まだ20代の頃に骨董品店で出会った古伊万里の大皿。一期一会で手に入れた器は私の宝物です。
● 骨董は、一期一会のときめきの出会い
20代後半に、初めて古伊万里の蕎麦猪口を手に入れてから、
骨董品店や骨董市巡りばかりしていた時期がありました。
その頃に出会ったのが、こちらの特大サイズの古伊万里。
見た瞬間に目が釘付けになって、
まさに一目惚れ、でした。
それまで、少しずつ集めていた古伊万里の蕎麦猪口や豆皿、小鉢などに比べると、私にとっては初の大物で、
勇気のいるお値段でしたが
骨董品店の店主さんに
「この大きさの古伊万里はなかなか出てこないよ」
と言われて心を決め、家に連れて帰りました。
上半身くらいの大きさです
● 愛嬌のある12支の動物たち
この大皿に、ぐるりと描かれているのは十二支。
実は、全員背中を向けたり
寝転がったりしています。
ねずみ
うし
とら
うさぎ
たつ
へび
誰も正面を向いていないところが、
なんとも奥ゆかしいというか
愛嬌があるというか
かえって想像を掻き立てられるようで
描き手の遊び心や粋を感じます。
うま
ひつじ
さる
とり
いぬ
いのしし
裏側にもおめでたい柄や文字が
丁寧に描かれています。
きっと素敵なお祝いの席で
使われていたんだろうなぁ、
と何十年、何百年前に
この大皿を大切に使っていた人達に思いを馳せ
1人想像にふけるのです。
● 見てよし、使ってよし
私は骨董も飾るだけではなく、
普段にどんどん使って楽しむ主義
現代の器にはない、柔らかい肌当たり、
温かみのある素朴な質感が魅力です
この大皿は、お料理をのせた時の見栄えも抜群で、
和も洋も、スイーツも受け止めてくれます。
懐の深い器です。
お正月のお節
手に入れて20年以上過ぎても
見れば見るほど「好きだなぁ♡」
と思えるお気に入りの古伊万里。
長い時を超えて、私の前に現れてくれたこの器を
これからも大事に使っていきたいと思います。