分の手で握れるようになりましたが、お箸となるとやはり難しい。
そこでこの『箸ぞうくん』の出番です。
通称・バネ箸とも呼ばれる箸ぞうくんは、ジョイント部分に入っているバネが常に開く方向に働いて、↑このように持つ事でうまく食べ物を挟んでくれるのですね(この説明で伝わりますか……?)。
続いて自助包丁。
ハンドル部分の角度を変えられるので、使う人の手の状態に合わすことができます。
包丁立てもついていて、安心安全!
そして、思わず使ってみたくなる便利グッズ、ボタンエイド!
紹介します。私の心強いパートナー、ボタンエイドさんです
まず、ボタンホールにボタンエイドの先端をくぐらせます。
ハイ、ボタンを引っかけます。
そのまま、再びボタンホールに向かってバックオーライ
はい! ボタンを留められました!
このボタンエイドにしても、他の自助アイテムにしても、その構造自体はシンプルなのに、確実にユーザーの動作の補助を果たしてくれるのがかっこいいというか、感動するのです。
考案した人ににただただ敬服します。
そして、自助アイテムというわけではないのですが、個人的に使いやすいと思ったのがこのお財布。
zucchero メッシュ長財布
先述したように私の手は指先が伸びず力も入らないので、小銭入れから小銭を出す、という動作はとても困難なのです。
が、こちらのお財布は小銭入れがとにかく広い、大きい!
財布の蓋部分が小銭入れになっていて、手が不自由な私でも扱いやすいのです
こんな感じで手をまるごと突っ込んで小銭を出すことが可能。これが小さくて狭いと、指先だけで取り出さないといけないですから、今の私には難しいのですね。
革も柔らかくて、手の力が弱くても使いやすいのです。
分厚いのでかさばってしまうという点はありますが、今の私にとってむしろ意味のある大きさと言えるでしょう。
そして最後に。
一番最初の写真にいるキティは何ぞ? と思われた方もいらっしゃると思います。
ご紹介します。
杖ホルダー、キティ。
退院したての頃、外出する際は杖を使っていたのですが、例えば買い物の支払いをしたい時に、持ってる杖を台などに引っ掛けたいじゃないですか? でも杖の持ち手部分で引っ掛けようとすると、安定せずほぼ確実に落ちます。
そんな時の杖ホルダーなのです!
お腹に滑り止めがついています。可愛い♡
色々なデザインの杖ホルダーがありますが、私は断然キティちゃんが良かったのです。
身体が不自由な状態で一人で外出するのは、ものすごく丸腰感があります。そんな心もとなさも、キティと一緒なら大丈夫! という気持ちにさせてくれるといいますか。まあ、単に可愛かったから、というのもあるのですが。
究極の理想を言えば、これらの自助具を使わずとも生活できる体に戻りたいというのが本音です。けれど先のことはお医者さんにもわかりません。
今後もリハビリで機能の回復に努めつつ、自助具に助けてもらいながらできるだけ生活しやすい方法を模索する、それが現実的な方法なのかなぁと今は思っています。
てなところで、最近ダイエットで目標体重に到達したのに、なぜかおなか周りのサイズが変わらず、落胆のうちにリバウンドしつつある私からは以上です。