落ち着いた雰囲気のお寿司屋さんを貸し切りで楽しみました。
本郷三丁目駅から徒歩5分。
閑静な住宅街にひっそりと佇む「鮨 伊保」さん。
家族でちょっとしたお祝いにお寿司をいただくことになりました。
「鮨 伊保」さんは、今回、初めて訪れたお寿司屋さんです。
暖簾を潜ると何とも落ち着いた、とてもこじんまりとした店内にクラシック音楽が流れていました。
店内はカウンター5席のみ。
必然的に、この日は我が家だけで貸切状態に。
私たち夫婦と同年代の大将がお一人でお店の切り盛りをされています。
寡黙で職人気質だからあまりお話しない方なのかなと思いましたが、つかず離れずのいい距離感で色々とお話してくださいます。
■ 厳選された食材のおつまみ5品
予約したのはおまかせコース。
おつまみ5品と握り8貫、お椀で構成されています。
先ずは蒸し鮑が出てきました。
続いて真鯛、鰺のお刺身と続きます。
蒸し鮑
真鯛の刺身
鰺の刺身
雲丹と白海老
太刀魚の塩焼
いくらの小丼
次に雲丹と白海老、太刀魚の塩焼き、いくらの小丼と続きます。
何と、ここまでがおつまみ、つまり前菜のような感じです。
このいくらの小丼がメインか締めでも良いのではないかしら?と思うほど、バラエティに富んだ5品です。
1品1品、とても丁寧な手仕事で素材が生かされているのがよくわかります。
そして、あまりの美味しさについついお酒が進んでしまいます!
ここまでで既にビールを2本ほど空けました(笑)!
完全に酔いが回る前に、次女が写真を撮ってくれました。
■技が光る握り8貫
そして、ここからがお待ちかねの握りです。
ネタは全てその日の仕入れによって変動するそうです。
この日は小鰭、平目、赤貝、鮪の漬け、大トロ、雲丹、ずわい蟹、穴子と、全8貫でした。
小鰭
平目の昆布〆
赤貝
鮪の漬け
大トロ
雲丹
ずわい蟹
穴子
出てくるお寿司はどれも素晴らしく、新鮮なネタの持つポテンシャルを追求し、最大限生かした職人技に舌鼓を打ちました。
タイミングを見計らって、大将が次のお寿司を出してくださります。
このタイミングがまた絶妙なんです!
大将が全てお一人で切り盛りしていらっしゃるのでさぞかし忙しいのではと思いきや、こちらの様子を伺いながらゆったりとした所作で次のお寿司の準備を進めてくださるので、目の前で座る私たちもリラックスして過ごすことができます。
■ 追加でリクエストも
全コースを食べ終えると、リクエストで好きなものを握ってもらうことに。
そこで、私は大好物の大トロの握りと巻物をリクエスト。
巻物のトロたくに乗っている沢庵は、自家製だそうです。
甘くなくてきりっとした辛めの味付けが甘い脂の乗ったトロとの相性抜群でした。
海苔の風味と自家製たくあん、脂の乗ったトロがたまらない!
また、大トロは脂がいい具合に溶けるよう、少しだけ温かいシャリを使っていました。
大将によると、ネタに合わせてシャリの温度も変えているそうです。
やはり、こだわりを凄く感じられます!
聞くと、毎朝ご自身で豊洲に出向き、信頼のある仲卸から選び抜かれた物のみ仕入れをするそうです。
その日採れた新鮮な食材の良さを最大限生かす大将の技術やセンスの素晴らしさ!
それこそが極上品に仕上がる秘訣なのだなあとつくづく感じました。
■目と耳と舌で味わう特別感
おつまみやお寿司の素晴らしさも然る事ながら、使用されている器類に目を奪われました。
食器通の夫がすかさず「器はどちらのですか?」と、お寿司よりも先に器について大将に伺うと、全て「織部焼」とのこと。
深みのある色合いや、型にとらわれない大胆で個性的な器形が織部焼の特徴だそう。
店内の壁にもずらりと織部焼のカップや食器が並びます。
一つ一つが手作りで温かみのある、でもとても洗練されたモダンな食器類は、お寿司の美味しさをさらに引き立ててくれます。
また、店内の様子も少し、ご紹介しますね。
「組子細工」のタペストリーや、大将の信条とも言える「一期一会」の掛け軸。
毎朝豊洲で仕入れる食材との一期一会をお客に提供する、ということを大切になさっているそうです。
ここでも繊細な大将のこだわりが感じられます。
jacket/ blouse/ pants: すべてWhim Gazette / bag:tod's
職人技が光る美味しいお寿司とバックグラウンドに流れる優雅なクラシック音楽。
そして、ホッと心が和むこだわりの食器やインテリア。
目と耳と舌で感動を味わえる、そんな特別な時間を堪能できました。
その日しか味わう事のできないネタを求めて、また訪れたいと心から思えるまさに「一期一会」のお寿司屋さんでした。
大切な人とぜひ、貸し切りで心地よい時間を過ごしてみてください♪