舞台を観るたびに野田秀樹さんの頭の中を覗きたくなる。今回も、たっぷり野田ワールドの沼に。
野田秀樹さんが主宰する劇団「野田MAP」
日本語ならではの言葉の特性を巧みに操り、目の前に広がる世界が言葉のとらえ方で一瞬で違う世界へ引きずり込む。
まるでイリュージョンのような舞台。
毎回楽しみにしている舞台の1つです。
楽しみすぎて、早く劇場に着きすぎました
チームJマダムメンバーのマサコです
待ちに待った大阪公演
今回のテーマは「なんともいたたまれない不条理」でした。
不条理って?
辞書で調べると「筋道が通らないこと、道理に合わないこと」というような意味が出てきます。
日々の暮らしに不条理に感じることは、あるでしょうか。
話が通じない人とか、ちょっと感覚が違うな~と思うことはあっても「不条理だ!」と声高に訴えることは、なかなか少ないような気がします。
舞台は、タイムマシーンのように時間と空間を駆け抜けて、観客が、ほぼ同時に「え、ここなの?」とハッとさせられる不条理の沼に着地します。
ネタバレになるので、これ以上は控えますが
あーーー今回も、深い沼に来ちゃったな、と。
忘れてはならない不条理。
髙橋一生さん、松たか子さん、多部未華子さんらキャストが明るく、軽やかに笑いを生みながら舞台を駆け回れば、駆け回るほど、その不条理に心が痛みます。
今、私がブログを書かせていただいている、この瞬間も不条理の波をウサギは走っている現実。
ウサギとは、人類が引き起こしている環境破壊、戦争、未来のAIがもたらす諸課題、格差など目を向けなければならない課題のすべてを指すのだと思います。
今、目の前にある豊かさに感謝して。
私なりに出来ることをやっていこう。
そんな思いと、なんともいたたまれない不条理に心が震えた夏の夜でした。
今回も劇場は大阪、上本町の「新歌舞伎座」野田さん、ここが好きなのかな